心周期について理解するためのポイント

心周期について理解するためのポイントをまとめます:

  1. 心室の状態
    • 心周期の名称はすべて「心室の状態」を示しています。
    • 心臓は心房と心室から成りますが、主役は心室です。
  2. 等容性の意味
    • 「等容性」という名称が含まれる場合、全ての弁が閉じていることを示します。
    • もしどれかの弁が開いていたら、心室内の血液量が変わってしまい、等容性ではなくなります。
  3. 理解のコツ
    • 名称は心室の状態を基にして考えるとわかりやすくなります。
    • 等容性の期間では全ての弁が閉じていることを前提にすると理解が深まります。

心周期のフェーズ

  • 等容性収縮期: 全ての弁が閉じた状態で心室が収縮し、心室内圧が上昇する。
  • 駆出期: 心室内圧が動脈圧を超えると動脈弁が開き、血液が駆出される。
  • 等容性弛緩期: 血液を駆出した後、心室が弛緩し、全ての弁が閉じた状態で心室内圧が低下する。
  • 充満期: 心室内圧が心房内圧より低下すると房室弁が開き、心室に血液が流入する。

心音について

  • I音(ドッ): 房室弁が閉じる際の音で、収縮期の開始時に出現します。
  • II音(クン): 動脈弁が閉じる際の音で、拡張期の開始時に出現します。

効率的に学習する

① 豊富な図と分かりやすい解説
② 一問一答で重要語句をまず暗記
③ 国試問題を通してさらに理解を促す

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