学習トップ教科書ドリル 生理学第12章 ▸ B-a. 脊髄レベルでの調節 / Q12Ba020

教科書ドリル 生理学

Q12Ba020 運動

問題

運動の脊髄レベルの調節に関する記述として誤っているのはどれか。

選択肢
1脊髄は筋・腱・関節・皮膚・内臓からの求心性情報を受け、反射性の運動調節を行う反射中枢である
2脊髄反射の反射弓は「受容器→求心路→脊髄(中枢)→遠心路(α運動ニューロン)→効果器」で構成される
3脊髄反射のうち単シナプス反射として成立するのは伸張反射(腱反射)のみである
4脊髄損傷直後の脊髄ショック期には切断部以下の脊髄反射が亢進し、痙性麻痺がみられる
解答
正解4
解説

脊髄損傷直後に切断部以下で生じる脊髄ショック期には、脊髄反射は消失し弛緩性麻痺となるのが特徴で、この時期には痙性麻痺はみられない。脊髄固有の機能は数週〜数カ月かけて徐々に回復し、その後は上位運動ニューロン(錐体路)障害としての痙性麻痺に移行し、腱反射亢進・Babinski陽性などの徴候が現れる。したがって選択肢4は誤り(ショック期に「亢進・痙性」とした点が逆)。他の選択肢はすべて教科書記載と整合する:脊髄は末梢器官からの求心性情報による反射中枢(L3495-3503)、反射弓構成(L3513)、単シナプス反射は伸張反射のみ(L3514)。なお脊髄内には歩行のリズムを作る神経回路(歩行リズム発生器)の一部が存在するとされる(L3605-3606)。本問はB01「運動の調節(節骨格)」を統合的に問い、脊髄ショックの臨床経過を誤答肢として組み込んだ統合問題である。

解説画像
運動の脊髄レベルの調節に関する記述として誤っているのはどれか。 解説図
運動の脊髄レベルの調節に関する記述として誤っているのはどれか。
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