学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第9章 ▸ 状況設定 / Q114P113
理由で解く 看護師国試
大量常用していたベンゾジアゼピン系薬の中断後2〜3日は離脱症状のピークで、幻覚・振戦・けいれん・せん妄が出現しうる。
Aさんは抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)を大量に反復使用しており、入院によって突然使用が中断された状態にある。ベンゾジアゼピン系薬の離脱症状は中断後おおむね1〜3日(48〜72時間)に強くなり、不安・不眠・振戦・発汗に加え、重症では幻覚・けいれん発作・せん妄が出現する。アルコール離脱と同様の機序(GABA系抑制の急激な解除)で考えるとよい。したがって出現する可能性が高いのは幻覚である。感情鈍麻・思考途絶・妄想気分はいずれも統合失調症でみられる症状であり、離脱の経過としては典型的でない。
| 症状 | 主にみられる病態 |
|---|---|
| 幻覚・振戦・けいれん・せん妄 | アルコール・ベンゾジアゼピン離脱(中断後1〜3日) |
| 感情鈍麻 | 統合失調症の陰性症状 |
| 思考途絶 | 統合失調症の思考過程の障害 |
| 妄想気分 | 統合失調症の初期症状 |
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