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教科書ドリル 生理学 第10章

B. 神経線維の興奮伝導

第10章 神経 全26問

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ニューロンの静止電位について正しいのはどれか。

1細胞内が細胞外に対して正電位を示す。
2値は約-60〜-90mV(代表値-70〜-80mV)で、細胞内が負電位を示す。
3K⁺の細胞内への流入が主因となって形成される。
4ナトリウム・カリウムポンプは静止電位とは無関係である。

解答2

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静止電位の形成・維持に関する記述で誤っているのはどれか。

1細胞外にはNa⁺とCl⁻が多く、細胞内にはK⁺と蛋白陰イオンが多い。
2細胞膜のK⁺チャネルはK⁺を通すが、蛋白陰イオンは通さない。
3ナトリウム・カリウムポンプはATPを消費してNa⁺を細胞内へ、K⁺を細胞外へ輸送する。
4細胞膜はわずかながらNa⁺も透過するため、Na⁺は細胞外から細胞内へ漏れ込む。

解答3

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細胞内と細胞外でそれぞれ多いイオン・物質の組み合わせとして正しいのはどれか。

1細胞内: Na⁺ / 細胞外: K⁺
2細胞内: K⁺と蛋白陰イオン / 細胞外: Na⁺とCl⁻
3細胞内: Cl⁻ / 細胞外: 蛋白陰イオン
4細胞内: Na⁺とCl⁻ / 細胞外: K⁺と蛋白陰イオン

解答2

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次の文の空欄に入る語・数値を答えよ。
静止時のニューロンの細胞内は細胞外に対して約(①)mVの負電位を示す。この電位を(②)という。細胞内に多い(③)が膜のチャネルを通って拡散により細胞外へ流出し、細胞内に残った(④)が負に帯電することで成立する。また、膜がわずかに透過させてしまうNa⁺を細胞外へ能動輸送する(⑤)が、静止電位の長期的な維持に関与する。

解答① -60〜-90(代表値-70〜-80) ② 静止電位 ③ K⁺ ④ 蛋白陰イオン ⑤ ナトリウム・カリウムポンプ(Na⁺-K⁺ポンプ/ナトリウムポンプ)

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活動電位について正しいのはどれか。

1刺激が閾値を越えても活動電位の大きさは刺激強度に比例して増減する。
2脱分極相ではK⁺が細胞外へ流出して膜電位が上昇する。
3脱分極が閾値(閾膜電位)に達すると、電位依存性Na⁺チャネルが開口してNa⁺が細胞内へ流入する。
4活動電位持続中はずっと興奮しやすい状態が続き、重ね打ちが容易である。

解答3

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活動電位の各相と主役となるイオン動態の組み合わせで誤っているのはどれか。

1脱分極相 ─ Na⁺の細胞内流入
2オーバーシュート ─ 膜電位が0を超えて正となる部分
3再分極相 ─ K⁺の細胞内流入
4過分極(後電位) ─ 膜電位が静止電位より陰性方向へ一過性に変化する

解答3

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活動電位の再分極相について正しいのはどれか。

1主にNa⁺が細胞外から細胞内へ流入することで起こる。
2主にK⁺が細胞内から細胞外へ流出することで起こる。
3Cl⁻が細胞外から流入することで膜電位を静止電位に戻す。
4Ca²⁺チャネルの開口によりCa²⁺が細胞外から流入する。

解答2

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活動電位の「相」とそこで起こる現象の組み合わせとして正しいのはどれか。

1脱分極相 ─ K⁺の細胞外流出
2オーバーシュート ─ 膜電位が0mVを超えて正の値(+30〜+40mV付近)に達する
3再分極相 ─ Na⁺の細胞内流入が引き続き増加する
4過分極 ─ 膜電位が静止電位よりも陽性方向へ変化する

解答2

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閾値(閾膜電位)と全か無の法則に関する記述として正しいのはどれか。

1閾値以下の刺激でも刺激強度を上げれば活動電位の大きさを比例的に増大できる。
2閾値を越えて興奮させる限り、刺激強度を増しても活動電位の大きさはほぼ一定である。
3全か無の法則は筋収縮にのみ当てはまり、神経の活動電位には当てはまらない。
4閾値とは活動電位の再分極が終了する膜電位のことをいう。

解答2

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絶対不応期・相対不応期について誤っているのはどれか。

1絶対不応期ではどんなに強い刺激を与えても活動電位は発生しない。
2絶対不応期は活動電位の上昇相と下降相の大部分の期間に相当する。
3相対不応期では通常より高い閾値で活動電位が発生するが、その大きさは小さくなる。
4相対不応期では通常より低い閾値で容易に活動電位が発生する。

解答4

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次の文の空欄に入る語を答えよ。
脱分極が(①)に達すると、電位依存性(②)チャネルが開口して(③)が細胞内へ流入し、活動電位が発生する。続いて膜のK⁺透過性が上昇し、K⁺が細胞外へ(④)することで膜電位は静止電位方向へ戻る。この相を(⑤)という。再分極の後に、膜電位が静止電位よりも陰性方向へ一過性に深くなる(⑥)が観察されることがある。

解答① 閾値(閾膜電位) ② Na⁺ ③ Na⁺(ナトリウムイオン) ④ 流出 ⑤ 再分極(相) ⑥ 過分極(後電位)

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活動電位の発生後に一度流入したNa⁺と流出したK⁺を、ゆっくりと元のイオン分布に戻す働きを持つのはどれか。

1電位依存性Na⁺チャネル
2電位依存性K⁺チャネル
3ナトリウム・カリウムポンプ(Na⁺-K⁺ポンプ)
4Ca²⁺チャネル

解答3

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活動電位の発生や伝導に関する記述として誤っているのはどれか。

1活動電位の持続時間はニューロンでは通常ミリ秒単位である。
2オーバーシュート部分では膜電位が正の値を示す。
3活動電位の大きさは、神経線維の直径によらず常に完全に同一の値となる。
4活動電位は軸索を電気信号として伝わっていく。

解答3

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興奮伝導の三原則に含まれるのはどれか。

1可逆性伝導
2絶縁性伝導・不減衰伝導・両方向性伝導
3一方向性伝導・シナプス遅延・易疲労
4空間加重・時間加重・閾値低下

解答2

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神経線維における興奮伝導について誤っているのはどれか。

1細胞膜の興奮部と静止部の間に生じる局所電流により、隣接部が閾値まで脱分極される。
2神経線維束の中で1本の神経線維が興奮しても、隣接する線維には興奮は伝わらない(絶縁性伝導)。
3神経の性状が一様であれば、伝導距離が長くなっても興奮の大きさは減衰しない(不減衰伝導)。
4生体外に摘出した神経線維では、刺激部位からの興奮は順行性方向にしか伝わらない。

解答4

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興奮伝導の三原則と内容の組み合わせとして正しいのはどれか。

1絶縁性伝導 ─ 興奮の大きさが距離に関わらず一定であること
2不減衰伝導 ─ 興奮が隣の神経線維には伝わらないこと
3両方向性伝導 ─ 摘出神経の中央部を刺激すると興奮が両方向へ伝わること
4絶縁性伝導 ─ 生体内では興奮が決まった方向にしか伝わらないこと

解答3

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有髄神経線維における跳躍伝導について正しいのはどれか。

1髄鞘部の膜が最も興奮しやすく、そこで新たな活動電位が発生する。
2髄鞘で覆われた部分は電気的に絶縁され、活動電位はランビエ絞輪から次のランビエ絞輪へと飛び越えるように発生する。
3跳躍伝導は無髄線維に特有の現象で、有髄線維では連続伝導が行われる。
4跳躍伝導は伝導速度を遅くするが、エネルギー効率は高い。

解答2

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神経の伝導速度に関する記述として正しいのはどれか。

1無髄線維の方が有髄線維より伝導速度が速い。
2有髄線維ではランビエ絞輪の密度が高いほど伝導速度が速く、ジャンプの距離は関係しない。
3同じ髄鞘の有無の条件であれば、神経線維の直径が太いほど伝導速度は速い。
4ヒトの神経の伝導速度はおおよそ10〜20m/秒の狭い範囲にまとまっている。

解答3

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伝導速度が最も速い神経線維はどれか。

1C線維
2B線維
3Aδ線維
4Aα線維

解答4

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哺乳類の神経線維分類と特徴の組み合わせとして正しいのはどれか。

1A線維:無髄 ─ 運動と感覚
2B線維:有髄 ─ 自律神経節前線維
3C線維:有髄 ─ 自律神経節前線維
4A線維:無髄 ─ 皮膚感覚の一部

解答2

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神経線維と主な機能の組み合わせとして正しいのはどれか。

1Aα線維 ─ 自律神経節後線維
2Aβ線維 ─ 触圧覚の伝導
3Aδ線維 ─ 鈍い痛み(二次痛)の伝導
4C線維 ─ 鋭い痛み(一次痛)の伝導

解答2

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C線維の特徴として正しいのはどれか。

1有髄で伝導速度は30m/秒を超える。
2無髄で、鈍く焼けるような遅い痛み(二次痛)や温度覚の一部を伝える。
3電気刺激に対する閾値はA線維よりも低い。
4局所麻酔薬の感受性が最も低く、最後にブロックされる。

解答2

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痛覚線維と痛みの性質の組み合わせとして正しいのはどれか。

1Aδ線維:鋭い速い痛み(一次痛) / C線維 ─ 鈍い遅い痛み(二次痛)
2Aα線維:鋭い速い痛み(一次痛) / Aβ線維 ─ 鈍い遅い痛み(二次痛)
3B線維:鋭い速い痛み(一次痛) / C線維 ─ 鈍い遅い痛み(二次痛)
4Aδ線維:鈍い遅い痛み(二次痛) / C線維 ─ 鋭い速い痛み(一次痛)

解答1

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感覚線維の数字式分類(Ia/Ib/II/III/IV)と表10-2分類の対応で正しいのはどれか。

1Ia群:C線維 / Ib群 ─ Aδ線維
2Ia・Ib群:Aα線維 / II群 ─ Aβ線維 / III群 ─ Aδ線維 / IV群 ─ C線維
3II群:Aα線維 / III群 ─ Aβ線維
4IV群:Aα線維 / Ia群 ─ C線維

解答2

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末梢神経束の圧迫や局所麻酔薬投与に関する記述として正しいのはどれか。

1圧迫と局所麻酔薬のどちらも細い線維から先に障害される。
2圧迫は太い線維から先に障害されるが、局所麻酔薬は細い線維に先に効く。
3圧迫は細い線維から先に障害されるが、局所麻酔薬は太い線維に先に効く。
4圧迫と局所麻酔薬のどちらも影響の受けやすさは線維の太さに依存しない。

解答2

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次の文の空欄に入る語を答えよ。
神経線維は伝導速度の速い順にA・(①)・(②)の3群に分類される。Aは有髄で、さらに太い方からα・β・γ・δの4亜群に分けられ、(③)は筋紡錘一次終末や骨格筋運動神経に、(④)は触圧覚に、(⑤)は鋭い一次痛や冷覚に関与する。(①)は有髄で自律神経節前線維に相当し、(②)は(⑥)で鈍い二次痛・温度覚・自律神経節後線維を担う。また、末梢神経束を圧迫すると(⑦)線維から先に障害されるが、局所麻酔薬は逆に(⑧)線維に先に効く。

解答① B ② C ③ Aα ④ Aβ ⑤ Aδ ⑥ 無髄 ⑦ 太い ⑧ 細い

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