学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ B. 神経線維の興奮伝導 / Q10B012

教科書ドリル 生理学

Q10B012 神経

問題

活動電位の発生後に一度流入したNa⁺と流出したK⁺を、ゆっくりと元のイオン分布に戻す働きを持つのはどれか。

選択肢
1電位依存性Na⁺チャネル
2電位依存性K⁺チャネル
3ナトリウム・カリウムポンプ(Na⁺-K⁺ポンプ)
4Ca²⁺チャネル
解答
正解3
解説

活動電位の発生直後、細胞内には通常より多めのNa⁺が入り、細胞内のK⁺が通常より流出した状態となる。このままでは何度も興奮を繰り返すうちにイオン勾配が枯渇してしまうため、ナトリウム・カリウムポンプがATPを消費してNa⁺を細胞外へ、K⁺を細胞内へ能動輸送し、イオン勾配を元に戻す(時間スケールは活動電位そのものよりずっと遅い)。電位依存性Na⁺・K⁺チャネル(選択肢1・2)はあくまで活動電位中のイオン流入・流出を担う受動輸送路であり、イオン勾配を"回復"させる役割は持たない。Ca²⁺チャネル(選択肢4)は神経終末での伝達物質放出などに関与するが、Na⁺・K⁺勾配の回復には直接関わらない。

解説画像
活動電位の発生後に一度流入したNa⁺と流出したK⁺を、ゆっくりと元のイオン分布に戻す働きを持つのはどれか。 解説図
活動電位の発生後に一度流入したNa⁺と流出したK⁺を、ゆっくりと元のイオン分布に戻す働きを持つのはどれか。
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