学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第12章 ▸ B-a. 脊髄レベルでの調節 / Q12Ba010
教科書ドリル 生理学
誘発筋電図におけるH波とM波の対比について、誤っているのはどれか。
電気刺激を強めていくと、まず閾値の低いIa群求心性線維が興奮してH波が出現し、さらに刺激を強めると運動神経(遠心路)が直接刺激されて潜時の短いM波も出現する。刺激強度をさらに強めていくと、M波はより大きくなる一方、H波は次第に小さくなり、最終的には消失する(逆向性衝撃と運動ニューロンの衝突による打ち消し)。したがって選択肢4はH波とM波の挙動が逆で誤り。他の選択肢(H波=反射性、M波=直接応答、出現順序)は教科書記載と整合する。なお潜時はH波が20〜30ミリ秒、M波は数ミリ秒で、経路長の差からM波のほうが短い。この関係は、脊髄反射路の診断としてH波を用いる生理学的基盤となる。

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