学習トップ教科書ドリル 生理学 / 第12章 B-a. 脊髄レベルでの調節

教科書ドリル 生理学 第12章

B-a. 脊髄レベルでの調節

第12章 運動 全20問

各問題は「出典・問題・選択肢・解答」を掲載しています。問題をクリックすると、解説・ポイント・比較表・キーワードまで読めます。

骨格筋が急激に引き伸ばされると、その筋紡錘が興奮し、Ia群求心性線維を介して同名筋を支配するα運動ニューロンが興奮することで、同名筋が反射的に収縮する脊髄反射を何というか。

解答伸張反射(stretch reflex)

解説・ポイント・キーワードを見る →

伸張反射の反射弓の構成要素と役割の組み合わせとして誤っているのはどれか。

1受容器 ― 筋紡錘
2求心性線維 ― Ia群求心性線維
3中枢内シナプス数 ― 単シナプス(1個の興奮性シナプス)
4遠心性線維 ― γ運動ニューロン

解答4

解説・ポイント・キーワードを見る →

膝蓋骨直下の膝蓋腱を打腱器で叩打すると、大腿四頭筋が一過性に伸展し、その筋紡錘が刺激されて同筋が反射性に収縮することで下腿が前方に蹴り上げられる。この反射を何というか。

解答膝蓋腱反射

解説・ポイント・キーワードを見る →

下肢の代表的な伸張反射(深部腱反射)について、反射名・叩打部位・主動筋・主な脊髄分節レベルの組み合わせとして正しいのはどれか。

1膝蓋腱反射:膝蓋腱 ― 大腿四頭筋 ― L2-L4
2アキレス腱反射:アキレス腱 ― 大腿二頭筋 ― L5-S1
3膝蓋腱反射:膝蓋腱 ― ハムストリングス ― L5-S1
4アキレス腱反射:アキレス腱 ― 下腿三頭筋 ― L2-L4

解答1

解説・ポイント・キーワードを見る →

伸張反射において、求心性情報(筋紡錘)と遠心性指令(α運動ニューロン)との間で脊髄内の興奮性シナプスが1個のみ介在する反射様式を何というか。

解答単シナプス反射

解説・ポイント・キーワードを見る →

筋が収縮して張力が増すと、腱にある腱受容器(ゴルジ腱器官)が興奮し、Ib群求心性線維が脊髄内の抑制性介在ニューロンを興奮させて同名筋のα運動ニューロンを抑制する反射を何というか。

解答自原抑制(Ib抑制)

解説・ポイント・キーワードを見る →

脊髄内の抑制性反射に関する次の組み合わせのうち、誤っているのはどれか。

1自原抑制:受容器:ゴルジ腱器官 ― 求心路:Ib群 ― 抑制対象:同名筋
2拮抗抑制(相反性Ia抑制):受容器:筋紡錘 ― 求心路:Ia群 ― 抑制対象:拮抗筋
3自原抑制:介在ニューロン:抑制性介在ニューロン ― 反射性質:多シナプス
4拮抗抑制:介在ニューロン:Ia抑制性介在ニューロン ― 反射性質:単シナプス

解答4

解説・ポイント・キーワードを見る →

ある筋(主動筋)が伸張されると、その筋紡錘からのIa群求心性線維が脊髄内の抑制性介在ニューロン(Ia抑制ニューロン)を興奮させ、拮抗筋を支配するα運動ニューロンを抑制して拮抗筋の緊張を低下させる反射性抑制を何というか。

解答拮抗抑制(相反性Ia抑制)

解説・ポイント・キーワードを見る →

膝窩部で下肢の脛骨神経を電気刺激した際、刺激強度を弱いところから強めていくと最初に現れる、中枢神経内で1個のシナプスを介した反射性応答で、潜時が20〜30ミリ秒、腓腹筋から記録される誘発筋電図の波を何というか。

解答H波(ホフマン反射波、Hoffmann reflex)

解説・ポイント・キーワードを見る →

誘発筋電図におけるH波とM波の対比について、誤っているのはどれか。

1H波は脊髄反射弓を経由した反射性応答である
2M波は運動神経を直接刺激した際の筋の直接応答である
3脛骨神経への電気刺激を強めていくとH波が先に出現し、さらに強めるとM波が追加的に出現する
4刺激を最大強度まで強めるとH波はさらに大きくなり、M波はむしろ消失する

解答4

解説・ポイント・キーワードを見る →

足に熱や鋭い痛みなどの侵害刺激が加わると、刺激を受けた同側の肢全体を屈曲させて刺激源から遠ざける防御的な脊髄反射を何というか。

解答屈曲反射(逃避反射・引っ込め反射)

解説・ポイント・キーワードを見る →

屈曲反射の性質として誤っているのはどれか。

1侵害(痛み)刺激により誘発される
2受容器は主に皮膚・筋・関節の侵害受容器である
3求心路は筋紡錘につながるIa群求心性線維である
4脊髄内で複数の介在ニューロンを介する多シナプス反射である

解答3

解説・ポイント・キーワードを見る →

屈曲反射と交叉性伸展反射の対比として誤っているのはどれか。

1屈曲反射は刺激された同側の肢、交叉性伸展反射は対側の肢で起こる
2どちらも侵害受容性の細い求心性線維(Aδ・C)によって誘発される
3どちらも介在ニューロンを介する多シナプス反射である
4交叉性伸展反射は単シナプス反射の代表例である

解答4

解説・ポイント・キーワードを見る →

一側の足に強い侵害刺激が加わって屈曲反射が誘発される際、同時に反対側(対側)の肢の伸筋が収縮して肢が伸展する反射を何というか。

解答交叉性伸展反射

解説・ポイント・キーワードを見る →

皮膚の刺激によって脊髄レベルで筋の収縮が反射性に誘発される皮膚反射について、誤っているのはどれか。

1腹部の皮膚を軽く刺激すると腹壁筋が収縮する腹壁反射が知られる
2大腿内側の皮膚を擦ると同側の挙睾筋が収縮する挙睾筋反射がある
3皮膚反射はいずれも介在ニューロンを介する多シナプス反射である
4成人で足底を擦ったとき母指が背屈する足底反射は、正常な皮膚反射(生理的反応)である

解答4

解説・ポイント・キーワードを見る →

伸張反射・屈曲反射・皮膚反射などが脊髄の同一分節または数分節内で完結する「脊髄分節反射」であるのに対し、より遠隔の脊髄分節に作用が及ぶ反射(四肢間反射やひっかき反射など)を何というか。

解答長脊髄反射

解説・ポイント・キーワードを見る →

急性虫垂炎などで腹腔内臓の炎症が壁側腹膜にまで及んだ際、内臓求心性神経の興奮が反射性に体性運動神経を介して腹壁筋の緊張を著しく亢進させ、腹部が板状に硬くなる反射性の筋収縮を何というか。

解答筋性防御(defense musculaire)

解説・ポイント・キーワードを見る →

末梢器官からの求心性情報によって反射性に起こる運動調節のうち、脊髄を中枢として完結するもの(伸張反射・屈曲反射・皮膚反射など)を総称して何というか。

解答脊髄反射

解説・ポイント・キーワードを見る →

脊髄反射の種類と反射弓の特徴に関する組み合わせとして誤っているのはどれか。

1伸張反射:求心路 Ia群 ― 単シナプス ― 刺激:筋伸張
2自原抑制:求心路 Ib群 ― 多シナプス ― 刺激:筋張力
3屈曲反射:求心路 III/IV群(侵害受容性) ― 多シナプス ― 刺激:侵害刺激
4拮抗抑制:求心路 Ib群 ― 多シナプス ― 刺激:筋張力/効果器:拮抗筋α運動ニューロン

解答4

解説・ポイント・キーワードを見る →

運動の脊髄レベルの調節に関する記述として誤っているのはどれか。

1脊髄は筋・腱・関節・皮膚・内臓からの求心性情報を受け、反射性の運動調節を行う反射中枢である
2脊髄反射の反射弓は「受容器→求心路→脊髄(中枢)→遠心路(α運動ニューロン)→効果器」で構成される
3脊髄反射のうち単シナプス反射として成立するのは伸張反射(腱反射)のみである
4脊髄損傷直後の脊髄ショック期には切断部以下の脊髄反射が亢進し、痙性麻痺がみられる

解答4

解説・ポイント・キーワードを見る →