学習トップ教科書ドリル 臨床医学総論第2章 ▸ 5. 聴診 / Q025011

教科書ドリル 臨床医学総論

Q025011 診察の方法

問題

腸雑音について正しい記述はどれか。

選択肢
1腸管の蠕動によって発生する「ゴロゴロ」という自然音を腹鳴、腹部圧迫時の「グルグル」をグル音というが、実臨床ではほぼ同義で扱う。
2グル音は打診音であり、聴診器を用いずに確認する。
3麻痺性イレウスでは腸雑音が著明に亢進する。
4急性腸炎や腸閉塞では腸雑音が常に消失する。
解答
正解1
解説

腸雑音は腸管の蠕動運動で空気と腸管内容物が移動する際に生じる音で、自然音としての「腹鳴」と、腹壁圧迫時などに聴取される「グル音」を指す(両者はほぼ同義として扱うことが多い)。聴診器を用いる聴診所見であり、打診音ではない。急性腸炎や腸閉塞の上部腸管の蠕動亢進ではグル音(腸雑音)が増強する一方、急性腹膜炎や麻痺性イレウスでは蠕動停止により腸雑音が消失する。「亢進=閉塞上部/腸炎」「消失=腹膜炎/麻痺性イレウス」と対応づけて覚える。

解説画像
腸雑音について正しい記述はどれか。 解説図
腸雑音について正しい記述はどれか。
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