学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ B. 神経線維の興奮伝導 / Q10B002

教科書ドリル 生理学

Q10B002 神経

問題

静止電位の形成・維持に関する記述で誤っているのはどれか。

選択肢
1細胞外にはNa⁺とCl⁻が多く、細胞内にはK⁺と蛋白陰イオンが多い。
2細胞膜のK⁺チャネルはK⁺を通すが、蛋白陰イオンは通さない。
3ナトリウム・カリウムポンプはATPを消費してNa⁺を細胞内へ、K⁺を細胞外へ輸送する。
4細胞膜はわずかながらNa⁺も透過するため、Na⁺は細胞外から細胞内へ漏れ込む。
解答
正解3
解説

ナトリウム・カリウムポンプは、1サイクルで3個のNa⁺を細胞外へ汲み出し、2個のK⁺を細胞内へ取り込む能動輸送体である。方向が逆に記載されている3が誤り。1のイオン分布(外:Na⁺・Cl⁻/内:K⁺・蛋白陰イオン)は静止電位成立の出発点であり、2のようにK⁺だけが通れてサイズの大きい蛋白陰イオンが通れないという選択的透過性こそが、細胞内が負に帯電する根拠となる。また、細胞膜はK⁺に比べるとはるかに少ないが、Na⁺もわずかに透過してしまうため(4)、これを補償するために能動輸送(Na⁺-K⁺ポンプ)が恒常的に働き続けている。

解説画像
静止電位の形成・維持に関する記述で誤っているのはどれか。 解説図
静止電位の形成・維持に関する記述で誤っているのはどれか。
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