学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第12章 ▸ B-a. 脊髄レベルでの調節 / Q12Ba014
教科書ドリル 生理学
一側の足に強い侵害刺激が加わって屈曲反射が誘発される際、同時に反対側(対側)の肢の伸筋が収縮して肢が伸展する反射を何というか。
交叉性伸展反射は、屈曲反射を起こすような強い侵害刺激を受けた側で肢が屈曲するのと同時に、対側の肢では伸筋のα運動ニューロンが多シナプス性に興奮し(屈筋のα運動ニューロンは抑制されて)肢が伸展する反射である。求心路は屈曲反射と同じく細い侵害受容性線維(Aδ・C)で、脊髄内で対側に交叉して介在ニューロンを介するため多シナプス反射に分類される。生理学的意義は、一方の肢を痛み刺激から引き抜く屈曲反射と、反対側の肢で体重を支えるための伸展を組み合わせることで、姿勢を保ちながら逃避を可能にすることにある。歩行時の左右肢の交互運動(脊髄CPG=中枢パターン発生器)の神経基盤の一部とも考えられている。

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