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教科書ドリル 臨床医学総論 第2章

5. 聴診

第2章 診察の方法 全14問

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聴診(auscultation)の定義を簡潔に述べよ。

解答聴診器を用いて、体内で生じる音を聴取・識別することで異常の有無を判定する診察法。

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聴診の方法と特徴の組み合わせとして正しいのはどれか。

1直接法 — 聴診器を用いる標準手法、緊急時に限らず日常的に用いる
2間接法 — 患者の体表に診察者が耳を直に当てて音を聴く方法
3直接法 — 患者の体表に診察者が耳を直に当てて音を聴く方法、緊急時を除きあまり用いない
4間接法 — 聴診器を使わず手指で振動を感じ取る方法

解答3

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聴診器の採音部について正しい記述はどれか。

1ベル型は主に高周波(高調)の音を聴くのに適する。
2膜型は主に低周波(低調)の音を聴くのに適する。
3ベル型は主に低周波(低調)の音を、膜型は主に高周波(高調)の音を聴くのに適する。
4ベル型と膜型は周波数特性に違いはない。

解答3

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正常の呼吸音として分類されていないのはどれか。

1気管呼吸音
2気管支呼吸音
3気管支肺胞呼吸音
4末梢神経呼吸音

解答4

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正常呼吸音と聴取特徴の組み合わせとして最も適切でないのはどれか。

1気管呼吸音 — 吸気=呼気、非常に大きい・高調、気管上部で聴取
2気管支肺胞呼吸音 — 吸気=呼気、中程度・中音調、第1・第2肋間や肩甲間部で聴取
3肺胞呼吸音 — 吸気>呼気、小さい・低調、肺の大部分で聴取
4気管支呼吸音 — 吸気>呼気、小さい・低調、末梢肺野で聴取

解答4

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副雑音(ラ音)と代表疾患の組み合わせとして最も適切でないのはどれか。

1水泡音(断続音) — 肺炎
2ベルクロラ音(断続音) — 間質性肺炎
3ウィーズ(連続音) — 気管支喘息
4ウィーズ(連続音) — 肺胞呼吸音の正常所見

解答4

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次の空欄を埋めよ。
「気胸・胸水貯留・胸膜肥厚などにより音の伝導が妨げられる病態では、呼吸音の( ア )や( イ )がみられる。」

解答ア=減弱、イ=消失

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心音I音とII音の発生機序の組み合わせとして正しいのはどれか。

1I音:大動脈弁閉鎖、II音 — 僧帽弁閉鎖
2I音:僧帽弁閉鎖(心室収縮開始)、II音 — 大動脈弁閉鎖(拡張期開始)
3I音:心室拡張の開始、II音 — 心房収縮
4I音:心房収縮、II音 — 心室収縮

解答2

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異常な心音・心雑音と関連する病態の組み合わせとして最も適切でないのはどれか。

1I音・II音の減弱 — 心収縮力低下、弁膜症の一部
2III音・IV音 — 心室の急速充満や心房収縮時の異常音、心不全や心肥大で聴取されることがある
3収縮期雑音 — 心雑音の一型、弁膜症や先天性心奇形で聴取
4不整脈 — 聴診では全く検出されない

解答4

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次の空欄を埋めよ。
「心音の聴診では、I音とII音を聴き分けた上で、これらに異常があったり、( ア )音や( イ )音が聴こえないかを確認する。心音の合間に( ウ )が聴かれることもあり、先天性心奇形・弁膜症・不整脈などで特徴的所見となる。」

解答ア=III、イ=IV、ウ=心雑音

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腸雑音について正しい記述はどれか。

1腸管の蠕動によって発生する「ゴロゴロ」という自然音を腹鳴、腹部圧迫時の「グルグル」をグル音というが、実臨床ではほぼ同義で扱う。
2グル音は打診音であり、聴診器を用いずに確認する。
3麻痺性イレウスでは腸雑音が著明に亢進する。
4急性腸炎や腸閉塞では腸雑音が常に消失する。

解答1

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腸雑音の所見と病態の組み合わせとして誤っているのはどれか。

1腸雑音亢進 — 急性腸炎
2腸雑音亢進 — 腸閉塞(狭窄部上部)
3腸雑音消失 — 急性腹膜炎
4腸雑音消失 — 早期の胃腸炎

解答4

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血管雑音の発生機序と代表疾患の組み合わせとして最も適切でないのはどれか。

1動脈の狭窄や瘤による血流の乱流・渦流 — 血管雑音が発生する機序
2動脈硬化症 — 血管雑音が聴取される代表疾患
3腹部大動脈瘤 — 血管雑音が聴取される代表疾患
4正常健常成人の頸部 — 通常、持続性の血管雑音が聴取される

解答4

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聴診の注意事項として最も適切でないのはどれか。

1診察室内は静かにし、診察者は注意深く聴診を行う。
2聴診器は体表に密着させ、採音部と皮膚の間に間隙がないようにする。
3室内は適温とし、患者が寒さでふるえて筋収縮による雑音が生じないよう配慮する。
4双耳型聴診器の挿耳部は左右の耳にしっかり装着する必要がなく、片耳のみでもよい。

解答4

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