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教科書ドリル 生理学 第10章

K. 大脳

第10章 神経 全49問

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大脳基底核に関する記述として正しいのはどれか。

1大脳半球の表面(皮質)にある神経核群の総称である。
2尾状核・被殻・淡蒼球を中心とする大脳半球深部の神経核群であり、視床下核(間脳)や黒質(中脳)も含めて扱うことが多い。
3小脳と脊髄を直接結ぶ反射中枢である。
4嗅覚情報の中継核として機能する。

解答2

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大脳基底核の核とその局在の組み合わせとして正しいのはどれか。

1尾状核 ── 中脳
2被殻 ── 間脳
3淡蒼球 ── 終脳(大脳半球深部)
4黒質 ── 延髄

解答3

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線条体の分類に関する組み合わせとして正しいのはどれか。

1新線条体 ── 淡蒼球
2新線条体 ── 尾状核+被殻
3旧線条体 ── 視床下核
4旧線条体 ── 黒質

解答2

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次の文の空欄に入る語を答えよ。
大脳基底核は、終脳に属する(①)核・(②)核・(③)球を中心に、間脳の(④)下核と中脳の(⑤)質を含めて扱うことが多い。このうち(①)核と(②)核を合わせて新(⑥)体と呼び、(③)球は旧(⑥)体に相当する。

解答① 尾状 ② 被 ③ 淡蒼 ④ 視床 ⑤ 黒 ⑥ 線条

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錐体路と錐体外路に関する記述として正しいのはどれか。

1錐体路は大脳基底核を主要中継核として脊髄に到達する経路である。
2錐体外路は運動野から延髄錐体部を通って反対側脊髄に下行する直通路である。
3錐体路は随意運動の指令を大脳皮質運動野から脊髄前角運動ニューロンへ伝える経路で、錐体外路系には大脳基底核を介する運動調節回路が含まれる。
4錐体路と錐体外路はともに小脳内でプルキンエ細胞から起始する。

解答3

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大脳基底核の機能に関する記述として誤っているのはどれか。

1大脳皮質からの入力を線条体で受け取り、運動プログラムの出力を淡蒼球・黒質から視床を介して大脳皮質に返す回路を形成する。
2大脳基底核の障害では、運動失調や不随意運動・筋緊張異常など多様な運動障害を生じうる。
3大脳基底核は脊髄運動ニューロンと直接シナプス結合を作り、一次的な随意運動指令を送る。
4大脳基底核は大脳皮質とともに運動の発現と円滑な遂行、姿勢制御に関与する。

解答3

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黒質に関する記述として正しいのはどれか。

1延髄背側に位置し呼吸中枢の一部を構成する。
2中脳に存在し、線条体へドパミン作動性線維を投射する。
3小脳皮質の深部核で運動学習を担う。
4視床下部の神経核であり摂食行動の中枢である。

解答2

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大脳基底核回路における入力・出力の組み合わせとして正しいのはどれか。

1大脳皮質 → 淡蒼球(入力部)
2大脳皮質 → 線条体(入力部)
3線条体 → 大脳皮質に直接出力
4淡蒼球 → 脊髄前角への直接投射で運動指令を下行

解答2

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大脳辺縁系の構成についての記述として正しいのはどれか。

1大脳半球の内側面にある帯状回や側頭葉内側前部の海馬傍回・海馬などの辺縁皮質と、皮質下の扁桃体・中隔核などを合わせて大脳辺縁系と総称する。
2大脳辺縁系は新皮質の表層6層構造のみから構成される。
3大脳辺縁系は小脳皮質と脊髄から構成される。
4大脳辺縁系は一次運動野と一次感覚野を合わせた領域を指す。

解答1

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大脳辺縁系の部位と機能の組み合わせとして正しいのはどれか。

1扁桃体 ── 短期記憶の中心
2海馬 ── 記憶(特に短期記憶から長期記憶への転送)に重要
3帯状回 ── 延髄呼吸中枢
4中隔核 ── 骨格筋の随意運動

解答2

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扁桃体(amygdala)の主な働きとして正しいのはどれか。

1情動(特に恐怖や怒り)を誘発する刺激を受け取って処理し、情動行動の発現に中心的役割を担う。
2骨格筋の随意運動を直接指令する一次運動野に相当する。
3視覚情報を最初に受け取り空間認知を行う。
4言語の発話運動プログラムを生成する。

解答1

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海馬に関する記述として誤っているのはどれか。

1大脳皮質や視床と神経回路を形成して記憶機能に重要な役割を果たす。
2海馬という表現は正確には海馬体のことであり、海馬体は海馬台(海馬支脚)・海馬(アンモン角;CA)・歯状回に分けられる。
3両側海馬の障害では、新規の長期記憶獲得が困難となる前向性健忘をきたしうる。
4海馬は黒質に位置し、ドパミンの主要産生部位である。

解答4

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次の文の空欄に入る語を答えよ。
大脳辺縁系は、①本能行動の調節、②(ア)、③情動行動の発現と動機づけ、④自律機能の統合に関与する。このうち記憶では特に辺縁系内の(イ)が重要であり、情動の発現では(ウ)が鍵となる。帯状回・海馬体・脳弓・乳頭体・視床前核・帯状回を一方向に巡るとされる情動回路を(エ)の回路と呼ぶ。

解答ア 記憶 イ 海馬(海馬体) ウ 扁桃体 エ ペーペッツ(Papez)

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ペーペッツの情動回路の経由順序として、空欄に入る組み合わせとして最も適切なのはどれか。
帯状回 → 海馬体 → ( ① ) → ( ② ) → ( ③ ) → 帯状回

1①脳弓 ②乳頭体 ③視床前核
2①乳頭体 ②脳弓 ③視床下核
3①視床下核 ②黒質 ③尾状核
4①淡蒼球 ②視床 ③一次運動野

解答1

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帯状回に関する記述として最も適切なのはどれか。

1後頭葉内側面にある一次視覚野である。
2大脳半球内側面の辺縁皮質の一部で、情動・認知・自律機能の統合に関与し、ペーペッツの情動回路の起点・終点として機能する。
3運動性言語中枢(ブローカ野)と同一の部位である。
4黒質と連絡してドパミンを受け取る大脳基底核の一核である。

解答2

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大脳辺縁系の「本能行動の調節」「自律機能の統合」に関する記述として正しいのはどれか。

1大脳辺縁系は視床下部の調節を受けないため、情動・本能行動の発現に視床下部は関与しない。
2大脳辺縁系は視床下部と密接に連絡し、本能行動の発現や情動に伴う血圧・心拍・消化管運動などの自律性反応を統合する。
3大脳辺縁系は体性感覚の一次中枢として、痛覚・温度覚を直接認識する。
4大脳辺縁系は骨格筋の随意運動を統合する一次運動野である。

解答2

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大脳基底核・大脳辺縁系の総合に関する記述として誤っているのはどれか。

1大脳基底核は主として運動調節(錐体外路系)、大脳辺縁系は主として情動・記憶・本能行動の調節を担う、と機能的に対比されることが多い。
2海馬が記憶に、扁桃体が情動(特に恐怖)に中心的役割を果たす点で、両者は辺縁系内で機能分担している。
3黒質→線条体ドパミン投射系の変性により、中年以降に発症する代表的な大脳基底核障害では、振戦・固縮・無動・姿勢保持障害が出現する。
4大脳基底核は錐体外路、大脳辺縁系は辺縁皮質のみで構成され、腹側線条体などの共通構造は存在しない。

解答4

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新皮質の各部位が場所によって異なる特定の働きを担うことを何というか。

解答機能局在

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一次運動野は前頭葉の( ① )にあり、体性感覚野は頭頂葉の( ② )にある。両者は( ③ )によって隔てられている。

解答①中心前回 ②中心後回 ③中心溝

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骨格筋の随意運動を司る一次運動野は、どの脳葉のどの回にあるか。

解答前頭葉の中心前回

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反対側半身の触覚・温覚・冷覚・痛覚・深部覚を司る体性感覚野はどの脳葉のどの回にあるか。

解答頭頂葉の中心後回

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大脳皮質の機能局在と部位の組み合わせで正しいのはどれか。

1随意運動 ― 中心後回
2体性感覚 ― 中心前回
3視覚 ― 後頭葉
4聴覚 ― 前頭葉

解答3

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感覚と一次受容野の組み合わせで正しいのはどれか。

1視覚 ― 側頭葉
2聴覚 ― 後頭葉
3体性感覚 ― 中心後回
4味覚 ― 中心前回

解答3

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聴覚野は大脳皮質のどの部位にあるか。

解答側頭葉上部(外側溝に面する部分)

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視覚野はどの脳葉にあるか。

解答後頭葉(内側面)

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中心前回・中心後回では身体各部位の大きさに応じた再現が描かれ、これを(   )という。手や顔面など細かな運動・感覚を要する部位ほど広く割り当てられている。

解答ホムンクルス(身体再現)

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大脳皮質のうち運動野・感覚野以外の広い領域で、感覚情報の統合や言語・思考・判断などを担う部位の総称は何か。

解答連合野

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知能・思考・判断・創造性などの高次脳機能で主要な役割を果たす連合野はどこか。

解答前頭連合野(前頭前野)

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運動性言語中枢を何といい、どの脳葉にあるか。

解答ブローカ野、前頭葉(通常は左半球)

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感覚性言語中枢を何といい、どの脳葉にあるか。

解答ウェルニッケ野、側頭葉(通常は左半球)

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言語野と主な障害の組み合わせで正しいのはどれか。

1ブローカ野:側頭葉 ― 感覚性失語
2ブローカ野:前頭葉 ― 運動性失語
3ウェルニッケ野:前頭葉 ― 運動性失語
4ウェルニッケ野:後頭葉 ― 感覚性失語

解答2

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言語機能について正しいのはどれか。

1通常は右半球が言語優位である。
2左右の半球は完全に同じ機能を持つ。
3ブローカ野とウェルニッケ野は神経線維で連絡する。
4言語は遺伝子で完全に決められている。

解答3

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過去の経験に基づいて行動や反応を比較的長く変化させる能力を何というか。

解答学習

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過去の経験を覚えこみ(記銘)、保持し、思い出す(想起)一連の能力を何というか。

解答記憶

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記憶の中枢として特に重要な部位はどれか。

1小脳
2海馬
3視床下部
4中脳

解答2

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覚醒状態で外的刺激に反応できる脳の活動状態を( ① )という。感覚情報が脳幹内で上行する際に働く( ② )は覚醒の誘発に重要である。

解答①意識 ②上行性網様体賦活系

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頭皮上の電極から記録される大脳皮質の自発的電気活動を何というか(英略称も)。

解答脳波(EEG: electroencephalogram)

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脳波の種類と周波数の組み合わせで正しいのはどれか。

1α波 ― 14Hz以上
2β波 ― 4〜7Hz
3θ波 ― 0.5〜3Hz
4δ波 ― 0.5〜3Hz

解答4

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脳波の種類と主な出現状態の組み合わせで正しいのはどれか。

1α波 ― 精神活動中
2β波 ― 安静閉眼覚醒時
3θ波 ― 深睡眠時
4δ波 ― 深睡眠時・深麻酔時

解答4

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正常成人が目を閉じて安静にしているときに最もよく現れる脳波は何か。周波数も答えよ。

解答α波(アルファ波)、8〜13Hz

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精神活動中や感覚刺激を受けたときに現れる14Hz以上の脳波は何か。

解答β波(ベータ波)

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睡眠時に著明に現れる4〜7Hzの脳波は何か。

解答θ波(シータ波)

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深睡眠時や深麻酔時に現れる0.5〜3Hzの脳波は何か。乳児ではどの状態で出現するか。

解答δ波(デルタ波)、乳児では覚醒時にも出現する

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脳波について誤っているのはどれか。

1てんかんの診断に用いられる。
2脳死判定に用いられる。
3異常波として棘波(スパイク)が現れることがある。
4深睡眠時にβ波が主体となる。

解答4

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睡眠中、眼球は急速に動くが全身の筋緊張は消失し、覚醒時を思わせる低振幅速波の脳波がみられ、夢を見ていることが多い睡眠相を何というか。

解答レム睡眠(REM睡眠)

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レム睡眠の特徴として正しい組み合わせはどれか。

1全身筋緊張増強 ― δ波主体
2急速眼球運動あり ― 低振幅速波
3夢を見ない ― 自律神経は安定
4深睡眠で覚醒困難 ― θ波主体

解答2

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レム睡眠は成人ではおよそ( ① )分毎に出現し、一晩に( ② )回起こり、睡眠全体の約( ③ )%を占める。

解答①90 ②4〜5 ③20

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レム睡眠以外の睡眠状態を何といい、主体となる脳波は何か。

解答ノンレム(non-REM)睡眠、徐波(θ波・δ波)が主体

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レム睡眠とノンレム睡眠の比較で正しいのはどれか。

1レム睡眠では筋緊張が増強する。
2ノンレム睡眠では急速眼球運動がみられる。
3レム睡眠では脳波が低振幅速波でβ波に類似する。
4ノンレム睡眠ではα波が主体となる。

解答3

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