学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q10K006

教科書ドリル 生理学

Q10K006 神経

問題

大脳基底核の機能に関する記述として誤っているのはどれか。

選択肢
1大脳皮質からの入力を線条体で受け取り、運動プログラムの出力を淡蒼球・黒質から視床を介して大脳皮質に返す回路を形成する。
2大脳基底核の障害では、運動失調や不随意運動・筋緊張異常など多様な運動障害を生じうる。
3大脳基底核は脊髄運動ニューロンと直接シナプス結合を作り、一次的な随意運動指令を送る。
4大脳基底核は大脳皮質とともに運動の発現と円滑な遂行、姿勢制御に関与する。
解答
正解3
解説

大脳基底核は主に大脳皮質から入力を受け、出力を視床を介して再び大脳皮質へ返す閉ループを形成する(1は正しい)。したがって脊髄運動ニューロンと直接シナプス結合を作って随意運動指令を直接下行させるわけではなく、これを行うのは錐体路(皮質脊髄路)である。選択肢3が誤り。大脳基底核の障害では、運動失調、振戦、筋緊張異常(固縮・無動・舞踏運動など)が現れる(2は正しい)。運動の発現・円滑化・姿勢制御に関わる役割はいずれも大脳基底核機能として広く認められている(4は正しい)。なお、中年以降に発症し振戦・固縮・無動・姿勢保持障害を呈する代表的疾患はパーキンソン病であり、黒質→線条体のドパミンニューロン変性が基盤となるが、本設問ではこれを正答肢には据えない。

解説画像
大脳基底核の機能に関する記述として誤っているのはどれか。 解説図
大脳基底核の機能に関する記述として誤っているのはどれか。
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