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理由で解く 看護師国試 第10章

§6 症状・疾患・治療に応じた地域・在宅看護

第10分野 在宅看護論 全21問

各問題は「出典・問題・選択肢・解答」を掲載しています。問題をクリックすると、解説・ポイント・比較表・キーワードまで読めます。

出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問118

Aさん(89歳、女性)は、認知症と診断されており、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準はランクⅡbである。定年退職後の長男(66歳、未婚)との2人暮らし。Aさんは「役所の世話になるのは嫌だ」と言い、要介護認定を受けることを承諾していなかった。しかし、Aさんが室内で転倒したことをきっかけに、要支援1の判定を受け介護予防訪問看護が導入された。
Aさんは「家事は私の仕事だ。息子にも他人にも任せられない」と言い、夕方になると、歩いて5分程度のスーパーマーケットへ買い物に行くことが長年の習慣となっている。最近、夜になっても帰宅せず、長男が探しに行くとスーパーマーケットから離れた公園のベンチに座っていることが数回あった。長男は訪問看護師に「母は私が後をついてきたと思い込んで怒るんです。このままでは心配です」と相談した。看護師が長男へ助言する内容で最も適切なのはどれか。
1 「先に公園で待っていてはどうですか」
2 「ホームヘルパーの利用をお勧めします」
3 「Aさんに買い物はやめるよう話しませんか」
4 「荷物を持つという理由で同行してはどうですか」

解答4(「荷物を持つという理由で同行してはどうですか」)

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出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問57

Aさん(65歳、男性)は、肺気腫で在宅酸素療法を受けている。ある日、Aさんの妻(70歳)から「同居している孫がインフルエンザにかかりました。今朝から夫も体が熱く、ぐったりしています」と訪問看護ステーションに電話で連絡があったため緊急訪問した。訪問看護師が確認する項目で優先度が高いのはどれか。
1 喀痰の性状
2 胸痛の有無
3 関節痛の有無
4 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉

解答4(経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉)

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出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問60

Aさん(55歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。進行性の多発性硬化症で在宅療養をしている。脊髄系の症状が主で、両下肢の麻痺、膀胱直腸障害および尿閉がある。最近は座位の保持が難しく、疲れやすくなってきている。排尿はセルフカテーテルを使用してAさんが自己導尿を行い、排便は訪問看護師が浣腸を行っている。夫は仕事のため日中は不在である。Aさんの身体状態に合わせた療養生活で適切なのはどれか。
1 入浴はシャワー浴とする。
2 介助型の車椅子を利用する。
3 ベッドの高さは最低の位置で固定する。
4 セルフカテーテルはトイレに保管する。

解答1(入浴はシャワー浴とする。)

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出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問63

Aさん(75歳、男性)。1人暮らし。慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉のため、2年前から在宅酸素療法を開始し、週に2回の訪問看護を利用している。訪問看護師はAさんから「最近、洗濯物を干すときに息が苦しくて疲れるが、自分でできることは続けたい」と相談された。Aさんの労作時の息苦しさを緩和する方法について、訪問看護師が行う指導で適切なのはどれか。
1 労作時は酸素流量を増やす。
2 呼吸は呼気より吸気を長くする。
3 動作に合わせて短速呼吸をする。
4 腕を上げるときは息を吐きながら行う。

解答4(腕を上げるときは息を吐きながら行う。)

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出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問64

Aさん(80歳、男性)は、20年前に大腸癌でストーマを造設し、現在週1回の訪問看護を利用している。訪問看護師は、訪問時にAさんから「2日前から腹痛がある」と相談を受けた。Aさんのバイタルサインは、体温36.4℃、呼吸数24/分、脈拍84/分、血圧138/60mmHgである。訪問看護師がAさんの腹痛をアセスメントするための情報で最も優先度が高いのはどれか。
1 排便の有無
2 身体活動量
3 食物の摂取状況
4 ストーマ周囲の皮膚の状態

解答1(排便の有無)

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出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問65

Aさん(70歳、男性)。1人暮らし。脳出血の手術後、回復期リハビリテーション病棟に入院中である。神経因性膀胱のため、膀胱留置カテーテルを挿入している。要介護2で、退院後は看護小規模多機能型居宅介護を利用する予定である。退院後にAさんが行う膀胱留置カテーテルの管理で適切なのはどれか。
1 蓄尿バッグに遮光カバーをかぶせる。
2 カテーテルは大腿の内側に固定する。
3 外出前に蓄尿バッグの尿を廃棄する。
4 カテーテルと蓄尿バッグの接続は外さない。

解答3(外出前に蓄尿バッグの尿を廃棄する。)

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出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問71

Aさん(88歳、男性)は、長女(60歳、無職)と2人暮らし。障害高齢者の日常生活自立度判定基準ランクC2。仙骨部の褥瘡の治療のため、膀胱留置カテーテルを挿入することになった。膀胱留置カテーテルを挿入中のAさんを介護する長女に対して、訪問看護師が指導する内容で適切なのはどれか。
1 「褥瘡が治癒するまでおしりは洗浄しないでください」
2 「体位変換ごとに蓄尿バッグを空にしてください」
3 「カテーテルは太ももに固定してください」
4 「尿に浮遊物がないか確認してください」

解答4(「尿に浮遊物がないか確認してください」)

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出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問73

皮下埋込みポートを用いた在宅中心静脈栄養法〈HPN〉で適切なのはどれか。
1 抜針して入浴することができる。
2 24時間持続する注入には適さない。
3 同居の家族がいることが必須条件である。
4 外出時に輸液ポンプを使うことはできない。

解答1(抜針して入浴することができる。)

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出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問65

Aさん(75歳、男性)は妻(66歳)と2人暮らし。3か月前に認知症の診断を受けた。妻から訪問看護師に「夫は通所介護のときは穏やかに過ごしていると聞いているが、家では興奮することが多く、どう対応すればよいかわからない」と相談があった。このときの妻に対する訪問看護師の最初の対応で適切なのはどれか。
1 主治医に相談するよう勧める。
2 Aさんと散歩に出かけることを勧める。
3 通所介護の頻度を増やすことを提案する。
4 Aさんが興奮する状況を妻と一緒に振り返る。

解答4(Aさんが興奮する状況を妻と一緒に振り返る。)

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出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問69

Aさん(73歳、男性)は慢性閉塞性肺疾患で在宅酸素療法〈HOT〉を受けている。受診時にAさんが「1人でお風呂に入っているが、息切れが強い」と訴えたため、外来看護師は入浴時の具体的な状況を確認した。外来看護師がAさんに確認した内容で、息切れの原因と考えられるのはどれか。
1 入浴はシャワー浴にしている。
2 椅子に座って更衣を行っている。
3 洗髪時に鼻カニューレを外している。
4 浴室の扉を開けたまま入浴している。

解答3(洗髪時に鼻カニューレを外している。)

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出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問71

チューブ型の胃瘻の管理について、介護する家族に看護師が指導する内容で正しいのはどれか。
1 「栄養剤の注入後に白湯を注入してください」
2 「胃瘻のチューブはご家族で交換してください」
3 「胃瘻のチューブは同じ位置に固定してください」
4 「下痢のときは栄養剤の注入速度を速めてください」

解答1(「栄養剤の注入後に白湯を注入してください」)

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出典:第111回看護師国家試験(2022)午後 問70

Aさん(85歳、女性)は1人暮らし。うっ血性心不全で臥床して過ごすことが多い。訪問看護師が訪問すると、Aさんは体温37.6°C、口唇の乾燥はなく、体熱感はあるが手足が冷えると言って羽毛布団を肩まで掛けている。室温30°C、湿度65%、外気温は32°C、冷房設備はあるが使っていない。このときの訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
1 羽毛布団を取り除く。
2 冷房設備で室温を調整する。
3 頓用の解熱薬を服用してもらう。
4 直ちに経口補水液を飲むよう促す。

解答2(冷房設備で室温を調整する。)

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出典:第112回看護師国家試験(2023)午後 問65

Aさん(70歳、男性)は神経因性膀胱のため、膀胱留置カテーテルを挿入し在宅療養を開始することになった。Aさんが行う膀胱留置カテーテルの管理で適切なのはどれか。
1 外出前に蓄尿バッグの尿を廃棄する。
2 カテーテルは大腿の内側に固定する。
3 蓄尿バッグに遮光カバーをかぶせる。
4 カテーテルと蓄尿バッグの接続は外さない。

解答1(外出前に蓄尿バッグの尿を廃棄する。)

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出典:第112回看護師国家試験(2023)午後 問66

Aさん(88歳、女性、要介護1)は長女(58歳、会社員)と2人暮らしで、胃瘻を造設し訪問看護を利用している。看護師の訪問時、Aさんは頭痛、嘔気を訴え、ベッドに横になっていた。バイタルサインは、体温37.6°C、呼吸数24/分、脈拍96/分、整、血圧102/76mmHg、口唇が乾燥している。室温は30°Cである。長女に連絡し、かかりつけ医に往診を依頼することにした。医師が到着するまでの訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
1 頭を高くする。
2 腋窩を冷やす。
3 水を飲ませる。
4 中枢から末梢に下肢をマッサージする。

解答2(腋窩を冷やす。)

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出典:第113回看護師国家試験(2024)午前 問67

Aさん(55歳、男性)は筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉で、経口摂取と胃瘻による経管栄養を併用し、在宅療養することになった。Aさんと家族介護者への指導内容で適切なのはどれか。
1 水分は経口による摂取とする。
2 経口摂取中は頸部前屈位とする。
3 経管栄養剤以外の注入を禁止する。
4 注入時間に合わせて生活パターンを変更する。

解答2(経口摂取中は頸部前屈位とする。)

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出典:第113回看護師国家試験(2024)午後 問67

Aさん(78歳、女性、要支援1)は1人で暮らしており、認知機能や嚥下機能の低下はない。訪問看護師は、内科と整形外科から朝2種類、夕3種類の合計5種類の内服薬が処方されていることを確認し、夕方に飲む薬だけが減っていることに気付いた。訪問看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1 どの薬を何時に内服しているのかを聞く。
2 服薬用のゼリーを用いて内服することを勧める。
3 1日に5種類の薬を内服する必要があることを説明する。
4 介護予防訪問介護を利用して服薬の介助を依頼することを勧める。

解答1(どの薬を何時に内服しているのかを聞く。)

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出典:第114回看護師国家試験(2025)午前 問45

Aさん(78歳、女性)は認知症があり、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅰである。1人で暮らしており、かかりつけの医師から処方された複数の内服薬を1日3回服用している。嚥下障害はない。Aさんは「薬がたくさんあって、余る薬もあるのよ」と訪問看護師に話した。このときの服薬管理で適切なのはどれか。
1 内服薬を一包化する。
2 薬剤の形状を変更する。
3 訪問看護師の訪問時に内服する。
4 複数の内服薬を1つの箱にまとめて保管する。

解答1(内服薬を一包化する。)

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出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問41

糖尿病の在宅療養者に行うフットケアの説明で適切なのはどれか。
1 「素足で過ごしましょう」
2 「足の皮膚を保湿してください」
3 「足浴には 42 ℃のお湯を使ってください」
4 「爪は指の先端よりも短く切ってください」

解答2(「足の皮膚を保湿してください」)

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出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問42

胃瘻からの経管栄養を行う在宅療養者の家族に説明する内容で正しいのはどれか。
1 流動(ミキサー)食は注入できる。
2 注入前に胃瘻の瘻孔部を消毒する。
3 胃瘻カテーテルは週に 1回交換する。
4 注入中は体位を 15度の Fowler〈ファウラー〉位にする。

解答1(流動(ミキサー)食は注入できる。)

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出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問43

在宅療養者の服薬の自己管理として適切なのはどれか。
1 受診時にお薬手帳を持参する。
2 訪問看護師の声かけで服用する。
3 処方された錠剤を自分で砕いて服用する。
4 常温で保管する薬剤を自宅内の複数の場所に置く。

解答1(受診時にお薬手帳を持参する。)

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出典:第115回看護師国家試験(2026)午後 問45

がん性疼痛があり医療用麻薬を使用中の在宅療養者の家族への説明で正しいのはどれか。
1 医療用麻薬は鍵のかかる棚で管理する。
2 貼付剤の交換時は、前回とは違う場所に貼る。
3 医療用麻薬を紛失した場合は、保健所に届け出る。
4 強い痛みを訴えたときは、定時の医療用麻薬の時間を早めて使用する。

解答2(貼付剤の交換時は、前回とは違う場所に貼る。)

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