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教科書ドリル 臨床医学各論 第3章

A. 肝臓疾患

第3章 肝胆膵疾患 全52問

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急性肝炎の病期の順序として正しいのはどれか。

1回復期 → 黄疸期 → 前駆期
2潜伏期 → 前駆期 → 黄疸期 → 回復期
3潜伏期 → 黄疸期 → 前駆期 → 回復期
4前駆期 → 潜伏期 → 黄疸期 → 回復期

解答2

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急激な肝機能不全により意識障害(肝性脳症)をきたす重篤な急性肝障害を何というか。

解答劇症肝炎(急性肝不全)

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A型肝炎について正しいのはどれか。

1DNAウイルスが原因である。
2血液感染が主である。
3生鮮魚介類(生カキ等)を介した経口感染が多い。
4慢性化して肝硬変に進む。

解答3

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A型肝炎の現在感染を示すマーカーとして陽性となるのはどれか。

解答IgM型HA抗体(IgM-HA抗体)

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A型肝炎の特徴として適切でないのはどれか。

1経口感染する。
2潜伏期は約30日である。
3慢性化する頻度が高い。
4予防にHAワクチンが用いられる。

解答3

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B型肝炎ウイルス(HBV)の主な感染経路はどれか。

1経口感染(生鮮魚介類)
2空気感染
3血液・体液・母子感染
4媒介蚊による感染

解答3

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B型肝炎ウイルスに現在感染していることを示す表面抗原マーカーは何か。

解答HBs抗原

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B型肝炎ウイルスマーカーに関して正しいのはどれか。

1HBe抗原陽性は血中のウイルス量が少ないことを示す。
2HBs抗体はウイルスの持続感染を示す。
3HBe抗体陽性はウイルス量が少なく感染性が弱いことを示す。
4HBc抗体は中和抗体であり感染を防ぐ。

解答3

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B型肝炎について正しいのはどれか。

1約70%が慢性化する。
2経口感染が主である。
3感染症法の4類感染症である。
4成人初感染の約10%が慢性化する。

解答4

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B型肝炎ウイルス暴露(針刺し事故等)後の予防として適切なのはどれか。

1経口胆石溶解療法
248時間以内のHBs免疫グロブリン+HBワクチン投与
3直ちにインターフェロンを開始
4絶食・輸液のみで経過観察

解答2

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C型肝炎について正しいのはどれか。

1経口感染が主である。
2慢性化率は約60〜70%と高い。
3予防接種(ワクチン)で防げる。
4DNAウイルスが原因である。

解答2

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C型肝炎の診断に必須で、血中ウイルス量を示す検査項目は何か。

解答HCV-RNA

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C型肝炎の治療に関して正しいのはどれか。

1HBワクチン接種で予防できる。
2DAA(直接作用型抗ウイルス薬)により治癒率が大幅に向上した。
3血漿交換のみで治療する。
4抗生物質による除菌療法が主体である。

解答2

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D型肝炎について正しいのはどれか。

1単独で感染発症する。
2経口感染する。
3B型肝炎ウイルス感染者に合併する。
4日本で頻度が高い。

解答3

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E型肝炎について誤っているのはどれか。

1経口感染する。
2豚肉やジビエ(イノシシ等)の生食が感染源となる。
3妊婦が感染すると劇症化しやすい。
4感染症法の5類感染症である。

解答4

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肝炎ウイルスと感染経路の組み合わせで正しいのはどれか。

1A型肝炎 ― 血液感染
2B型肝炎 ― 経口感染
3C型肝炎 ― 血液感染
4E型肝炎 ― 性行為感染

解答3

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ウイルス性肝炎の特徴と型の組み合わせで正しいのはどれか。

1慢性化率が最も高い ― A型肝炎
2ワクチンが存在しない ― B型肝炎
3DNAウイルス ― B型肝炎
4妊婦で劇症化 ― C型肝炎

解答3

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慢性肝炎の定義として正しいのはどれか。

16か月以上肝機能異常とウイルス感染が持続する状態
21週間以上発熱と黄疸が続く状態
31か月以上アルコール摂取を継続した状態
4半年以内に自然治癒する急性肝障害

解答1

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慢性肝炎の身体所見として認められやすいのはどれか。

1イチゴ舌
2手掌紅斑・クモ状血管拡張
3後弓反張
4バラ疹

解答2

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薬物性肝障害について誤っているのはどれか。

1中毒性とアレルギー性の2型がある。
2アレルギー性は用量依存的である。
3好酸球増加などアレルギー所見を伴うことがある。
4原因薬剤の中止により改善することが多い。

解答2

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アルコール性肝障害の特徴として適切でないのはどれか。

1γ-GTPの上昇が特徴的である。
2AST/ALT比が1以上になることが多い。
3禁酒により改善する。
45年未満・1日1合程度の飲酒で必発する。

解答4

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アルコール性肝障害で特徴的に上昇する肝胆道系酵素を答えよ。

解答γ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)

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肝硬変の病態生理として正しいのはどれか。

1肝細胞の膨化腫大により肝臓全体が肥大する。
2偽小葉と呼ばれる再生結節により肝全体が置き換わる。
3急性炎症期の可逆的変化である。
4門脈圧は低下する。

解答2

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肝硬変の主な原因として最も多いのはどれか。

1自己免疫性肝炎
2薬物性肝障害
3B型・C型肝炎ウイルス感染
4原発性胆汁性胆管炎

解答3

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肝硬変で誤っているのはどれか。

1食道静脈瘤を生じる。
2手掌紅斑を生じる。
3腹水を生じる。
4肝臓が著明に腫大・肥大する。

解答4

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肝硬変でみられるエストロゲン過剰症状はどれか。

1イチゴ舌
2女性化乳房
3チアノーゼ
4バラ疹

解答2

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肝硬変で低値となる検査項目はどれか。

1血清アンモニア
2血清γ-グロブリン
3血清アルブミン
4血清ビリルビン

解答3

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非代償性肝硬変でみられる血液検査所見として適切でないのはどれか。

1血小板減少
2プロトロンビン時間の短縮
3血清アルブミン低下
4総ビリルビン上昇

解答2

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肝性脳症(肝性昏睡)でみられる症状はどれか。

1羽ばたき振戦
2後弓反張
3振戦せん妄
4運動麻痺

解答1

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肝性脳症で上昇する代表的な血中代謝産物を答えよ。

解答アンモニア(血清アンモニア)

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肝硬変の腹水形成の主な機序として適切でないのはどれか。

1低アルブミン血症による膠質浸透圧低下
2門脈圧亢進
3レニン・アルドステロン系の活性化による水ナトリウム貯留
4急性肝炎の前駆期の発熱

解答4

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肝硬変に伴う食道静脈瘤について正しいのはどれか。

1肝動脈圧亢進により生じる。
2門脈から上大静脈への側副血行路である。
3破裂前は常に有症状で早期発見が容易である。
4発生部位は肛門周囲が多い。

解答2

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破裂した食道静脈瘤の応急的圧迫止血に用いる器具は何か。

解答Sengstaken-Blakemore tube(ゼングスターケン-ブレークモア管、SBチューブ)

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肝硬変の門脈圧亢進により臍部から放射状に走る腹壁静脈の怒張をきたす所見を何というか。

解答メデューサの頭(caput medusae)

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Child-Pugh分類の評価項目に含まれないのはどれか。

1血清ビリルビン
2血清アルブミン
3腹水の有無と程度
4血清アミラーゼ

解答4

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肝硬変の3大死因に含まれないのはどれか。

1消化管出血(食道静脈瘤破裂)
2肝細胞癌
3肝不全
4急性心筋梗塞

解答4

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肝細胞癌について正しいのはどれか。

1原発性肝癌の約10%を占める。
2B型・C型慢性肝炎や肝硬変が主たる発生母地である。
3腫瘍マーカーはCA19-9が特異的である。
4肝動脈と門脈の両者から同程度に栄養される。

解答2

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肝細胞癌の代表的な腫瘍マーカーを2つ答えよ。

解答α-フェトプロテイン(AFP)、PIVKA-II(異常プロトロンビン)

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肝細胞癌の治療法として一般的でないのはどれか。

1肝動脈塞栓術(TAE/TACE)
2経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)
3肝切除術
4経皮的冠動脈形成術(PCI)

解答4

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脂肪肝に関連しないのはどれか。

1肥満
2糖尿病
3脂質異常症
4腸閉塞

解答4

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非アルコール性脂肪肝炎の略称を答えよ。

解答NASH(non-alcoholic steatohepatitis)

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自己免疫性肝炎(AIH)の特徴として正しいのはどれか。

1若年男性に好発する。
2抗ミトコンドリア抗体が陽性となる。
3中年女性に好発し、副腎皮質ホルモンが奏効する。
4ウルソデオキシコール酸が第一選択である。

解答3

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原発性胆汁性胆管炎(PBC)について正しいのはどれか。

1抗ミトコンドリア抗体陽性が診断の特徴である。
2若年男性に好発する。
3アルカリホスファターゼは低下する。
4インターフェロンが第一選択である。

解答1

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「施術後、患者の血液のついた鍼を廃棄する際に誤って施術者の指を刺した」。この状況で施術者が暴露される可能性が最も高く、ワクチン接種による予防が可能な肝炎は次のうちどれか。

1A型肝炎
2B型肝炎
3C型肝炎
4E型肝炎

解答2

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「35歳の女性看護師。皮膚の黄染、全身倦怠感で受診。針刺しの既往があり、肝炎ウイルスマーカーではHCV抗体陽性、HCV-RNA陽性、他マーカーは陰性。」本疾患について正しいのはどれか。

1生鮮魚介類の摂取で起こる。
2慢性化の頻度が高い。
3劇症肝炎に進展しやすい。
4ワクチンによる予防が可能である。

解答2

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「42歳の男性。2週間前に生カキを食べてから、発熱・全身倦怠感・食欲不振が出現し、その後眼球黄染と褐色尿を認めた。IgM-HA抗体陽性。」本患者について適切なのはどれか。

1慢性化して肝硬変に進展しやすい。
2急性のみで慢性化しない。
3主な感染経路は血液感染である。
4予防にHBワクチンが有効である。

解答2

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「50歳の男性。大酒家である。軽度の意識障害で受診した。眼球結膜黄染、腹部膨満、手指の羽ばたき振戦を認める。」本患者で最も考えられる病態はどれか。

1急性虫垂炎
2アルコール性肝硬変による肝性脳症
3胃潰瘍穿孔
4急性膵炎

解答2

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「60歳の男性。軽度呼吸困難で来院。腹部膨隆と女性化乳房を認め、手掌紅斑・クモ状血管拡張も観察される。」本患者で最も考えにくい所見はどれか。

1血清アルブミン低下
2血小板増多
3プロトロンビン時間延長
4血清アンモニア上昇

解答2

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疾患と感染経路の組み合わせで正しいのはどれか。

1A型肝炎 ― 血液感染
2B型肝炎 ― 経口感染
3C型肝炎 ― 空気感染
4E型肝炎 ― 経口感染(豚肉・ジビエ)

解答4

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肝炎ウイルスマーカーと意義の組み合わせで誤っているのはどれか。

1IgM-HA抗体 ― A型肝炎の現感染
2HBs抗原 ― B型肝炎の現感染
3HCV抗体陽性+HCV-RNA陽性 ― C型肝炎の現感染
4HBs抗体 ― B型肝炎の劇症化マーカー

解答4

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肝硬変の症状・所見と機序の組み合わせで誤っているのはどれか。

1腹水 ― 低アルブミン血症+門脈圧亢進
2食道静脈瘤 ― 門脈大循環側副血行路の発達
3女性化乳房 ― エストロゲン不活化低下
4肝腫大 ― 肝全体の進行期萎縮

解答4

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疾患と治療薬の組み合わせで誤っているのはどれか。

1C型慢性肝炎 ― DAA(直接作用型抗ウイルス薬)
2B型慢性肝炎 ― エンテカビル(核酸アナログ)
3原発性胆汁性胆管炎(PBC) ― ウルソデオキシコール酸
4自己免疫性肝炎(AIH) ― インターフェロン単独療法

解答4

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