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教科書ドリル 臨床医学総論 第2章

1. 医療面接

第2章 診察の方法 全18問

各問題は「出典・問題・選択肢・解答」を掲載しています。問題をクリックすると、解説・ポイント・比較表・キーワードまで読めます。

医療面接について正しい記述はどれか。

1医療従事者が一方的に質問し患者は答えるだけの形式が基本である。
2現行では「問診」が正式名称で、「医療面接」は旧称である。
3初対面の段階で最初から「食欲はありますか」のような限定的な質問を中心に進めるべきである。
4開かれた質問で患者の訴えを自由に述べてもらい、後に閉ざされた質問で絞り込むのが原則である。

解答4

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質問の型と具体例の組み合わせとして正しいのはどれか。

1開かれた質問 — 「どのように具合がわるいのですか」
2開かれた質問 — 「腰が痛くないですか」
3閉ざされた質問 — 「今日はどうなさいましたか」
4閉ざされた質問 — 「何でも気になることをお話しください」

解答1

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次の空欄を埋めよ。
「医療面接で確認する項目は、①患者像、②( ア )、③( イ )、④既往歴、⑤家族歴、⑥( ウ )などである。このうち最も重要なものは( ア )と( イ )である。」

解答ア=主訴、イ=現病歴、ウ=社会歴

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医療面接を行う際の注意事項として最も適切でないのはどれか。

1患者との信頼関係を築く姿勢で臨む。
2予想される症状がみられない陰性の所見も診断上の意義があると認識する。
3最初から特定の疾患を念頭に置き、その疾患に当てはまるように質問を誘導する。
4得られた情報は患者のプライバシーにかかわるため、関係者以外には漏らさない。

解答3

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医療面接における「陰性所見」とはどのような所見か、簡潔に述べよ。また診断上の意義を述べよ。

解答予測される症状や徴候が患者には認められない所見。鑑別に挙げた疾患を除外する根拠となり、診断を絞り込むうえで重要な意義をもつ。

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主訴(chief complaint)の記載として最も適切なのはどれか。

1診察者が鑑別した推定診断名を最上位に記載する。
2患者自身の表現、あるいはこれに近い表現を用いて簡潔に記載する。
3主訴は必ず1つだけとし、複数あっても最も重いものだけを記載する。
4健診で異常を指摘されて来院した場合は、主訴の欄は空欄とする。

解答2

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部位別の代表的な主訴(表2-1)の例として誤っているのはどれか。

1全身症状 — 体重減少、全身倦怠感、発熱
2胸部 — 胸痛、動悸、呼吸困難、咳、喘鳴
3腹部 — 食欲不振、腹痛、悪心、嘔吐、便秘
4泌尿器 — 頭痛、めまい、耳鳴り

解答4

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現病歴の聴取内容として適切でないのはどれか。

1発病の日時と発症のしかた
2症状の持続期間と推移
3随伴する症状の有無
4患者の祖父母の死因と死亡時年齢

解答4

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発症様式と想定される病態の組み合わせとして正しいのはどれか。

1突発的発症 — 外傷・血行障害(脳出血・脳梗塞など)
2突発的発症 — 腫瘍による圧迫
3徐々に進行する発症 — 交通事故による両下肢麻痺
4徐々に進行する発症 — くも膜下出血

解答1

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既往歴の聴取事項(表2-3)として適切でないのはどれか。

1出生時の状況、幼小児期の健康状態、発育状態
2アレルギーの有無と内容、薬物使用の有無と内容
3タバコ・アルコールなどの嗜好品
4父親・母親・同胞の現在の健康状態

解答4

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次の空欄を埋めよ。
「過去に受けた( ア )がきっかけで肝炎を発症することがあり、扁桃炎にかかった後に( イ )が発症することもある。このように、以前の疾患や処置が現在の発病に関わる場合があるため、( ウ )の聴取は診断上きわめて重要である。」

解答ア=輸血、イ=糸球体腎炎、ウ=既往歴

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社会歴の聴取内容として最も適切でないのはどれか。

1現住所、出生地、以前の居住地、海外渡航の経験
2職業の職種・具体的な仕事内容・従事期間
3家族構成、住宅環境、日常の生活習慣、経済状況
4予防接種の既往、ワクチン接種歴

解答4

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家族歴の聴取と家族内発症疾患について最も適切なのはどれか。

1家族歴は配偶者のみが対象で、祖父母・同胞・子どもは含まない。
2遺伝性疾患のみが家族内で発症し、感染性疾患や生活習慣病は家族歴と無関係である。
3高血圧症、糖尿病、悪性腫瘍、アレルギー性疾患などは家族内で発症しやすい。
4家系図を描くことは理解の妨げとなるため避けるべきである。

解答3

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POS(問題解決志向システム)について正しい記述はどれか。

1診療録を美しく整えるためだけの記載形式であり、思考過程とは無関係である。
2患者の問題点を抽出・整理し、解決のための計画を立てて実行・評価する一連の診療方式である。
3問題リストには、現時点で解決すべき active problem のみを記載し、inactive problem は記載しない。
4POSでは、経過記録はSOAP形式を用いず、医療者の主観だけを記載する。

解答2

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POMRの構成要素と内容の組み合わせとして誤っているのはどれか。

1基礎データ — 主訴・現病歴・既往歴・家族歴・社会歴・身体診察所見・検査所見
2問題リスト — 番号(#)と問題点の列挙
3初期計画 — 診断計画(Dx)・治療計画(Tx)・指導計画(Ex)
4経過記録 — 医療費請求のための会計情報

解答4

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次の空欄を埋めよ。
「初期計画には診療方針を3つに分けて記載する。診断するための計画を( ア )、治療方針を記載する計画を( イ )、患者・家族に病態や治療方針を説明して理解を得るための計画を( ウ )という。」

解答ア=診断計画(Dx、diagnostic plan)、イ=治療計画(Tx、therapeutic plan)、ウ=指導計画(Ex、educational plan)

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SOAPの各要素の内容として正しい組み合わせはどれか。

1S(subjective) — 患者の訴え(愁訴)
2O(objective) — 医療者の主観的推論のみ
3A(assessment) — 治療の計画
4P(plan) — 身体診察と検査の所見

解答1

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以下の記述とSOAPの要素との対応として誤っているのはどれか。
「46歳男性。左第1中足趾節関節付近の発赤・腫脹・圧痛あり(所見1)。血液生化学検査で尿酸10.2 mg/dL(所見2)。まだ左足が痛い(訴え)。痛風と診断(評価)。疼痛が落ち着けば抗尿酸薬を投与する方針(計画)。」

1「まだ左足が痛い」 — S
2「尿酸10.2 mg/dL」 — O
3「痛風と診断」 — P
4「疼痛が落ち着けば抗尿酸薬を投与する方針」 — P

解答3

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