学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第12章 ▸ B-a. 脊髄レベルでの調節 / Q12Ba015
教科書ドリル 生理学
皮膚の刺激によって脊髄レベルで筋の収縮が反射性に誘発される皮膚反射について、誤っているのはどれか。
足底の皮膚を擦ると母指が背屈する反応は、乳児では生理的に認められるが、成人では錐体路(上位運動ニューロン)障害の際に出現する病的反射であり、「バビンスキー反射(伸展性足底反射)」と呼ばれる。成人の正常な足底反射では、足底刺激で足指は屈曲する(足底屈曲)。したがって「成人で母指が背屈する足底反射は正常な皮膚反射」とする選択肢4は誤り。他の選択肢1〜3はいずれも教科書記載と整合する:腹壁反射・挙睾筋反射はいずれも脊髄レベルでの代表的皮膚反射で、介在ニューロンを介する多シナプス反射である(横隔膜反射も同様に脊髄レベルの皮膚反射に含まれる)。皮膚反射(表在反射)は深部腱反射(伸張反射)と異なり、錐体路障害ではむしろ消失・減弱する点も臨床的に重要である。

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