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教科書ドリル 臨床医学各論 第6章

B. 甲状腺疾患

第6章 内分泌疾患 全30問

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甲状腺機能を評価する検査値について正しいのはどれか。

1原発性甲状腺機能亢進症ではFT4とTSHがともに高値となる。
2原発性甲状腺機能亢進症ではFT4上昇・TSH低下となる。
3原発性甲状腺機能低下症ではFT4とTSHがともに低値となる。
4中枢性甲状腺機能低下症ではTSH高値となる。

解答2

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甲状腺から分泌される主要ホルモン2種を答えよ。

解答トリヨードサイロニン(T3)とサイロキシン(T4)

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バセドウ病の病因として正しいのはどれか。

1細菌感染による甲状腺組織破壊
2TSH受容体に対する自己抗体(TRAb)による甲状腺過剰刺激
3ヨウ素欠乏による甲状腺腫
4甲状腺ホルモンの過剰摂取

解答2

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バセドウ病の症状として**誤っている**のはどれか。

1頻脈
2発汗過多
3体重増加
4手指振戦

解答3

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甲状腺ホルモン過剰による自律神経刺激で、安静時にもかかわらず心拍数が増加する所見を何というか。

解答頻脈(心悸亢進)

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メルゼブルク三徴に含まれるのはどれか。

1発汗過多
2手指振戦
3眼球突出
4体重減少

解答3

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バセドウ病における眼球突出の主な機序を簡潔に述べよ。

解答眼窩後組織(外眼筋・脂肪組織・結合組織)に対する自己免疫的炎症と浮腫・脂肪組織増生により眼球が前方に押し出される。

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バセドウ病で認められる検査所見として**誤っている**のはどれか。

1TSH低値
2FT4・FT3高値
3抗TSH受容体抗体(TRAb)陽性
4血清総コレステロール高値

解答4

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バセドウ病に特異性が高く、診断に最も有用な自己抗体は何か。

解答抗TSH受容体抗体(TRAb、甲状腺刺激抗体TSAb)

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バセドウ病の治療法として適切でないのはどれか。

1抗甲状腺薬(チアマゾール・プロピルチオウラシル)の内服
2放射性ヨード(I-131)内用療法
3甲状腺亜全摘術
4デスモプレシン(DDAVP)点鼻

解答4

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甲状腺機能亢進症の患者が感染・手術・外傷などを契機に高熱・頻脈・不整脈・意識障害をきたす緊急病態を何というか。

解答甲状腺クリーゼ(thyroid storm、甲状腺中毒症クリーゼ)

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甲状腺機能低下症の症状として**誤っている**のはどれか。

1寒がり・低体温
2徐脈
3下痢
4体重増加

解答3

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甲状腺機能低下症の成人で、むくみ・寒がり・便秘・体重増加・徐脈・嗄声・皮膚乾燥・精神活動低下などを呈する病態を何というか。

解答粘液水腫(myxedema)

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粘液水腫でみられる浮腫の特徴として正しいのはどれか。

1指で押すと圧痕が残る柔らかい浮腫
2指で押しても圧痕を残さない硬い浮腫
3下肢のみに限局した片側性浮腫
4発赤・熱感を伴う炎症性浮腫

解答2

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甲状腺機能低下症で眉毛の外側1/3が脱毛する所見を何というか。

解答クイーン・アン徴候(Queen Anne sign)

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甲状腺機能低下症に特徴的な深部腱反射所見を述べよ。

解答アキレス腱反射の弛緩相遅延(反射後の筋弛緩が緩徐)

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原発性甲状腺機能低下症の検査所見の組合せで正しいのはどれか。

1TSH上昇 + FT4低下
2TSH低下 + FT4低下
3TSH上昇 + FT4上昇
4TSH低下 + FT4上昇

解答1

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甲状腺機能低下症で上昇する血中脂質成分は何か。またこれが続発性脂質異常症の一因となる理由を簡潔に述べよ。

解答総コレステロール・LDLコレステロールが上昇する。甲状腺ホルモン低下によりLDL受容体発現が減少しコレステロール異化が低下するため。

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クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)の所見として**誤っている**のはどれか。

1発達遅滞(身体・精神)
2哺乳不良・活気不良
3新生児黄疸の遷延
4高身長

解答4

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クレチン症を早期発見するためにわが国で全新生児を対象に実施されている検査は何か。

解答新生児マススクリーニング(ろ紙血TSH測定)

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甲状腺機能低下症の標準治療薬は何か。

解答レボチロキシン(合成T4製剤、商品名チラーヂンSなど)

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橋本病の特徴として**誤っている**のはどれか。

1自己免疫機序による慢性甲状腺炎である。
2中年女性に好発する(男女比1:20以上)。
3抗TPO抗体・抗サイログロブリン抗体が陽性となる。
4経過中に必ず甲状腺機能亢進症を呈する。

解答4

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橋本病の診断に用いられる2種類の自己抗体を挙げよ。

解答抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体、抗マイクロゾーム抗体)と抗サイログロブリン抗体(抗Tg抗体)

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橋本病で典型的にみられる甲状腺の所見はどれか。

1硬く触れる片側性の結節
2びまん性で表面不整の腫脹
3圧痛著明な急性腫脹
4甲状腺の萎縮・触知困難

解答2

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バセドウ病と橋本病の対比として**誤っている**のはどれか。

1バセドウ病は機能亢進、橋本病は機能低下が主体である。
2バセドウ病はTRAb陽性、橋本病は抗TPO抗体・抗Tg抗体陽性が診断的。
3バセドウ病はTSH低下・FT4上昇、橋本病はTSH上昇・FT4低下。
4両疾患ともに男性に好発する。

解答4

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甲状腺機能亢進症と機能低下症の症状対比で**誤っている**のはどれか。

1亢進症=体重減少、低下症=体重増加
2亢進症=頻脈、低下症=徐脈
3亢進症=下痢、低下症=便秘
4亢進症=寒がり、低下症=暑がり

解答4

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次の患者で最も疑われる疾患はどれか。
「28歳の女性。3か月前から動悸・発汗過多・体重減少(4kg)を自覚。前頸部の腫大と軽度の眼球突出を認める。検査でFT4高値・TSH感度以下・TRAb陽性。」

1橋本病
2粘液水腫
3バセドウ病
4亜急性甲状腺炎

解答3

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次の患者で最も疑われる疾患はどれか。
「50歳の女性。無気力・易疲労感を主訴に来院。皮膚は乾燥し冷たく、顔は浮腫様で圧痕を残さない硬い浮腫を認める。徐脈、便秘、寒がり、体重増加あり。TSH高値、FT4低下、抗TPO抗体陽性。」

1バセドウ病
2粘液水腫(橋本病による甲状腺機能低下症)
3褐色細胞腫
4アジソン病

解答2

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次の患者で最も疑われる疾患はどれか。
「35歳の女性。3か月前から前頸部腫脹と嗄声。触診でびまん性・弾性硬の甲状腺腫を認め、圧痛はない。検査で抗TPO抗体高値、抗サイログロブリン抗体陽性、TSH軽度上昇、FT4正常下限。甲状腺エコーで深部エコー低下を伴うびまん性腫脹。」

1バセドウ病
2橋本病
3亜急性甲状腺炎
4プランマー病(中毒性結節性甲状腺腫)

解答2

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疾患とホルモン異常・特徴の組合せで**正しい**のはどれか。

1バセドウ病 ーー TSH上昇・抗TPO抗体が診断指標
2クレチン症 ーー 先天性甲状腺ホルモン過剰
3橋本病 ーー 抗TSH受容体抗体が診断指標
4粘液水腫 ーー TSH上昇・FT4低下・圧痕を残さない浮腫

解答4

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