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教科書ドリル 臨床医学総論 第5章

12. 腹部

第5章 局所の診察 全22問

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腹部の診察の基本順序として正しいのはどれか。

1視診 → 聴診 → 打診 → 触診
2視診 → 触診 → 聴診 → 打診
3触診 → 視診 → 聴診 → 打診
4打診 → 視診 → 聴診 → 触診

解答1

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皮膚線条について正しいのはどれか。

1赤色皮膚線条は時間経過で白色となる
2クッシング症候群や副腎皮質ステロイド薬大量長期服用では赤色線条のままである
3肥満や妊娠で下腹部・四肢付着部・殿部に生じる
4すべて正しい

解答4

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肝硬変で臍を中心に腹壁静脈が拡張し、蛇のように放射状に見える所見を何というか。

解答メズサの頭(caput medusae)

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胃・十二指腸潰瘍穿孔などで生じる汎発性腹膜炎の腹壁所見として正しいのはどれか。

1腹壁全体が板状に硬くなり、強い圧痛がある
2腹部が陥凹し、筋肉は弛緩する
3腹壁に波動が著明にみられる
4鼓音が著明になり圧痛は消失する

解答1

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腹壁の陥凹(舟状腹)がみられる病態として誤っているのはどれか。

1高度のるいそう
2悪液質
3長期間の食道癌・胃癌による狭窄症状
4腹水貯留

解答4

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右前腸骨棘と臍を結ぶ線上で、右前腸骨棘から約2インチ(5cm)または外側1/3の点を何というか。

解答マックバーネ点(McBurney点)

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急性虫垂炎の典型的経過として正しいのはどれか。

1初期に吐き気や上腹部痛で発症し、次第に腹痛が右下腹部に移動・限局する
2初期から右下腹部の限局性激痛で発症する
3左下腹部に限局する持続痛として発症する
4必ず無症状で経過する

解答1

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腹部圧痛点と関連疾患の組み合わせで誤っているのはどれか。

1マックバーネ点 ― 急性虫垂炎
2ランツ点(両前腸骨棘線の右外1/3) ― 急性虫垂炎
3ボアス点(第10〜12胸椎棘突起側方3cm以内、主に左側) ― 胃潰瘍
4マックバーネ点 ― 膵炎

解答4

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虫垂炎・胆囊炎・膵炎などの腹腔内炎症が壁側腹膜に及ぶと反射的に腹壁筋肉が緊張して硬い抵抗として触れる所見を何というか(「デファンス」とも呼ばれる)。

解答筋性防御

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筋性防御の触診方法として最も適切なのはどれか。

1痛みを訴えている部位を最初に強く圧迫する
2腹壁の緊張を十分にとり、痛みから離れた部位から弱い圧で触診し、徐々に痛みの部位へ進める
3両手を重ねて最大の力で圧迫する
4患者を立位にして触診する

解答2

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筋性防御の範囲と病態の組み合わせで正しいのはどれか。

1限局性筋性防御 ― 急性虫垂炎初期などの局所病変
2広汎な筋性防御 ― 汎発性腹膜炎、重篤
3筋性防御なし ― 病変が壁側腹膜に及んでいない場合
4すべて正しい

解答4

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ブルンベルグ徴候について正しいのはどれか。

1圧迫していた手を急に離した瞬間に強い疼痛を訴える現象で、壁側腹膜への炎症波及を示す
2腹壁を軽く叩打した際の音の変化
3咳をさせた時の胸壁振動
4排便時の直腸内圧測定

解答1

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浮腫をきたすような病態で腹腔内に水分が過剰に貯留する状態を何というか。

解答腹水

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腹水の病態と腹部形状の組み合わせで誤っているのはどれか。

1漏出性腹水(肝硬変) ― 仰臥位で側方膨隆(カエル腹)
2滲出性腹水(癌性腹膜炎) ― 腹壁緊張を伴い前方膨隆(尖腹)
3漏出性腹水 ― 立位で下腹部膨隆
4漏出性腹水 ― 腹壁が板状硬となり前方突出

解答4

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腹部打診で鼓音が著明に増強する病態として誤っているのはどれか。

1麻痺性イレウス
2急性胃拡張
3空気嚥下症
4肝腫大

解答4

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グル音(腸雑音)の所見と病態の組み合わせで誤っているのはどれか。

1グル音増強 ― 腸管狭窄・閉塞上部の蠕動亢進
2グル音増強 ― 急性腸炎(腸管運動活発化)
3グル音消失 ― 急性腹膜炎・麻痺性イレウス(腸管蠕動停止)
4グル音消失 ― 健常者の空腹時

解答4

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肝触診の所見と疾患の組み合わせで誤っているのはどれか。

12〜3cm程度の肝腫大+圧痛+食欲不振・倦怠感 ― 急性肝炎
2弾性硬・表面顆粒状の肝腫大 ― 肝硬変
3硬・表面凹凸不整の肝腫大 ― 肝癌
4正常肝では肝下縁が右鎖骨中線上で3横指以上触知される

解答4

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脾腫を触知する疾患として適切でないのはどれか。

1肝硬変
2悪性リンパ腫
3白血病
4急性心筋梗塞

解答4

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直腸指診で確認される所見として誤っているのはどれか。

1男性の前立腺の大きさ・硬さ・左右対称性・硬結の有無
2直腸内面の腫瘍・ポリープ
3直腸癌(凹凸不整で硬い腫瘤)
4胃潰瘍の圧痛

解答4

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鼠径ヘルニアの特徴として正しいのはどれか。

1軟らかい腸管状に触れる
2初期には立位やいきんだ時に出現し、臥位で消失することがある
3嵌頓すると元に戻らず外科的処置が必要となる
4すべて正しい

解答4

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腹部内臓の触診部位と疾患の組み合わせで誤っているのはどれか。

1心窩部腫瘤 ― 胃癌
2右季肋部触知(肋骨弓下3cm、弾性硬・顆粒状) ― 肝硬変
3左季肋部触知 ― 脾腫
4右腸骨窩圧痛+筋性防御 ― 膵炎

解答4

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腹部所見と疾患の組み合わせで誤っているのはどれか。

1メズサの頭 ― 肝硬変(門脈圧亢進)
2筋性防御(デファンス) ― 腹腔内炎症の壁側腹膜波及
3ブルンベルグ徴候 ― 腹膜炎(反跳痛)
4マックバーネ点圧痛 ― 胆嚢炎

解答4

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