学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ B. 神経線維の興奮伝導 / Q10B001

教科書ドリル 生理学

Q10B001 神経

問題

ニューロンの静止電位について正しいのはどれか。

選択肢
1細胞内が細胞外に対して正電位を示す。
2値は約-60〜-90mV(代表値-70〜-80mV)で、細胞内が負電位を示す。
3K⁺の細胞内への流入が主因となって形成される。
4ナトリウム・カリウムポンプは静止電位とは無関係である。
解答
正解2
解説

静止状態のニューロンでは、細胞内は細胞外に対して約-60〜-90mV(教科書記載の範囲、代表値は-70〜-80mV)の負電位を示す。これが静止電位である。成立機序の中核は、細胞内に多いK⁺が膜の小さなK⁺チャネルを通って濃度勾配に従い細胞外へ「流出」する一方、細胞内には通過できない蛋白陰イオンが残り、結果として細胞内がマイナスに帯電することにある(K⁺の内向き流束ではなく、主因はK⁺の外向き流束である点に注意)。ナトリウム・カリウムポンプ(Na⁺-K⁺-ATPase)は細胞内へ漏れ込んでくる少量のNa⁺を能動的に汲み出し、同時にK⁺を細胞内へ取り込むことでイオン勾配を維持しているため、静止電位の長期的な維持に不可欠である。よって2が正しい。

解説画像
ニューロンの静止電位について正しいのはどれか。 解説図
ニューロンの静止電位について正しいのはどれか。
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