学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第12章 ▸ B-a. 脊髄レベルでの調節 / Q12Ba003
教科書ドリル 生理学
膝蓋骨直下の膝蓋腱を打腱器で叩打すると、大腿四頭筋が一過性に伸展し、その筋紡錘が刺激されて同筋が反射性に収縮することで下腿が前方に蹴り上げられる。この反射を何というか。
膝蓋腱反射は、腱を叩打することで大腿四頭筋が瞬間的にわずかに伸張され、その筋紡錘が興奮して起こる伸張反射の代表例である。腱反射という名称だが、腱自体の受容器(腱器官)は関与しない点が重要である。反射中枢は大腿四頭筋を支配する運動ニューロンがあるL2-L4髄節にあり、求心路・遠心路ともに大腿神経を通る。臨床では深部腱反射(DTR)の診察項目として、亢進=上位運動ニューロン(錐体路)障害、減弱・消失=下位運動ニューロン・末梢神経障害を示唆する。腰椎椎間板ヘルニア(L4神経根症)や糖尿病性末梢神経障害の評価に用いられる。Woltman徴候(弛緩相の遅延)は甲状腺機能低下症で有名である。

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