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理由で解く 看護師国試 第9章
状況設定
第09分野 精神看護学 全89問
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出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問109
Aさん(38歳、男性、会社員)。両親と3人暮らし。25歳のころに双極性障害と診断された。3か月前から気分が落ち込み夜も眠れず、食欲もなくなり仕事を休むことが多くなってきた。無力感を感じるようになり、休職して精神科病棟に任意入院した。入院後は1日中ベッドで横になって過ごし、他の患者との交流もみられない。看護師が話しかけても簡単な返事をするだけで無表情である。食事は病室で摂取しており、摂取量は少ない。
入院後1週が経過した。Aさんはベッドに横になりじっと窓を見つめていることが多くなった。看護師が何をしているのか話しかけると、Aさんは「死にたいと思っている」と答えた。このときの看護師の対応で適切なのはどれか。
1
話題を変える。
2
気分転換を促す。
3
すぐに良くなると励ます。
4
自殺しないことをAさんに約束してもらう。
解答4(自殺しないことをAさんに約束してもらう。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問110
Aさん(38歳、男性、会社員)。両親と3人暮らし。25歳のころに双極性障害と診断された。3か月前から気分が落ち込み夜も眠れず、食欲もなくなり仕事を休むことが多くなってきた。無力感を感じるようになり、休職して精神科病棟に任意入院した。入院後は1日中ベッドで横になって過ごし、他の患者との交流もみられない。看護師が話しかけても簡単な返事をするだけで無表情である。食事は病室で摂取しており、摂取量は少ない。
入院後4週が経過した。昨日は、午前中ホールに1回出てきたが、すぐに病室に戻ってしまった。今朝、看護師がホールに出てきたAさんに「おはようございます」と声を掛けたところ、「おはよう」と答えただけで病室に戻ってしまった。夕方には他の患者とも会話をしたり、一緒にテレビを見たりするようになった。看護師が気分について尋ねると「まだ死にたい気持ちが残っている」と話した。このときのAさんの状態のアセスメントとして正しいのはどれか。2つ選べ。
1
過活動である。
2
気分には日内変動がある。
3
自分に注目して欲しいと思っている。
4
行動の回復と感情の回復に差が生じている。
5
看護師に声を掛けられたことに怒りを感じている。
解答2(気分には日内変動がある。)、4(行動の回復と感情の回復に差が生じている。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問111
Aさん(38歳、男性、会社員)。両親と3人暮らし。25歳のころに双極性障害と診断された。3か月前から気分が落ち込み夜も眠れず、食欲もなくなり仕事を休むことが多くなってきた。無力感を感じるようになり、休職して精神科病棟に任意入院した。入院後は1日中ベッドで横になって過ごし、他の患者との交流もみられない。看護師が話しかけても簡単な返事をするだけで無表情である。食事は病室で摂取しており、摂取量は少ない。
入院後3か月が経過した。Aさんは気分が安定し、食事も全量摂取できるようになり、日中は作業療法に週4日参加している。「もう死にたい気持ちはなくなりました。でも、まだ短時間しか新聞を読めないので、仕事に戻るのが不安です」と話している。Aさんの退院に向けた支援として適切なのはどれか。2つ選べ。
1
転職を勧める。
2
上司との面会を設定する。
3
再発のサインを一緒に見つける。
4
自信が持てるようになるまで待つ。
5
作業療法に集中力を高めるプログラムを入れる。
解答3(再発のサインを一緒に見つける。)、5(作業療法に集中力を高めるプログラムを入れる。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問112
Aさん(23歳、女性)は、大学を卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「ユニフォームが似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にやせが目立つようになった。母親がAさんに食事を作っても「太るのが怖い」と言って食べず、体重は2週間で5kg減少した。心配した母親とともに精神科外来を受診し、摂食障害と診断され、開放病棟へ入院した。入院時、身長160cm、体重37kgであった。
入院から1週間の期間に観察すべき項目はどれか。2つ選べ。
1
浮腫の程度
2
過食の有無
3
活動量の低下
4
嚥下障害の有無
5
振戦せん妄の有無
解答1(浮腫の程度)、2(過食の有無)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問113
Aさん(23歳、女性)は、大学を卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「ユニフォームが似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にやせが目立つようになった。母親がAさんに食事を作っても「太るのが怖い」と言って食べず、体重は2週間で5kg減少した。心配した母親とともに精神科外来を受診し、摂食障害と診断され、開放病棟へ入院した。入院時、身長160cm、体重37kgであった。
入院後2週が経過した。Aさんは食事の時間に食べ物を細かく刻み、1時間以上時間をかけるが、摂取量はスプーン1杯ほどである。ベッド上でストレッチを2時間行っている。Aさんと話し合ったところ「私はこの病棟で一番太っているから少しでも痩せなきゃ」と話した。看護師の関わりとして適切なのはどれか。
1
体重測定の回数を増やす。
2
鏡でAさんの全身を映して見せる。
3
痩せたいという気持ちについて話し合う。
4
Aさんは看護師よりも痩せていると伝える。
解答3(痩せたいという気持ちについて話し合う。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問114
Aさん(23歳、女性)は、大学を卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「ユニフォームが似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にやせが目立つようになった。母親がAさんに食事を作っても「太るのが怖い」と言って食べず、体重は2週間で5kg減少した。心配した母親とともに精神科外来を受診し、摂食障害と診断され、開放病棟へ入院した。入院時、身長160cm、体重37kgであった。
入院後3か月が経過した。Aさんは体重が43kgまで増加し、主治医と相談して、退院の準備をすることになった。退院の話題が出ると、Aさんと母親は口論することが多くなった。父親は出張が多く、面会に来たのは一度のみであった。退院に向けてAさんと家族に勧めることとして最も適切なのはどれか。
1
栄養指導
2
作業療法
3
家族療法
4
単身生活の開始
解答3(家族療法)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問106
Aさん(28歳、女性)は、両親と3人で暮らしている。24歳のときに統合失調症を発症し治療を開始している。Aさんは大学卒業後に一度就職したが、発症後に退職し、現在も無職である。2週前から元気がなく、自室に引きこもって独り言を言っているのが目立つようになったため、両親同伴で外来を受診した。両親からは、1年前から便秘が続き、Aさんが薬の副作用(有害事象)を気にするようになったという話があった。
Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1
「薬は飲まないといけません」
2
「薬には副作用があるものですよ」
3
「便秘は副作用ではありませんよ」
4
「便秘の対処方法を一緒に考えましょう」
解答4(「便秘の対処方法を一緒に考えましょう」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問107
Aさん(28歳、女性)は、両親と3人で暮らしている。24歳のときに統合失調症を発症し治療を開始している。Aさんは大学卒業後に一度就職したが、発症後に退職し、現在も無職である。2週前から元気がなく、自室に引きこもって独り言を言っているのが目立つようになったため、両親同伴で外来を受診した。両親からは、1年前から便秘が続き、Aさんが薬の副作用(有害事象)を気にするようになったという話があった。
診察では幻聴の悪化が認められたため、薬物治療の見直しが行われた。その後、定期的に両親同伴で外来通院を続けた。3か月後、幻聴は改善傾向を示し、規則正しい生活ができるようになった。外来の診察で、悪化した原因を改めて振り返ったところ、Aさんは「半年前から家族に分からないように薬をトイレに捨てていた」と話した。診察後、Aさんからそれを聞いた両親が、医師や看護師の目の前でAさんを大きな声で叱ると、Aさんの表情は険しくなった。Aさんの両親に勧めるものとして適切なのはどれか。
1
心理教育
2
内観療法
3
自律訓練法
4
精神分析療法
解答1(心理教育)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問108
Aさん(28歳、女性)は、両親と3人で暮らしている。24歳のときに統合失調症を発症し治療を開始している。Aさんは大学卒業後に一度就職したが、発症後に退職し、現在も無職である。2週前から元気がなく、自室に引きこもって独り言を言っているのが目立つようになったため、両親同伴で外来を受診した。両親からは、1年前から便秘が続き、Aさんが薬の副作用(有害事象)を気にするようになったという話があった。
さらに3か月後、家事の手伝いができるようになり、家庭内で落ち着いた日常生活を送れるようになった。Aさんは「自分のことは自分でできるようになって、将来はまた働きたい」と話すようになり、社会復帰に向けて社会資源の利用を検討することになった。この時点でAさんに紹介する社会資源で適切なのはどれか。
1
就労移行支援
2
地域活動支援センター
3
居宅介護〈ホームヘルプ〉
4
短期入所〈ショートステイ〉
5
共同生活援助〈グループホーム〉
解答1(就労移行支援) または 2(地域活動支援センター) 〈複数正答:いずれも正解〉
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問106
Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。
Aさんの退院について、両親は「退院は反対。入院前のように隣人とトラブルになるのではないかと不安です。私達も高齢になってきたので負担が大きいです」と話した。このときの両親への看護師の対応で適切なのはどれか。
1
退院後に活用できる社会資源について情報提供する。
2
Aさんの主治医に入院の継続を依頼するよう勧める。
3
Aさんの現在の病状を隣人に説明するよう勧める。
4
退院の承諾は家族の義務であることを伝える。
解答1(退院後に活用できる社会資源について情報提供する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問107
Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。
その後もAさんの両親は、高齢であることを理由に自宅への退院には同意しなかった。Aさんの退院を計画的に進めるために行うことで適切なのはどれか。
1
精神医療審査会の開催
2
入院診療計画書の修正
3
行動制限最小化委員会の開催
4
医療保護入院者退院支援委員会の開催
解答4(医療保護入院者退院支援委員会の開催)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問108
Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。
Aさんの退院については、アパートでの単身生活か、共同生活援助〈グループホーム〉での生活を目指すことになった。Aさんの精神科リハビリテーションを進めるにあたり、病棟看護師が連携する職種で最も優先度が高いのはどれか。
1
退院後生活環境相談員
2
理学療法士
3
介護福祉士
4
栄養士
解答1(退院後生活環境相談員)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問106
Aさん(32歳、男性)。自宅の部屋で多量の鎮咳薬を見つけた母親に心配され、自宅近くの病院を受診した。「5年前、仕事が忙しくなって風邪がなかなか治らないことがあった。そのときに処方された咳止めの薬を飲むと、頭がボーッとして気持ちが良かったのがきっかけで、近所の薬局で咳止めを買うようになった。3年前から飲む量が増えるようになり、やめられなくなっている。仕事もうまくいかなくなり、退職した」と言う。Aさんは紹介を受けた精神科を受診した。
このときにAさんから収集する情報として優先度が高いのはどれか。
1
排尿回数
2
咳嗽の有無
3
鎮咳薬の使用状況
4
生活上のストレス要因
解答3(鎮咳薬の使用状況)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問107
Aさん(32歳、男性)。自宅の部屋で多量の鎮咳薬を見つけた母親に心配され、自宅近くの病院を受診した。「5年前、仕事が忙しくなって風邪がなかなか治らないことがあった。そのときに処方された咳止めの薬を飲むと、頭がボーッとして気持ちが良かったのがきっかけで、近所の薬局で咳止めを買うようになった。3年前から飲む量が増えるようになり、やめられなくなっている。仕事もうまくいかなくなり、退職した」と言う。Aさんは紹介を受けた精神科を受診した。
Aさんは鎮咳薬による薬物依存症と診断され、任意入院となった。入院2週後、Aさん、主治医および担当看護師で、今後の治療について話し合った。Aさんは「今までは自分の力で薬をやめられると思ったけれど、やっぱりできなかった。仕事もしていないし、家に帰ったらまた薬を買ってしまいそうだ。今度こそ何とかやめたい」と話している。Aさんへの対応として最も適切なのはどれか。
1
服薬心理教育を実施する。
2
ハローワークを紹介する。
3
生活技能訓練〈SST〉を勧める。
4
薬物依存症者のリハビリテーション施設の情報を提供する。
解答4(薬物依存症者のリハビリテーション施設の情報を提供する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問108
Aさん(32歳、男性)。自宅の部屋で多量の鎮咳薬を見つけた母親に心配され、自宅近くの病院を受診した。「5年前、仕事が忙しくなって風邪がなかなか治らないことがあった。そのときに処方された咳止めの薬を飲むと、頭がボーッとして気持ちが良かったのがきっかけで、近所の薬局で咳止めを買うようになった。3年前から飲む量が増えるようになり、やめられなくなっている。仕事もうまくいかなくなり、退職した」と言う。Aさんは紹介を受けた精神科を受診した。
さらに2週が経過し、Aさんは鎮咳薬の服用をやめる意思を強く固め、今後の依存症の治療について真剣に考えるようになった。Aさんの父親はAさんが幼少期のころ死亡しており、Aさんは母親と2人で暮らしていた。母親は週2回面会に来て、Aさんに対して小さな子どもに接するように世話をしていた。担当看護師が母親と今後のことについて話すと、母親は「私が何とかします。私しかこの子の力になってあげられないのです。本当はもっとAにしっかりして欲しい。でも、そう言うとAは怒ってしまいます」と話した。担当看護師の母親への声かけで適切なのはどれか。
1
「親戚で頼りになる方はいませんか」
2
「なるべく怒らせないようにすることが大切です」
3
「お母さんは今までどおりの関わりで良いですよ」
4
「Aさんが自分で自分のことをできるようにサポートしていきましょう」
解答4(「Aさんが自分で自分のことをできるようにサポートしていきましょう」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問109
Aさん(23歳、女性)。両親との3人暮らし。Aさんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、Aさんは強迫性障害と診断された。母親は、Aさんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。
入院後、Aさんは主治医と話し合い、1日の手洗いの回数を決めたが、毎日その回数を超えて手洗いを続けている。看護師が確認するといつも洗面所にいる。Aさんが決めた回数を超えて洗面所で手洗いを続けているときに、看護師がとる対応で適切なのはどれか。
1
手洗いを続けてしまうことについてAさんと一緒に話し合う。
2
病棟は清潔であることをAさんに説明する。
3
主治医にAさんの隔離について相談する。
4
Aさんと決めた手洗いの回数を増やす。
解答1(手洗いを続けてしまうことについてAさんと一緒に話し合う。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問110
Aさん(23歳、女性)。両親との3人暮らし。Aさんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、Aさんは強迫性障害と診断された。母親は、Aさんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。
Aさんは、食事の時間以外は他の患者との接触を避け、病室で1人で過ごしている。両親は共働きで、毎日面会に来ることはできない。Aさんは自宅に面会の催促の電話をかけては母親と口論している。Aさんとの関わりに心身ともに疲れ果てた母親が、看護師に相談してきた。母親への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1
父親と交代で毎日面会に来るよう勧める。
2
Aさんからの自宅への連絡を制限することを約束する。
3
Aさんの代わりに看護師がAさんの苦悩を母親に伝える。
4
Aさんと母親との話し合いに看護師が同席することを提案する。
解答4(Aさんと母親との話し合いに看護師が同席することを提案する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問111
Aさん(23歳、女性)。両親との3人暮らし。Aさんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、Aさんは強迫性障害と診断された。母親は、Aさんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。
入院1か月後、手洗い行為は軽減してきた。Aさんはカーテンを閉め切って1人で過ごしていることが多いが、担当看護師や主治医とは治療についての話ができるようになってきた。Aさんは「薬を飲む以外にできることはありますか」と聞いてきた。このときのAさんに最も有効と考えられるのはどれか。
1
催眠療法
2
作業療法
3
認知行動療法
4
就労移行支援
解答3(認知行動療法)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午前 問112
Aさん(37歳、女性、会社員)は、1人暮らし。11月に経理部へ異動となった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2か月後、精神科クリニックを受診し、パニック障害と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI*が処方された。また、職場の協力を得て仕事量の調整をしてもらうことになった。受診から5日後、Aさんから「昨日の朝から気分が悪くなり、下痢をするようになった」と電話があった。
受診後のAさんの状況に対する看護師のアセスメントで適切なのはどれか。
1
ストレスの増大
2
うつ症状の悪化
3
睡眠薬の持ち越し効果
4
SSRIの副作用〈有害事象〉
解答4(SSRIの副作用〈有害事象〉)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午前 問113
Aさん(37歳、女性、会社員)は、1人暮らし。11月に経理部へ異動となった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2か月後、精神科クリニックを受診し、パニック障害と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI*が処方された。また、職場の協力を得て仕事量の調整をしてもらうことになった。受診から5日後、Aさんから「昨日の朝から気分が悪くなり、下痢をするようになった」と電話があった。
受診から1か月後、Aさんは11階の職場に向かう途中、エレベーターの中でパニック発作を再び起こした。その時は、息が止まってしまうように感じた。それ以来、エレベーターを見ると、また同じようになってしまうかもしれないと思うようになり、怖くて乗れなくなり、仕事にも支障が出るようになった。Aさんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1
「エレベーターの中で息が止まる」という認知による感情・行動を修正する。
2
同じ症状を持つ人々との話し合いを通じて症状の軽減を図る。
3
抗うつ薬の効果についての正しい知識を教育する。
4
ロールプレイを通じて社会生活技能を訓練する。
解答1(「エレベーターの中で息が止まる」という認知による感情・行動を修正する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午前 問114
Aさん(37歳、女性、会社員)は、1人暮らし。11月に経理部へ異動となった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2か月後、精神科クリニックを受診し、パニック障害と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI*が処方された。また、職場の協力を得て仕事量の調整をしてもらうことになった。受診から5日後、Aさんから「昨日の朝から気分が悪くなり、下痢をするようになった」と電話があった。
Aさんのパニック発作は消失し、不眠も改善したため、睡眠薬の処方は終了となった。Aさんは「もともと手足が冷えて寝つきが悪かったから、睡眠薬がなくなることが少し心配です。自分で工夫できることはあるでしょうか」と看護師に尋ねてきた。看護師が以前の睡眠状況を尋ねると、睡眠時間は23時から6時までの7時間であったこと、手足が冷えて眠れない時は熱いシャワーを浴びてから布団に入っていたことを話した。Aさんの睡眠へのセルフケアに対する看護師の指導で適切なのはどれか。
1
「休日は昼まで寝るようにしましょう」
2
「布団に入る時間を21時に早めましょう」
3
「ぬるい温度のお風呂にゆっくり入るようにしましょう」
4
「眠れるまで布団の中でじっとしているようにしましょう」
解答3(「ぬるい温度のお風呂にゆっくり入るようにしましょう」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問109
Aさん(19歳、男性、専門学校生)は、1人暮らし。「皆が自分を嫌っている」と言い、昨年から学校を休学し、アパートに引きこもるようになった。先週、夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人が両親へ連絡をした。連絡の翌日、Aさんの両親が訪ねてみると、Aさんは「隣の人に嫌がらせを受けている。助けてくれ」と叫び続けたため、両親とともに精神科病院へ行き、その日のうちに任意入院となった。Aさんは統合失調症と診断され、抗精神病薬による治療が開始された。
Aさんは、入院後10日から日中に臥床するようになった。夜間は熟睡している。食事の時間に食堂に遅れてくることが多い。看護師と会話をするようになったが、他の入院患者への被害妄想がある。この時期の看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1
食事介助をする。
2
一緒に院内を散歩する。
3
他の入院患者との交流を促す。
4
日中に臥床しているときは声かけを控える。
解答2(一緒に院内を散歩する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問110
Aさん(19歳、男性、専門学校生)は、1人暮らし。「皆が自分を嫌っている」と言い、昨年から学校を休学し、アパートに引きこもるようになった。先週、夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人が両親へ連絡をした。連絡の翌日、Aさんの両親が訪ねてみると、Aさんは「隣の人に嫌がらせを受けている。助けてくれ」と叫び続けたため、両親とともに精神科病院へ行き、その日のうちに任意入院となった。Aさんは統合失調症と診断され、抗精神病薬による治療が開始された。
入院後3か月。Aさんは洗面所でボーッとしていることが多くなり、頭痛や倦怠感を訴えることが多くなった。身体所見:身長170cm、9時の体重60kg、17時の体重63kg、体温36.4℃、呼吸数18/分、脈拍76/分、血圧124/70mmHg。検査所見:クレアチンキナーゼ〈CK〉190IU/L〈U/L〉、空腹時血糖102mg/dL、HbA1c5.0%、Na128mEq/L、K3.5mEq/L、総コレステロール180mg/dL、HDLコレステロール45mg/dL。Aさんの状況で最も考えられるのはどれか。
1
水中毒
2
悪性症候群
3
セロトニン症候群
4
メタボリック症候群
解答1(水中毒)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問111
Aさん(19歳、男性、専門学校生)は、1人暮らし。「皆が自分を嫌っている」と言い、昨年から学校を休学し、アパートに引きこもるようになった。先週、夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人が両親へ連絡をした。連絡の翌日、Aさんの両親が訪ねてみると、Aさんは「隣の人に嫌がらせを受けている。助けてくれ」と叫び続けたため、両親とともに精神科病院へ行き、その日のうちに任意入院となった。Aさんは統合失調症と診断され、抗精神病薬による治療が開始された。
入院後2か月。Aさんは症状も落ち着いてきたため、退院の準備をすることになった。Aさんは看護師に「病気はすっかりよくなったのに、ずっと薬を飲まなければならないのか。体がだるく、体力が落ちた気がする。朝から学校へ行けるかどうか心配だ」と話した。Aさんの退院の準備のために行う支援で優先度が高いのはどれか。
1
服薬心理教育
2
食事への援助
3
筋力トレーニングの指導
4
アサーティブトレーニングの指導
解答1(服薬心理教育)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問112
Aさん(40歳、男性、会社員)は、うつ病と診断されていた。最近、仕事がうまくいかず、大きなミスを起こし、会社に損失を与えたことから自分を責め不眠となり、体重が減少した。ある朝、リビングの床で寝ているAさんを妻が発見し、大きな声で呼びかけたところ、Aさんは1度目を開けたが、すぐ目を閉じてしまった。ごみ箱に、からになった薬の袋が大量に捨ててあり、机には遺書があった。救急搬送後、意識が清明となり、身体的問題がないため精神科病院に入院となった。
入院時の看護師のAさんに対する関わりで適切なのはどれか。
1
いま死にたい気持ちがあるか尋ねる。
2
命を大切にしたほうがよいと伝える。
3
死ぬ気があれば何でもできると話をする。
4
家族が悲しむから死んではいけないと伝える。
解答1(いま死にたい気持ちがあるか尋ねる。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問113
Aさん(40歳、男性、会社員)は、うつ病と診断されていた。最近、仕事がうまくいかず、大きなミスを起こし、会社に損失を与えたことから自分を責め不眠となり、体重が減少した。ある朝、リビングの床で寝ているAさんを妻が発見し、大きな声で呼びかけたところ、Aさんは1度目を開けたが、すぐ目を閉じてしまった。ごみ箱に、からになった薬の袋が大量に捨ててあり、机には遺書があった。救急搬送後、意識が清明となり、身体的問題がないため精神科病院に入院となった。
入院後1か月、Aさんのうつ症状は改善を認めたが、同室患者とトラブルが続き、不眠や多弁傾向となった。また焦燥感が強く落ち着いて食事ができなくなった。そのため双極性障害と診断され、主治医から炭酸リチウムの内服の指示が出た。Aさんは炭酸リチウムを服用して1週後、手の震え、嘔気が出現した。Aさんの手の震え、嘔気の原因を判断するための検査で最も適切なのはどれか。
1
尿検査
2
髄液検査
3
頭部MRI検査
4
薬物血中濃度検査
解答4(薬物血中濃度検査)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問114
Aさん(40歳、男性、会社員)は、うつ病と診断されていた。最近、仕事がうまくいかず、大きなミスを起こし、会社に損失を与えたことから自分を責め不眠となり、体重が減少した。ある朝、リビングの床で寝ているAさんを妻が発見し、大きな声で呼びかけたところ、Aさんは1度目を開けたが、すぐ目を閉じてしまった。ごみ箱に、からになった薬の袋が大量に捨ててあり、机には遺書があった。救急搬送後、意識が清明となり、身体的問題がないため精神科病院に入院となった。
入院後3か月、Aさんは退院予定となり、元の職場に戻るための準備をすることになった。Aさんは「すぐに仕事に戻るのではなく、規則正しく生活することなどから、段階的に取り組むほうがいいのではないか」と訴えていた。Aさんの職場復帰を含めた退院後の生活を支援するために適切なのはどれか。
1
自立訓練
2
就労移行支援
3
就労継続支援
4
精神科デイケア
解答4(精神科デイケア)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問112
Aさん(男性、26歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してAさんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、Aさんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。
看護師が入院時に聴取する情報で優先度が高いのはどれか。
1
業務量の変化
2
職場での人間関係
3
最近1か月の生活状況
4
無断欠勤に対する親の反応
解答3(最近1か月の生活状況)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問113
Aさん(男性、26歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してAさんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、Aさんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。
入院中のAさんは、面会や検査等の予定が急に変更になると混乱し、看護師に対して予定を繰り返し確認することがあった。このときのAさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1
文字や図を用いて説明する。
2
確認を繰り返す理由を尋ねる。
3
複数の情報を同時に提供する。
4
状況を考えて行動するよう説明する。
解答1(文字や図を用いて説明する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問114
Aさん(男性、26歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してAさんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、Aさんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。
入院後1か月、Aさんは十分な休養が得られた。退院後の職場復帰にあたり、Aさんから「仕事がうまくいかないと、すごく混乱して落ち着かなくなってしまう。そうなった時はどうしたら良いか」と看護師に相談があった。Aさんへの助言で適切なのはどれか。
1
「混乱するAさんを職場の人がどう見ているか想像しましょう」
2
「多くの人からアドバイスをもらいましょう」
3
「混乱した原因を周囲の人に説明しましょう」
4
「1人で落ち着ける場所に移動しましょう」
解答4(「1人で落ち着ける場所に移動しましょう」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問109
Aさん(22歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともにAさんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。
入院当日、Aさんに対する看護師の関わりで適切なのはどれか。
1
短期間の入院となることを伝える。
2
母親と関係修復をするように促す。
3
リストカットをしないように説得する。
4
Aさんの心身を心配していることを伝える。
解答4(Aさんの心身を心配していることを伝える。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問110
Aさん(22歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともにAさんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。
入院翌日、母親が面会に来たが、Aさんに要求されるままお菓子を大量に持参した。Aさんは、面会室でお菓子をすべて食べた直後に、トイレにこもり、嘔吐していたところを看護師が発見した。Aさんは泣きながら「食べると止まらなくなる。太りたくない」と訴えた。主治医は、Aさんが右第2指を使って嘔吐していた痕跡を認めたこと、Aさんが「中学の時から過食と嘔吐を繰り返していた」と話したことから、神経性過食症〈bulimia nervosa〉と診断した。入院時の身体所見:身長155cm、体重48kg。入院時の検査所見:赤血球400万/μL、Hb 12.5g/dL、白血球6,300/μL。Na 135mEq/L、K 2.7mEq/L、Cl 98mEq/L、AST 30U/L、ALT 35U/L、γ-GTP 32U/L。Aさんの状態をアセスメントするために優先度が高い検査はどれか。
1
心電図
2
頭部CT
3
腹部超音波
4
上部消化管内視鏡
解答1(心電図)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問111
Aさん(22歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともにAさんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。
入院後3週、Aさんの精神状態は落ち着き、職場に早く戻りたいと意欲があったため、退院に向けての準備をすることになった。自傷行為は、入院前の1回のみだった。Aさんは「また過食をしないか心配だ」と看護師に訴えた。そのため主治医はAさんと話し合い認知行動療法が開始となった。Aさんの退院に向けて、医師、看護師のチームと連携するメンバーで最も適切なのはどれか。
1
栄養士
2
薬剤師
3
臨床心理士
4
ゲートキーパー
5
精神保健福祉相談員
解答3(臨床心理士)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問112
Aさん(43歳、男性、会社員)は、妻(38歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前からAさんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさんはアルコール依存症と診断された。
入院後3日までにAさんに出現する可能性が高い症状はどれか。2つ選べ。
1
観念奔逸
2
緘黙
3
強迫症状
4
幻覚
5
振戦
解答4(幻覚)、5(振戦)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問113
Aさん(43歳、男性、会社員)は、妻(38歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前からAさんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさんはアルコール依存症と診断された。
入院後3日。面会に来た妻は、飲酒によって多くのトラブルを抱えているAさんへの対応に困っており、Aさんの飲酒行動に対する関わり方について、今後どのようにすればよいか看護師に相談した。Aさんの妻に対する助言で適切なのはどれか。
1
「飲酒による仕事上の失敗についてAさんと議論しましょう」
2
「飲酒したいというAさんの気持ちは聞かないようにしましょう」
3
「Aさんが飲酒したことがわかっても注意はしないようにしましょう」
4
「Aさんの飲酒によるトラブルを代わりに解決しないようにしましょう」
解答4(「Aさんの飲酒によるトラブルを代わりに解決しないようにしましょう」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問114
Aさん(43歳、男性、会社員)は、妻(38歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前からAさんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさんはアルコール依存症と診断された。
入院中にAさんは、退院後に再び飲酒してしまうのではないかという不安を看護師に訴えた。Aさんの断酒を支援するための看護師の提案で適切なのはどれか。
1
共同生活援助〈グループホーム〉への入居
2
セルフヘルプグループへの参加
3
行動援護の利用
4
生活訓練の利用
解答2(セルフヘルプグループへの参加)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問112
Aさん(19歳、男性)は、幼い頃から忘れ物や遅刻が多く、落ち着いて授業を受けることが難しかった。学校からは精神科の受診を勧められていたが、受診することなく高校まで卒業した。卒業後は事務職として働きはじめたが、仕事上のトラブルで上司や同僚から叱責を受けたことをきっかけに、仕事を無断で休むことが多くなった。産業医から精神科外来を紹介され、両親とともに受診した。本人の診察と両親からの生育歴の聴取が行われ、注意欠如・多動性障害〈ADHD〉と診断された。
職場でAさんにみられる可能性が高い行動はどれか。
1
仕事中に突然意識を失って倒れる。
2
退勤時に戸締りの確認を繰り返す。
3
集中して仕事をすることができない。
4
状況にふさわしくない単語の発声を繰り返す。
解答3(集中して仕事をすることができない。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問113
Aさん(19歳、男性)は、幼い頃から忘れ物や遅刻が多く、落ち着いて授業を受けることが難しかった。学校からは精神科の受診を勧められていたが、受診することなく高校まで卒業した。卒業後は事務職として働きはじめたが、仕事上のトラブルで上司や同僚から叱責を受けたことをきっかけに、仕事を無断で休むことが多くなった。産業医から精神科外来を紹介され、両親とともに受診した。本人の診察と両親からの生育歴の聴取が行われ、注意欠如・多動性障害〈ADHD〉と診断された。
診察後、Aさんの両親は「親としてどうしたら良かったのでしょうか、私たちの育て方に問題があったのでしょうか」と外来看護師に話した。このときのAさんの両親への対応として適切なのはどれか。
1
「Aさんは育てにくいお子さんでしたね」
2
「職場の環境が悪かったことが原因です」
3
「ご両親の育て方が原因ではないと思いますよ」
4
「もっと早くAさんの問題に気が付けばよかったですね」
解答3(「ご両親の育て方が原因ではないと思いますよ」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問114
Aさん(19歳、男性)は、幼い頃から忘れ物や遅刻が多く、落ち着いて授業を受けることが難しかった。学校からは精神科の受診を勧められていたが、受診することなく高校まで卒業した。卒業後は事務職として働きはじめたが、仕事上のトラブルで上司や同僚から叱責を受けたことをきっかけに、仕事を無断で休むことが多くなった。産業医から精神科外来を紹介され、両親とともに受診した。本人の診察と両親からの生育歴の聴取が行われ、注意欠如・多動性障害〈ADHD〉と診断された。
Aさんは予約した受診日を忘れてしまい、受診できないことが度々あった。Aさんは、これまで忘れないための工夫を何もしてこなかったと外来看護師に話した。Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1
「ご家族に予定を管理してもらいましょう」
2
「忘れてしまった理由を考えてみましょう」
3
「予定を忘れたことで生じる不利益を整理してみましょう」
4
「今予約した次回の受診日をこの場で予定表に書き込みましょう」
解答4(「今予約した次回の受診日をこの場で予定表に書き込みましょう」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問109
Aさん(32歳、男性)は、仕事上のストレスを抱えていた際に知人から誘われ、覚せい剤を常用するようになり逮捕された。保釈後、薬物依存症の治療を受けることができる精神科病院に入院し、治療プログラムに参加することになった。
入院時のAさんへの看護師の対応として適切なのはどれか。
1
二度と使用しないと約束させる。
2
回復が期待できる病気であることを伝える。
3
使用をやめられなかったことに対する反省を促す。
4
自分で薬物を断ち切る強い意志を持つように伝える。
解答2(回復が期待できる病気であることを伝える。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問110
Aさん(32歳、男性)は、仕事上のストレスを抱えていた際に知人から誘われ、覚せい剤を常用するようになり逮捕された。保釈後、薬物依存症の治療を受けることができる精神科病院に入院し、治療プログラムに参加することになった。
入院2週後、Aさんは病棟生活のルールを守ることができず、それを注意した看護師に対して攻撃的になることがあった。別の看護師がAさんに理由を尋ねると「指図するような話し方をされると、暴力的だった父親を思い出し、冷静でいられなくなる」と話した。このときAさんに起こっているのはどれか。
解答1(転移)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問111
Aさん(32歳、男性)は、仕事上のストレスを抱えていた際に知人から誘われ、覚せい剤を常用するようになり逮捕された。保釈後、薬物依存症の治療を受けることができる精神科病院に入院し、治療プログラムに参加することになった。
入院後1か月、Aさんは「正直に言うと、今も覚せい剤を使いたいという気持ちがある。もし誘いがあったら、使いたい気持ちを抑えきれないだろう」と悩みを打ち明けた。Aさんの状態のアセスメントとして適切なのはどれか。
1
否認
2
共依存
3
身体依存
4
精神依存
5
離脱症状
解答4(精神依存)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問112
Aさん(35歳、男性)は1人暮らし。両親は他県に住んでいる。30歳のときに双極性障害と診断され、これまでに4回の入退院を繰り返している。給料をインターネットゲームの利用料金で度々使い果たし、それが原因で両親と何度も口論になったことがある。仕事では同僚とトラブルを起こすたびに転職を繰り返しており、今回も同僚と口論になり自ら退職した。Aさんは「前の職場の同僚に嫌がらせをしてやる」と母親に電話をかけ、心配した両親が一緒に精神科病院を受診した。診察室では多弁で大きな声を出し、椅子を蹴るなどの行為がみられた。医師の診察の結果、入院して治療することになった。
入院時、AさんのBMIは29.5。この数日は食事をとっていなかった。入院後も興奮状態がおさまらず、壁に頭を打ちつけはじめたため、医師から抗精神病薬の点滴静脈内注射と身体的拘束の指示がでた。身体的拘束中のAさんの看護で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
水分摂取は最小限にする。
2
肺血栓塞栓症を予防する。
3
頻回に様子を見に来ることを伝える。
4
身体的拘束の原因となった行為を一緒に振り返る。
5
興奮状態が落ち着いたら看護師の判断で身体的拘束を解除する。
解答2(肺血栓塞栓症を予防する。)、3(頻回に様子を見に来ることを伝える。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問113
Aさん(35歳、男性)は1人暮らし。両親は他県に住んでいる。30歳のときに双極性障害と診断され、これまでに4回の入退院を繰り返している。給料をインターネットゲームの利用料金で度々使い果たし、それが原因で両親と何度も口論になったことがある。仕事では同僚とトラブルを起こすたびに転職を繰り返しており、今回も同僚と口論になり自ら退職した。Aさんは「前の職場の同僚に嫌がらせをしてやる」と母親に電話をかけ、心配した両親が一緒に精神科病院を受診した。診察室では多弁で大きな声を出し、椅子を蹴るなどの行為がみられた。医師の診察の結果、入院して治療することになった。
入院後1週、身体的拘束は解除された。Aさんは常に動き回り、他の患者への過干渉が続いている。食事中に立ち上がりホールから出ていこうとするため、看護師が止めると強い口調で言い返してくる。Aさんは「ゲーム関連の仕事を探したい。早く退院させろ」と1日に何度も看護師に訴えるが、主治医は退院を許可していない。Aさんへの対応で適切なのはどれか。
1
休息できる場所へ誘導する。
2
過干渉となる理由を確認する。
3
退院後は家族と暮らすように提案する。
4
仕事に必要なスキルについて話し合う。
解答1(休息できる場所へ誘導する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問114
Aさん(35歳、男性)は1人暮らし。両親は他県に住んでいる。30歳のときに双極性障害と診断され、これまでに4回の入退院を繰り返している。給料をインターネットゲームの利用料金で度々使い果たし、それが原因で両親と何度も口論になったことがある。仕事では同僚とトラブルを起こすたびに転職を繰り返しており、今回も同僚と口論になり自ら退職した。Aさんは「前の職場の同僚に嫌がらせをしてやる」と母親に電話をかけ、心配した両親が一緒に精神科病院を受診した。診察室では多弁で大きな声を出し、椅子を蹴るなどの行為がみられた。医師の診察の結果、入院して治療することになった。
入院後2か月、Aさんの状態は落ち着き、退院に向けての準備が進められている。Aさんは、「会社で同僚と言い合いになってこれまでも仕事を変わってきた。そのたびに調子が悪くなって、何度も入院した。家族と言い合いをしたぐらいで近所から苦情があって、嫌になって引っ越した」と看護師に訴えた。Aさんの退院に向けて連携をとる機関はどれか。
1
警察
2
保健所
3
保護観察所
4
地域活動支援センター
解答2(保健所) または 4(地域活動支援センター) 〈複数正答:いずれも正解〉
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問109
Aさん(68歳、男性、自営業)は、妻(73歳)と2人暮らし。Aさんの就寝時刻は21時で、入眠後90分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症と診断された。
Aさんに出現している睡眠障害はどれか。
1
ナルコレプシー
2
レム睡眠行動障害
3
睡眠時無呼吸症候群
4
睡眠・覚醒スケジュール障害
解答2(レム睡眠行動障害)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問110
Aさん(68歳、男性、自営業)は、妻(73歳)と2人暮らし。Aさんの就寝時刻は21時で、入眠後90分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症と診断された。
Aさんは定期的に精神科外来を受診することになった。受診6か月後、Aさんは足の筋肉がこわばり、動きが鈍くなった。また、幻視を訴える頻度が増え、感情のコントロールができず、妻に暴言や暴力を振るうことが多くなったため、精神科病院に入院となった。入院2日、Aさんは歩行時に床に子どもが寝転んでいると訴えて、子どもをよける動作で転びそうになった。また、突然、興奮して大声で怒り出すため、同室患者が苦情を訴えた。Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1
Aさんに別の病室へ移動することを提案する。
2
歩行時は看護師と一緒に歩くように声をかける。
3
怒りをコントロールできる方法を見つけるように伝える。
4
床に子どもがいるように見えるのは幻視であることを説明する。
解答2(歩行時は看護師と一緒に歩くように声をかける。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問112
Aさん(23歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で10kg減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりにAさんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長166cm、体重36kgであった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。
治療開始早期に看護師が最も注意すべき観察項目はどれか。
解答2(浮腫)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問113
Aさん(23歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で10kg減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりにAさんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長166cm、体重36kgであった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。
入院後2週が経過した。食事のときにAさんは食べ物を細かく刻み、1時間以上時間をかけるが、摂取量は全体の25%程度である。時間があるとベッド上でいつもストレッチを行っている。Aさんと話し合ったところ「私はこの病棟で太っているほうだから少しでも痩せなきゃ」と話した。看護師の関わりとして適切なのはどれか。
1
体重測定の回数を増やす。
2
鏡でAさんの全身を映して見せる。
3
痩せたいと思う気持ちについて話し合う。
4
Aさんは他の患者よりも痩せていると伝える。
解答3(痩せたいと思う気持ちについて話し合う。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問114
Aさん(23歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で10kg減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりにAさんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長166cm、体重36kgであった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。
入院後3か月が経過した。Aさんは体重が41kgまで増加し、主治医と相談して、退院の準備をすることになった。看護師に対して、Aさんは「退院後はすぐに仕事をしたい」と話したが、母親は「ゆっくり自宅で休養してほしい」と話した。母親の面会時に、今後の仕事や生活に関する話題が出ると、Aさんはイライラして母親と口論になることが多くなった。父親は仕事が忙しいことを理由に、面会に来たのは一度のみであった。今後導入する必要性が最も高いのはどれか。
1
家族療法
2
作業療法
3
自律訓練法
4
精神分析療法
解答1(家族療法)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問118
Aさん(28歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。Aさんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「Aさんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症と診断されて入院となった。入院時、Aさんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。
入院当日に看護師が行う情報収集で最も優先するのはどれか。
1
症状が日常生活に与える影響
2
アルバイト先の人間関係
3
医療用語の理解力
4
精神疾患の家族歴
解答1(症状が日常生活に与える影響)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問119
Aさん(28歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。Aさんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「Aさんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症と診断されて入院となった。入院時、Aさんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。
入院後、担当看護師は毎日面会に来ている夫の表情が気になり声をかけた。夫は「先生から統合失調症には様々な症状があるとお聞きしました。入院して妻は落ちつきましたが、これからどう接していけばいいのか悩んでいます」と話した。担当看護師はチームカンファレンスで夫の様子を伝え、主治医の判断で、夫に家族心理教育への参加を促すことになった。担当看護師が夫に家族心理教育を勧める声かけで適切なのはどれか。
1
「Aさんの症状と対応について学ぶことができます」
2
「ご家族に参加して頂くことが退院の条件です」
3
「家族同士の自助グループです」
4
「匿名で参加できます」
解答1(「Aさんの症状と対応について学ぶことができます」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問120
Aさん(28歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。Aさんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「Aさんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症と診断されて入院となった。入院時、Aさんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。
入院後2か月が経過した。Aさんは独り言を言うことはあったが、他の入院患者と口論になることはなかった。作業療法士から「Aさんは手先が器用で、作業療法中は楽しそうに過ごしています」と情報を得た。退院に向けた担当看護師との面談で、Aさんは「手芸が楽しかった」「家に1人でいると寂しい」と話した。退院に向けてAさんに提案する社会資源として適切なのはどれか。
1
共同生活援助〈グループホーム〉
2
短期入所〈ショートステイ〉
3
通訳のボランティア
4
精神科デイケア
解答4(精神科デイケア)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午後 問109
Aさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Aさんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。
看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1
薬を飲みたくない理由を尋ねる。
2
薬を飲むことを約束してもらう。
3
自己判断で薬をやめたことへの反省を促す。
4
薬の管理はAさんの妻にしてもらうよう勧める。
解答1(薬を飲みたくない理由を尋ねる。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午後 問110
Aさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Aさんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。
入院後1か月、面会に来た妻から、「夫の会社から休業給付が出ないかもしれないと言われました。子どもが小さく、生活費もかかるので、入院費用が払えるか心配です」と看護師に相談があった。妻の相談に関して、看護師が連携する職種として最も適切なのはどれか。
1
公認心理師
2
作業療法士
3
理学療法士
4
精神保健福祉士
解答4(精神保健福祉士)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第111回看護師国家試験(2022)午後 問111
Aさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Aさんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。
Aさんのうつ症状は改善し、多職種で退院に向けた話し合いを始めた。会社の休職制度を利用し休んでいるAさんは、「薬が効いたので、今後も薬を飲み続けることが大切だと思っている。異動したばかりなので仕事に早く戻らなければと思うが、休職してからずっと入院しているので、すぐに働ける自信がない」と看護師に話した。退院に向けてAさんが利用する社会資源で適切なのはどれか。
1
就労継続支援
2
リワーク支援
3
障害者社会適応訓練事業
4
ジョブコーチによる支援
解答2(リワーク支援)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第112回看護師国家試験(2023)午前 問112
Aさん(20歳、女性)は境界性人格〈パーソナリティ〉障害の診断を受け、精神科外来に通院中である。ある日、人間関係のトラブルから処方されていた睡眠薬を過量服薬して自殺企図をしたところを家族に発見され、救命救急センターに搬送された。
Aさんは救急外来で治療を受け会話ができるまでに回復した。Aさんへの看護師の最初の対応で適切なのはどれか。
1
過量服薬した場面の振り返りを促す。
2
現在の希死念慮の有無について確認する。
3
大量の睡眠薬を飲まずに残していた理由を追及する。
4
Aさんと看護師の間で二度と過量服薬しないと約束する。
解答2(現在の希死念慮の有無について確認する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第112回看護師国家試験(2023)午前 問113
Aさん(20歳、女性)は境界性人格〈パーソナリティ〉障害の診断を受け、精神科外来に通院中である。ある日、人間関係のトラブルから処方されていた睡眠薬を過量服薬して自殺企図をしたところを家族に発見され、救命救急センターに搬送された。
Aさんは身体的な治療を受けた後、精神科病棟に入院することになった。入院3日の22時、Aさんがハサミを貸してほしいとナースステーションに来た。日勤の看護師がいる時間帯のみ付き添いでハサミの貸出が可能という主治医からの指示を伝えると「看護師Bは貸してくれたのに。こんなひどい対応をする看護師はあなただけだ」と話し、その場を動かない。このときのAさんへの対応で適切なのはどれか。
1
ハサミの使用目的を聞く。
2
看護師付き添いのもとハサミを貸し出す。
3
看護師Bが誤った対応をしたと説明する。
4
Aさんの行動が心配なので貸し出せないと伝える。
解答1(ハサミの使用目的を聞く。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第112回看護師国家試験(2023)午前 問114
Aさん(20歳、女性)は境界性人格〈パーソナリティ〉障害の診断を受け、精神科外来に通院中である。ある日、人間関係のトラブルから処方されていた睡眠薬を過量服薬して自殺企図をしたところを家族に発見され、救命救急センターに搬送された。
入院1週、Aさんは看護師ごとに言動や態度を変えることが多く、病棟ではAさんに対して共感を示す看護師と、拒否的な態度を示す看護師に分かれてしまった。そのため、病棟の看護師はチームでの対応についてカンファレンスを行った。Aさんへの看護師のチームとしての対応で適切なのはどれか。
1
Aさんと看護師が関わる頻度を減らす。
2
Aさんに共感を示す看護師に担当を固定する。
3
Aさんに対する感情を看護師同士で表出しないように統一する。
4
Aさんの行動が患者−看護師関係にもたらす影響について評価する。
解答4(Aさんの行動が患者−看護師関係にもたらす影響について評価する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第112回看護師国家試験(2023)午前 問120
Aさん(57歳、男性、無職)は妻(55歳、会社員)と2人で暮らしている。Aさんは、飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された。その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き、体調が悪化したため受診し、アルコール性肝硬変とアルコール依存症と診断された。医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった。Aさんは最近、倦怠感が強く食欲がなく、1週前から飲酒もできなくなった。妻に付き添われて受診した際、外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂と診断され入院した。身体所見:呼びかけに応じるが反応が遅い。腹水や浮腫はない。手指の振戦はない。体温37.0°C、呼吸数22/分、脈拍98/分、整、血圧92/50mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air)。
Aさんは食道静脈瘤硬化療法を終えて、アルコール依存症の治療を受けるために精神科病院に転院した。転院して2か月、病棟ではAさんの退院に向けた話し合いが進められている。Aさんは「退院した後にお酒をやめられるか自信がない。体力が落ちており、何もしていないとお酒を飲んでしまいそうです」と悩みを打ち明けた。Aさんへの看護師の声かけで適切なのはどれか。
1
「断酒をする意思を強く持ちましょう」
2
「肝硬変があるので、今は安静が必要です」
3
「入院中も飲酒をやめられているので大丈夫です」
4
「アルコールの問題で悩んでいる人たちとの話し合いに参加してみましょう」
解答4(「アルコールの問題で悩んでいる人たちとの話し合いに参加してみましょう」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第112回看護師国家試験(2023)午後 問109
Aさん(58歳、男性)は、年金の給付を受けて生活している父親(82歳)と2人暮らしで、母親は2年前に亡くなっている。20歳のときに統合失調症と診断された。20歳代で何回か仕事に就いたが長続きはしなかった。40歳からは無職で、デイケアへ通所していた。1年前にデイケアを中断してからは、ほとんどの時間を自宅で過ごしているが、月1回の外来通院は継続している。Aさんが飲まなかった薬がたくさん残っていることを父親が発見し、主治医に相談した。この相談をきっかけに、週1回の精神科訪問看護を導入することになった。初回訪問時にAさんは「薬は飲み忘れたんです。心配かけてごめんなさい」と父親と訪問看護師に話した。
このときの訪問看護師の対応で優先度が高いのはどれか。
1
父親に薬の管理を依頼する。
2
薬を飲み忘れない方法を話し合う。
3
外来受診時に薬局の薬剤師に服薬指導を依頼する。
4
デイケアの再開を主治医と相談するように提案する。
解答2(薬を飲み忘れない方法を話し合う。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第112回看護師国家試験(2023)午後 問110
Aさん(58歳、男性)は、年金の給付を受けて生活している父親(82歳)と2人暮らしで、母親は2年前に亡くなっている。20歳のときに統合失調症と診断された。20歳代で何回か仕事に就いたが長続きはしなかった。40歳からは無職で、デイケアへ通所していた。1年前にデイケアを中断してからは、ほとんどの時間を自宅で過ごしているが、月1回の外来通院は継続している。Aさんが飲まなかった薬がたくさん残っていることを父親が発見し、主治医に相談した。この相談をきっかけに、週1回の精神科訪問看護を導入することになった。初回訪問時にAさんは「薬は飲み忘れたんです。心配かけてごめんなさい」と父親と訪問看護師に話した。
初回訪問から1か月、訪問看護師はAさんが適切に服薬できていることを確認した。Aさんは「調子はいいですね。やる気も少し出てきました。主治医は今の薬を飲み続けるのがいいと話しています。ただ、夜の薬は朝に眠気が残るので昼まで寝てしまいます」と話した。このときの訪問看護師のAさんへの声かけで最も適切なのはどれか。
1
「朝起きられるように毎朝の日課を何か作りましょう」
2
「朝に眠気が残ることを主治医に相談してみませんか」
3
「来週は朝早く一緒に散歩へ行けるように訪問しますね」
4
「朝起こしてもらうようにお父さんにお願いしてみませんか」
解答2(「朝に眠気が残ることを主治医に相談してみませんか」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第112回看護師国家試験(2023)午後 問111
Aさん(58歳、男性)は、年金の給付を受けて生活している父親(82歳)と2人暮らしで、母親は2年前に亡くなっている。20歳のときに統合失調症と診断された。20歳代で何回か仕事に就いたが長続きはしなかった。40歳からは無職で、デイケアへ通所していた。1年前にデイケアを中断してからは、ほとんどの時間を自宅で過ごしているが、月1回の外来通院は継続している。Aさんが飲まなかった薬がたくさん残っていることを父親が発見し、主治医に相談した。この相談をきっかけに、週1回の精神科訪問看護を導入することになった。初回訪問時にAさんは「薬は飲み忘れたんです。心配かけてごめんなさい」と父親と訪問看護師に話した。
初回訪問から6か月、Aさんの状態は安定し、デイケアへ週3回程度は通所できるようになった。一方で、父親は「Aは食事も作れないし、家のことができないので、自分が死んだ後のことを考えると1人で生きていけるのかが心配だ。どうしたらよいか」と訪問看護師に相談した。それを聞いたAさんも「父が死んだ後の生活が心配だ」と話した。現時点でAさんと父親へ提案する社会資源で適切なのはどれか。
1
生活保護
2
地域移行支援
3
グループホーム
4
障害者権利擁護センター
解答3(グループホーム)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午前 問112
Aさん(22歳、男性)は、高校卒業後に就職したが、同僚との関係がうまく築けず、転職を繰り返している。「他の人と自分はどこか違う。自分の将来が不安だ」と感じたAさんは精神科クリニックを受診し、自閉症スペクトラム障害と診断された。Aさんは小学生のころから他人の気持ちが理解できないときがあり、対人関係を築くことが苦手で、学校で孤立していた。また、偏食が強く、るいそうがみられたために、同級生から容姿のことでいじめられたことがあった。中学校や高校では忘れ物が多く、集団生活になじめなかった。
Aさんに認められるのはどれか。
1
被害妄想
2
予期不安
3
ボディイメージの障害
4
コミュニケーションの障害
解答4(コミュニケーションの障害)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午前 問113
Aさん(22歳、男性)は、高校卒業後に就職したが、同僚との関係がうまく築けず、転職を繰り返している。「他の人と自分はどこか違う。自分の将来が不安だ」と感じたAさんは精神科クリニックを受診し、自閉症スペクトラム障害と診断された。Aさんは小学生のころから他人の気持ちが理解できないときがあり、対人関係を築くことが苦手で、学校で孤立していた。また、偏食が強く、るいそうがみられたために、同級生から容姿のことでいじめられたことがあった。中学校や高校では忘れ物が多く、集団生活になじめなかった。
クリニックに通院し半年が経過した。現在、Aさんは無職である。Aさんは仕事が長続きしないことで将来への不安が強く、自身の適性にあった職場を探したいと希望している。外来看護師は主治医とも相談し、Aさんに就労移行支援のサービスについて伝えることにした。Aさんへの説明で適切なのはどれか。
1
「仕事が見つかるまで期限なく通所できます」
2
「同じ障害を持つ仲間との共同生活が原則です」
3
「一般就労に向けて知識や能力の向上を目指します」
4
「生活リズムを整え、集団に慣れていくことが目的です」
解答3(「一般就労に向けて知識や能力の向上を目指します」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午前 問114
Aさん(22歳、男性)は、高校卒業後に就職したが、同僚との関係がうまく築けず、転職を繰り返している。「他の人と自分はどこか違う。自分の将来が不安だ」と感じたAさんは精神科クリニックを受診し、自閉症スペクトラム障害と診断された。Aさんは小学生のころから他人の気持ちが理解できないときがあり、対人関係を築くことが苦手で、学校で孤立していた。また、偏食が強く、るいそうがみられたために、同級生から容姿のことでいじめられたことがあった。中学校や高校では忘れ物が多く、集団生活になじめなかった。
就労移行支援を利用し、Aさんは仕事を始めたが、苦手な仕事内容が多く、失敗が続いているため同僚から注意を受け続けている。外来看護師は、Aさんから「毎日が憂うつでつらい。ストレスが溜まるのでどうしたらよいか」と相談を受けた。Aさんへの対応で適切なのはどれか。
1
仕事に慣れるまで待つように説明する。
2
憂うつな気分について詳しく話してもらう。
3
職場の同僚とうまく付き合う方法を考えてもらう。
4
外来看護師が行っているストレス発散方法を指導する。
解答2(憂うつな気分について詳しく話してもらう。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午後 問109
Aさん(65歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。2か月前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不振が続いている。1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたことで自信をなくしていた。Aさんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。妻に付き添われ、精神科病院を受診し、うつ病と診断された。受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。Aさんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話した。
このときの看護師の対応で適切なのはどれか。
1
「生きていれば良いことがありますよ」
2
「薬を飲むと数日で効いて楽になります」
3
「悲しいことが続くときは誰にでもあります」
4
「Aさんがつらい状況にあることを私は心配しています」
解答4(「Aさんがつらい状況にあることを私は心配しています」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午後 問110
Aさん(65歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。2か月前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不振が続いている。1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたことで自信をなくしていた。Aさんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。妻に付き添われ、精神科病院を受診し、うつ病と診断された。受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。Aさんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話した。
Aさんはその後しばらく会話をしたり、食事も少し食べられたりしていたが、入院3日から、臥床したままで1日中全く動かず、昏迷状態になった。検査の結果、軽度の脱水以外の異常はなかった。治療として修正型電気けいれん療法が開始されることになり、実施後20分でAさんは覚醒し、その後の観察中にけいれん発作は認めなかった。実施後30分、Aさんは突然起き上がり興奮し、大きな声で「仕事に行く」と言って病室から出ていこうとした。看護師が制止し、一緒に座って話を聞いたところ、見当識障害、記憶障害、注意障害が認められた。Aさんの状態で正しいのはどれか。
1
せん妄
2
躁状態
3
不安発作
4
前向性健忘
解答1(せん妄)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午後 問111
Aさん(65歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。2か月前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不振が続いている。1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたことで自信をなくしていた。Aさんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。妻に付き添われ、精神科病院を受診し、うつ病と診断された。受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。Aさんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話した。
入院1か月が経過し、Aさんは夜間の睡眠がとれるようになり、食事は全量摂取している。妻から間違いを指摘されたことを思い出し、「何をやってもきっと失敗するだけだ。今度はもっと大きな失敗をして仕事を辞めることになる。だから自分はだめな人間だ。努力しても意味がない」と看護師に言った。Aさんへの治療法で最も適切なのはどれか。
1
森田療法
2
集団精神療法
3
認知行動療法
4
社会生活技能訓練〈SST〉
解答3(認知行動療法)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午後 問112
Aさん(24歳、女性)は大学卒業後、一般企業に就職したが、何度も自宅の鍵を閉めたかどうかを確認するため、遅刻を繰り返した。連絡せずに複数回の遅刻があったことを上司のBさんから強く注意され、うつ状態となったため精神科外来を受診したところ、強迫性障害と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬uSSRIxが処方された。
内服を始めて1週後、Aさんは看護師に「鍵を閉めたかどうかの確認が増え、睡眠時間が減ってつらい」と訴えている。看護師の声かけで適切なのはどれか。
1
「主治医に薬の変更を相談しましょう」
2
「睡眠状況を具体的に教えてください」
3
「Bさんに別の部署に異動したいと伝えてみましょう」
4
「鍵を閉めたかどうか気になるときは別のことを考えましょう」
解答2(「睡眠状況を具体的に教えてください」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午後 問113
Aさん(24歳、女性)は大学卒業後、一般企業に就職したが、何度も自宅の鍵を閉めたかどうかを確認するため、遅刻を繰り返した。連絡せずに複数回の遅刻があったことを上司のBさんから強く注意され、うつ状態となったため精神科外来を受診したところ、強迫性障害と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬uSSRIxが処方された。
受診に同行していた母親からは「Aから『私の代わりに鍵が閉まっているか見てきてほしい』といった要望が多い。それに従わないと『どうして私のつらさを分かってくれないの』と大きな声を出す。どのように関わればよいか分からない」と看護師に相談があった。母親への看護師の対応で適切なのはどれか。
1
要望に応じ続ける方がよいと助言する。
2
治療の効果が得られるまで待つように伝える。
3
母親が疾患をどのように理解しているか確認する。
4
Aさんが大きな声を出しても反応しないように助言する。
解答3(母親が疾患をどのように理解しているか確認する。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第113回看護師国家試験(2024)午後 問114
Aさん(24歳、女性)は大学卒業後、一般企業に就職したが、何度も自宅の鍵を閉めたかどうかを確認するため、遅刻を繰り返した。連絡せずに複数回の遅刻があったことを上司のBさんから強く注意され、うつ状態となったため精神科外来を受診したところ、強迫性障害と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬uSSRIxが処方された。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉の内服を始めてから2か月が経過し、Aさんは外出中に鍵を閉め忘れたかもしれないという考えが強くなり、外出から予定より早く帰宅することがある。Aさんは「鍵を閉め忘れていないかの確認を減らしたい」と看護師に相談した。Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1
外出を控えるよう助言する。
2
外出するときは誰かに付き添ってもらうよう提案する。
3
鍵の閉め忘れが気になる理由を考えてみるよう伝える。
4
鍵の閉め忘れが特に気になるときの前後の状況を振り返るよう促す。
解答4(鍵の閉め忘れが特に気になるときの前後の状況を振り返るよう促す。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第114回看護師国家試験(2025)午前 問115
Aさん(30歳、男性)は統合失調症で内服治療をしていた。最近、部屋にこもり、精神科受診以外は外出しなくなった。ある日、母親がAさんの部屋で大量の薬を見つけ、確認すると「薬は飲みたくない」と話した。受診に付き添った母親は「Aは昼間に寝ていて、夜に窓を開けて、隣の家に向かって『悪口を言うなTS監視するな』と大声で怒鳴る」と主治医に話した。Aさんと母親の強い希望があり、精神科病棟に入院することになり、薬物療法が開始された。入院3日、夜間の巡視のたびにAさんは起きていて「隣の人が自分を監視している」「皆が悪口を言っている」と小さな声で看護師に話した。日中はホールで眠そうにしていることもあり、レクリエーションには「疲れた」と言って参加しない。他の患者と話すことはあるがトラブルはない。歯磨きや身だしなみは、声をかけると行う。
Aさんのセルフケアの観察項目で優先度が高いのはどれか。
1
孤独と付き合いのバランス
2
活動と休息のバランス
3
安全を保つ能力
4
個人衛生
解答2(活動と休息のバランス)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第114回看護師国家試験(2025)午前 問116
Aさん(30歳、男性)は統合失調症で内服治療をしていた。最近、部屋にこもり、精神科受診以外は外出しなくなった。ある日、母親がAさんの部屋で大量の薬を見つけ、確認すると「薬は飲みたくない」と話した。受診に付き添った母親は「Aは昼間に寝ていて、夜に窓を開けて、隣の家に向かって『悪口を言うなTS監視するな』と大声で怒鳴る」と主治医に話した。Aさんと母親の強い希望があり、精神科病棟に入院することになり、薬物療法が開始された。入院3日、夜間の巡視のたびにAさんは起きていて「隣の人が自分を監視している」「皆が悪口を言っている」と小さな声で看護師に話した。日中はホールで眠そうにしていることもあり、レクリエーションには「疲れた」と言って参加しない。他の患者と話すことはあるがトラブルはない。歯磨きや身だしなみは、声をかけると行う。
入院14日、Aさんは他の患者や看護師と話をする機会が増えた。「B看護師に私の悪口を言うのをやめるように言ってほしい」と訴え、受け持ち看護師が話を聞いていると興奮して声が大きくなることがあった。受け持ち看護師のAさんへの対応で適切なのはどれか。
1
「悪口を言うのはB看護師ですか」
2
「悪いことは考えないほうがいいですよ」
3
「B看護師はAさんの悪口は言っていません」
4
「悪口を言われるとAさんはどんな気持ちになりますか」
解答4(「悪口を言われるとAさんはどんな気持ちになりますか」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第114回看護師国家試験(2025)午前 問117
Aさん(30歳、男性)は統合失調症で内服治療をしていた。最近、部屋にこもり、精神科受診以外は外出しなくなった。ある日、母親がAさんの部屋で大量の薬を見つけ、確認すると「薬は飲みたくない」と話した。受診に付き添った母親は「Aは昼間に寝ていて、夜に窓を開けて、隣の家に向かって『悪口を言うなTS監視するな』と大声で怒鳴る」と主治医に話した。Aさんと母親の強い希望があり、精神科病棟に入院することになり、薬物療法が開始された。入院3日、夜間の巡視のたびにAさんは起きていて「隣の人が自分を監視している」「皆が悪口を言っている」と小さな声で看護師に話した。日中はホールで眠そうにしていることもあり、レクリエーションには「疲れた」と言って参加しない。他の患者と話すことはあるがトラブルはない。歯磨きや身だしなみは、声をかけると行う。
入院1か月、Aさんは夜間、眠れるようになり、妄想や幻聴の症状が軽減した。看護師がAさんに薬を自己中断した理由を尋ねたところ「いろいろとストレスが溜まると何もしたくなくなり、薬を飲むことも面倒でした。今回の入院で飲み続けたら嫌な症状もなくなってきました。薬は飲んだほうがよいですね。これからはストレスを感じても乗り越えていけそうです」と話した。Aさんの考えに当てはまる概念はどれか。
1
カタルシス
2
レジリエンス
3
コンコーダンス
4
コンプライアンス
解答2(レジリエンス)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問112
Aさん(21歳、女性、大学生)は、1人で暮らしている。友人関係のトラブルでうつ状態になり、3か月前から精神科クリニックへの通院を開始した。頓用の抗不安薬を処方され不安が高まったときに服用していたが、徐々に酩酊や陶酔感を得るために服用するようになった。最近は指示された抗不安薬の量では酩酊や陶酔感が得られなくなってきたため、数日分の薬を溜めて一度に大量に服用するようになった。抗不安薬を大量に使用した翌日は大学を休むことが続いていた。
Aさんの現在の状態はどれか。
1
急性中毒の状態である。
2
拘禁反応が出現している。
3
有害な使用〈乱用〉である。
4
フラッシュバックが出現している。
解答3(有害な使用〈乱用〉である。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問113
Aさん(21歳、女性、大学生)は、1人で暮らしている。友人関係のトラブルでうつ状態になり、3か月前から精神科クリニックへの通院を開始した。頓用の抗不安薬を処方され不安が高まったときに服用していたが、徐々に酩酊や陶酔感を得るために服用するようになった。最近は指示された抗不安薬の量では酩酊や陶酔感が得られなくなってきたため、数日分の薬を溜めて一度に大量に服用するようになった。抗不安薬を大量に使用した翌日は大学を休むことが続いていた。
ある日の夜、Aさんと突然連絡がつかなくなったことを心配した母親が、Aさんのアパートを訪ねると、意識を失っているAさんを発見した。すぐに救急車を呼び、Aさんは救命救急センターへ搬送された。翌朝、同じ病院の精神科病棟に転棟し、器質的検査および生理的検査では異常が認められなかった。救急隊からの情報によると、アパートには抗不安薬を大量に服用した痕跡があった。入院後48時間から72時間にかけてAさんに出現する可能性が高い症状はどれか。
1
幻覚
2
感情鈍麻
3
思考途絶
4
妄想気分
解答1(幻覚)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問114
Aさん(21歳、女性、大学生)は、1人で暮らしている。友人関係のトラブルでうつ状態になり、3か月前から精神科クリニックへの通院を開始した。頓用の抗不安薬を処方され不安が高まったときに服用していたが、徐々に酩酊や陶酔感を得るために服用するようになった。最近は指示された抗不安薬の量では酩酊や陶酔感が得られなくなってきたため、数日分の薬を溜めて一度に大量に服用するようになった。抗不安薬を大量に使用した翌日は大学を休むことが続いていた。
入院後5日、物質使用障害〈依存症〉の診断を受け、治療によって状態が安定したAさんは退院の準備をすることになった。Aさんは1人暮らしを続けながら復学を希望している。Aさんに利用を勧める社会資源はどれか。
1
行動援護
2
同行援護
3
セルフヘルプグループ
4
共同生活援助〈グループホーム〉
解答3(セルフヘルプグループ)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問115
Aさん(65歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。友人の死去後、食事量が減り、1か月前から気分の落ち込みが強くなった。夫が積極的に散歩に誘っても、Aさんは「体がだるい」「何をしても意味がない」と話し、寝つきも悪くなり、日中ほとんどの時間を臥床して過ごすようになった。心配した夫に連れられて精神科外来を受診したところ、うつ病と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉と不眠時の睡眠薬が処方された。夫から精神科外来の看護師に「日常生活で気を付けることはありますか」と質問があった。
Aさんと夫に看護師が説明する内容で適切なのはどれか。
1
「毎朝運動をする習慣を作りましょう」
2
「食欲がないときは食事の回数を減らしましょう」
3
「薬の飲み始めは吐き気や下痢に注意してください」
4
「眠れないときは睡眠薬を早朝に飲んで構いません」
解答3(「薬の飲み始めは吐き気や下痢に注意してください」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問116
Aさん(65歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。友人の死去後、食事量が減り、1か月前から気分の落ち込みが強くなった。夫が積極的に散歩に誘っても、Aさんは「体がだるい」「何をしても意味がない」と話し、寝つきも悪くなり、日中ほとんどの時間を臥床して過ごすようになった。心配した夫に連れられて精神科外来を受診したところ、うつ病と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉と不眠時の睡眠薬が処方された。夫から精神科外来の看護師に「日常生活で気を付けることはありますか」と質問があった。
Aさんの症状は半年ほどで落ち着き、夫との散歩や料理を楽しみ、特に問題なく過ごせるようになった。精神科受診を終了して1年後、Aさんは再び家にこもりがちになった。夫の話では、急に料理の作り方や人の名前を何度も確認するなど、家事に時間がかかるようになった。Aさんは「何もできないと思っているでしょ」と、ささいなことに怒ったり、急に泣き出すことが増え、夫と一緒に精神科外来を再受診した。頭部MRI検査の結果、多発性脳梗塞がみられ、血管性認知症と診断された。Aさんは「自分が認知症なんて信じられない。もう治らない」と話した。Aさんに認められるのはどれか。2つ選べ。
1
感情失禁
2
観念奔逸
3
強迫行為
4
心気妄想
5
実行機能障害
解答1(感情失禁)、5(実行機能障害)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第115回看護師国家試験(2026)午前 問115
Aさん(24歳、女性)は両親と3人で暮らしている。会社員として働いているが、最近責任の大きな仕事が増えていた。仕事帰りにコンビニエンスストアでサンドイッチやおにぎりなどを買い込み、家族が寝た後に一気に食べるようになった。量が増えていき、食べた後に自ら嘔吐することを繰り返すようになった。過食嘔吐をやめられないことに悩み、クリニックを受診し、神経性過食症と診断された。来院時の身体所見:身長155 cm、体重48 kg、体温36.4 °C、血圧104/60 mmHg、脈拍66/分(不整)。検査所見:赤血球400 万/μL、 Hb 12.5 g/dL、白血球6,300/μL、 Na 135 mEq/L、 K 2.7 mEq/L、 Cl 98 mEq/L、 AST 30 IU/L〈U/L〉、 ALT 35 IU/L〈U/L〉、γ‐GTP 29 IU/L〈U/L〉、血糖92 mg/dL。
Aさんの来院時の所見から考えられるのはどれか。
1
貧血
2
低血糖
3
肝機能障害
4
低カリウム血症
解答4(低カリウム血症)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第115回看護師国家試験(2026)午前 問116
Aさん(24歳、女性)は両親と3人で暮らしている。会社員として働いているが、最近責任の大きな仕事が増えていた。仕事帰りにコンビニエンスストアでサンドイッチやおにぎりなどを買い込み、家族が寝た後に一気に食べるようになった。量が増えていき、食べた後に自ら嘔吐することを繰り返すようになった。過食嘔吐をやめられないことに悩み、クリニックを受診し、神経性過食症と診断された。来院時の身体所見:身長155 cm、体重48 kg、体温36.4 °C、血圧104/60 mmHg、脈拍66/分(不整)。検査所見:赤血球400 万/μL、 Hb 12.5 g/dL、白血球6,300/μL、 Na 135 mEq/L、 K 2.7 mEq/L、 Cl 98 mEq/L、 AST 30 IU/L〈U/L〉、 ALT 35 IU/L〈U/L〉、γ‐GTP 29 IU/L〈U/L〉、血糖92 mg/dL。
2回目の外来受診日に、Aさんから外来看護師に「過食がやめられません。私はどうすればいいのでしょうか」と神経性過食症との付き合い方について相談があった。外来看護師の声かけとして適切なのはどれか。
1
「毎食の食事は手作りしましょう」
2
「過食したくなるときの状況を記録してみましょう」
3
「家族の力は借りず自分の力で頑張っていきましょう」
4
「理想体重を維持できるよう毎日体重計に乗りましょう」
解答2(「過食したくなるときの状況を記録してみましょう」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第115回看護師国家試験(2026)午前 問117
Aさん(24歳、女性)は両親と3人で暮らしている。会社員として働いているが、最近責任の大きな仕事が増えていた。仕事帰りにコンビニエンスストアでサンドイッチやおにぎりなどを買い込み、家族が寝た後に一気に食べるようになった。量が増えていき、食べた後に自ら嘔吐することを繰り返すようになった。過食嘔吐をやめられないことに悩み、クリニックを受診し、神経性過食症と診断された。来院時の身体所見:身長155 cm、体重48 kg、体温36.4 °C、血圧104/60 mmHg、脈拍66/分(不整)。検査所見:赤血球400 万/μL、 Hb 12.5 g/dL、白血球6,300/μL、 Na 135 mEq/L、 K 2.7 mEq/L、 Cl 98 mEq/L、 AST 30 IU/L〈U/L〉、 ALT 35 IU/L〈U/L〉、γ‐GTP 29 IU/L〈U/L〉、血糖92 mg/dL。
Aさんは受診時に母親と一緒に来院した。母親から「父親は、普段はAとあまり話すことはありませんが、過食を見つけると我慢が足りないからだとAを叱ります。私は食費が高くて困っています。どうしたらいいのでしょう」と外来看護師に相談があった。看護師が母親に行う支援として、適切なのはどれか。2つ選べ。
1
家族心理教育や家族会を紹介する。
2
疾患による家計への影響は仕方がないと伝える。
3
食行動の異常には厳しく接するように指導する。
4
Aさんの疾患や今後の見通しについて説明をする。
5
家族が原因であるため、すぐ態度を改めるよう指導する。
解答1(家族心理教育や家族会を紹介する。)、4(Aさんの疾患や今後の見通しについて説明をする。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問112
Aさん(26歳、女性)は高校生のころからリストカットを繰り返し、ボーダーラインパーソナリティ症〈境界性パーソナリティ障害〉の診断を受けている。最近仕事が忙しくなったパートナーに「今すぐ返事が欲しい。私を見捨てるのか」とメールを送り続け、帰宅したパートナーが、手首から血を流している Aさんを見つけた。パートナーに付き添われて総合病院の救急外来を受診した Aさんは、意識清明で神経損傷はなく、手首の処置をした看護師に「消えてしまいたい。生きている意味がない」と話した。
処置時の看護師の声かけで適切なのはどれか。
1
「パートナーの気持ちを考えましょう」
2
「死にたいと思うほどつらかったのですね」
3
「メールの返信はすぐにはできないものですよ」
4
「つらくても自分を傷つけることはやめましょう」
解答2(「死にたいと思うほどつらかったのですね」)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問113
Aさん(26歳、女性)は高校生のころからリストカットを繰り返し、ボーダーラインパーソナリティ症〈境界性パーソナリティ障害〉の診断を受けている。最近仕事が忙しくなったパートナーに「今すぐ返事が欲しい。私を見捨てるのか」とメールを送り続け、帰宅したパートナーが、手首から血を流している Aさんを見つけた。パートナーに付き添われて総合病院の救急外来を受診した Aさんは、意識清明で神経損傷はなく、手首の処置をした看護師に「消えてしまいたい。生きている意味がない」と話した。
Aさんは興奮が続いたため、精神科医の診察を受け、入院となった。入院後は担当のB看護師に何度も声をかけていた。入院3日の深夜、B看護師に「パートナーが電話に出ないので、私の代わりに電話してほしい」と依頼があった。B看護師がすぐに対応できないことを伝えると「Bさんを私の担当から外してほしい」と複数の看護師に訴えた。B看護師は「私が忙しかったから、Aさんを怒らせてしまった」と話している。看護チームの対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
1
B看護師の担当患者を減らす。
2
Aさんの希望に応じて担当者を変更する。
3
パートナーに、Aさんに電話をするよう連絡する。
4
カンファレンスでチーム内の看護師の感情を共有する。
5
日中に時間を決めて話を聞くことを、Aさんに伝える。
解答4(カンファレンスでチーム内の看護師の感情を共有する。)、5(日中に時間を決めて話を聞くことを、Aさんに伝える。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問114
Aさん(26歳、女性)は高校生のころからリストカットを繰り返し、ボーダーラインパーソナリティ症〈境界性パーソナリティ障害〉の診断を受けている。最近仕事が忙しくなったパートナーに「今すぐ返事が欲しい。私を見捨てるのか」とメールを送り続け、帰宅したパートナーが、手首から血を流している Aさんを見つけた。パートナーに付き添われて総合病院の救急外来を受診した Aさんは、意識清明で神経損傷はなく、手首の処置をした看護師に「消えてしまいたい。生きている意味がない」と話した。
入院後1週、Aさんは気分の変動があり、夕方になるとイライラして、ホールでテレビを見ている他の入院患者に大声で攻撃的な発言を繰り返した。看護師が声をかけると「テレビの大きな音が父の声に聞こえた。子どものころ、父が毎晩お酒を飲んで暴れたので怖かった」と話した。Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1
他の患者に大声を出さないよう指導する。
2
過去のつらい体験は思い出さないよう伝える。
3
日中、大音量のテレビに慣れる練習を提案する。
4
気持ちを言語化したことを肯定的にフィードバックする。
解答4(気持ちを言語化したことを肯定的にフィードバックする。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問115
Aさん(27歳、男性、会社員)は1人で暮らしている。最近、事務部門から営業部門に異動になった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2 か月後、精神科クリニックを受診し、パニック症〈パニック障害〉と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と抗うつ薬が処方された。また、職場の協力を得て、苦手な仕事のサポートをしてもらうことになった。受診から2日、Aさんから「また発作が起きるのではないかと考えてしまい、家から出られません」とクリニックに電話があった。
Aさんの状況に対するクリニックの看護師のアセスメントで適切なのはどれか。
1
予期不安がある。
2
うつ症状が悪化している。
3
睡眠薬の持ち越し効果がある。
4
仕事に対するストレスが増している。
解答1(予期不安がある。)
解説・ポイント・キーワードを見る →出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問116
Aさん(27歳、男性、会社員)は1人で暮らしている。最近、事務部門から営業部門に異動になった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2 か月後、精神科クリニックを受診し、パニック症〈パニック障害〉と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と抗うつ薬が処方された。また、職場の協力を得て、苦手な仕事のサポートをしてもらうことになった。受診から2日、Aさんから「また発作が起きるのではないかと考えてしまい、家から出られません」とクリニックに電話があった。
1か月後、Aさんは通勤途中の電車の中で再びパニック発作を起こし、受診した。看護師が話を聞くと「そのときは、息が止まってしまうように感じました。また同じようになるかと思うと怖くて電車に乗れません。仕事にも支障が出ています。電車での通勤は続けたいです」と話した。相談を受けた看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1
目的地までの別の通勤経路を検討する。
2
抗うつ薬の効果についての正しい知識を教育する。
3
同じ症状を持つ人々との話し合いができる場を紹介する。
4
発作を起こしそうな場面を想定した対処法を看護師と一緒に練習する。
解答4(発作を起こしそうな場面を想定した対処法を看護師と一緒に練習する。)
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Aさん(27歳、男性、会社員)は1人で暮らしている。最近、事務部門から営業部門に異動になった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2 か月後、精神科クリニックを受診し、パニック症〈パニック障害〉と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と抗うつ薬が処方された。また、職場の協力を得て、苦手な仕事のサポートをしてもらうことになった。受診から2日、Aさんから「また発作が起きるのではないかと考えてしまい、家から出られません」とクリニックに電話があった。
Aさんのパニック発作は消失し、不眠も改善したため、睡眠薬の服用は終了となった。Aさんは「もともと手足が冷えて寝つきが悪かったから、睡眠薬がなくなることが心配です。自分で工夫できることはあるでしょうか」と看護師に尋ねた。看護師が以前の睡眠状況を尋ねると、睡眠時間は23時から6時までの7時間であった。Aさんの睡眠へのセルフケアに対する看護師の指導で適切なのはどれか。
1
「休日は昼まで寝るようにしましょう」
2
「帰宅後に短時間の睡眠をとりましょう」
3
「寝る前に熱めのお風呂に浸かると良いですよ」
4
「眠くなってからベッドに横になると良いですよ」
解答4(「眠くなってからベッドに横になると良いですよ」)
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