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上腕二頭筋の解剖学的特徴、触診法、および機能に関する包括的報告書

上腕二頭筋の解剖学的特徴、触診法、および機能に関する包括的報告書

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1. 上腕二頭筋の紹介

上腕二頭筋は、上腕の前面区画を占める著名な筋肉であり、一般的に「力こぶ」として認識されています 1。しかしながら、その解剖学的複雑性と機能的多様性は、単純な肘関節の屈曲動作をはるかに超えています。本報告書は、上腕二頭筋の微細な解剖学的特徴、精密な触診方法、そして多岐にわたる機能的役割について、徹底的な探求を提供することを目的とします。この筋肉を詳細に理解することは、上肢の病態の診断、治療、リハビリテーションに関与する臨床家、療法士、運動学者にとって、またアスリートのパフォーマンスを最適化する上で極めて重要です。本報告書では、二つの頭からなる起始、上腕を下降する筋走行、停止部、神経血管支配、そして肘関節と肩関節の両方における各構成要素の個別かつ協調的な機能について検討します。上腕二頭筋は二関節筋であり、その機能は複数の関節運動に及びます 1

一般的に上腕二頭筋が主に肘関節の屈筋(「力こぶ」)として認識されていることは、その複雑な二関節筋としての性質や、前腕回外および肩関節の動態における重要な役割を著しく過小評価しています。この一般的な認識は、肘屈曲時に視覚的に顕著になる筋腹に起因する部分が大きいと考えられます 1。しかし、詳細な解剖学的データ 3 は、上腕二頭筋が肩甲骨から起始し橈骨に停止すること、すなわち肩関節と肘関節の両方を跨ぐことを一貫して示しています。さらに、機能に関する記述 3 は、肘関節屈曲のみならず、強力な前腕回外、そして様々な肩関節運動や安定化への関与を詳述しています。したがって、この筋肉の広範な機能的重要性を冒頭で確立することが、本報告書の目的を達成する上で不可欠です。

2. 上腕二頭筋の包括的な解剖学的特徴

2.1. 起始

上腕二頭筋(biceps brachii、「腕の二つの頭」の意)の名称は、肩甲骨への二つの異なる近位付着に由来します。これらの個別の起始は、特に肩関節における多様な作用、そして肘関節機能への影響において極めて重要です。

2.1.1. 長頭 (Caput Longum)

長頭は、肩甲骨の関節上結節 (supraglenoid tubercle) およびしばしば上方関節唇 (superior glenoid labrum) から起始します 3。長頭腱は、肩甲上腕関節包内を走行しますが、滑膜外 (extrasynovial) にあるという特徴的な構造を有します 5。その後、上腕骨の大結節と小結節の間に位置する結節間溝 (intertubercular or bicipital groove) を通過します。この溝の中で、長頭腱は上腕骨横靭帯 (transverse humeral ligament) によって覆われ、さらに上腕二頭筋滑車機構 (biceps pulley system)(烏口上腕靭帯、上関節上腕靭帯、および棘上筋・肩甲下筋腱からの線維性組織などを含む複合的な軟部組織構造)によって安定化されています 3。関節上結節からの起始は一貫して報告されており 3、関節包内滑膜外という性質 5 は、肩関節病変との関連を理解する上で重要な解剖学的ニュアンスです。結節間溝の通過とその安定化構造 3 は、その機能と損傷の受けやすさに不可欠です。

2.1.2. 短頭 (Caput Breve)

短頭は、肩甲骨の烏口突起 (coracoid process) の先端 (apex or tip) から起始します 3。この起始部は、しばしば烏口腕筋と共通の腱を形成し、烏口突起における小胸筋腱の起始よりも内側に位置します。複数の情報源 3 が烏口腕筋との共通起始について言及しています。

2.1.3. 解剖学的変異(例:第3頭の存在)

上腕二頭筋は解剖学的変異を示すことが知られており、最も一般的なものは第3頭の存在です。191919に引用されているヨーロッパの献体研究などの複数の屍体研究では、約10%の検体で第3の上腕頭 (third humeral head) が報告されています。この副頭は、典型的には上腕骨体の中央部前内側面、しばしば烏口腕筋の停止部付近から起始し、共通の上腕二頭筋腱に合流します。4および4のような他の情報源は、成人の最大30%に何らかの変異が見られ、一部の個人では3から7つの過剰な頭が存在する可能性があることを示唆していますが、明確な第3頭に関する10%という数字は特定の研究でより一貫して報告されています。

標準的な解剖学の教科書では主に二頭筋として記述されていますが、10%から30%という第3頭の顕著な出現頻度は、この「二頭」という記述が普遍的な真実というよりは理想化されたものであることを示唆しています。この第3頭は通常、上腕骨から起始するため、肩関節を跨がず、主に肘関節に作用します。この上腕頭の存在は、肘関節の屈曲力や回外トルクを増強したり、主筋腹の牽引方向を変化させたりする可能性があります。この変異は、スポーツバイオメカニクス、リハビリテーション、または神経血管構造との関連や、画像診断や外科手術における偶発的所見として臨床的に重要となる可能性があります。

2.2. 筋腹と筋線維構築

長頭と短頭は、上腕の前面に沿って遠位に走行する個別の筋腹を有しています。これらは最終的に合流しますが、その長さのかなりの部分で分離性を保っています。筋線維の長さや配列を含む内部構造は、筋力発生能力と機能的専門化を決定します。

2.2.1. 長頭と短頭の形態計測

屍体研究 19 によると、長頭と短頭は明確な形態計測的特徴を示します。短頭は典型的により大きな筋腹(より大きな生理学的断面積を示唆) を有するのに対し、長頭はより長い起始腱および停止腱によって特徴付けられます。具体的には、ある研究では短頭の平均長(腱を含む全長)が35.98 ± 3.44 cm、長頭が38.90 ± 3.40 cmと報告されています。さらに、上腕二頭筋のパラメータは一般的に女性よりも男性で大きく、上腕骨の長さと正の相関を示します。

これらの形態計測的差異(短頭:大きな筋腹、短い腱;長頭:比較的小さな筋腹、長い腱)は、二つの頭の間での分業と機能的専門化を強く示唆しています。より大きな筋腹(短頭)は力発生に最適化されており、強力な肘屈筋としての役割と一致しています。一方、より長い腱(長頭)は、運動範囲、弾性エネルギーの貯蔵と放出、そして複数の関節位置にわたる最適な長さ-張力関係の維持により適しており、肩関節の動的安定性や、様々な関節角度が関与する回外運動における役割と一致しています。筋生理学の観点から、生理学的断面積(PCSA)は最大筋力発生の主要な決定要因であり、大きな筋腹は大きなPCSAを意味します。腱の長さは、筋腱複合体のコンプライアンス、弾性エネルギー貯蔵能力、および筋が効果的に力を発揮できる範囲に影響を与えます。より長い腱は、より大きな伸張と反跳を可能にします。したがって、短頭の構造(大きな筋腹)は、777で支持されるように、強力で直接的な作用(肘屈曲など)に生体力学的に適しています。長頭の構造(長い腱)は、上腕骨頭周囲の複雑な経路、広範囲の運動にわたる肩の安定化における役割、および著しい橈骨回旋を伴う回外への貢献に有利です。その弾力性はまた、関節内部分の保護にも寄与する可能性があります。

2.2.2. 線維配列と羽状角

ヒトの上腕二頭筋は一般的に紡錘状筋 (fusiform muscle) として分類され、筋線維は主に筋肉の長軸に平行に走行しています。提供された情報源には、ヒトの上腕二頭筋長頭および短頭の具体的な羽状角に関する詳細なデータは含まれていません。しかし、93および93の馬の上腕二頭筋に関する比較解剖学的データは、短い線維と実質的な腱膜組織を有する二羽状筋構造(羽状角約45°)を示しており、その種における運動範囲よりも力発揮を重視した設計を示唆しています。94および95は、羽状構造一般について論じており、羽状構造は一定の体積に対してより多くの線維を詰め込むことを可能にし、したがってPCSAを増大させること、そして羽状角は筋肥大に伴い増大する可能性があること(95、特に上腕三頭筋について)を指摘しています。

ヒトの上腕二頭筋の頭部の羽状角に関する具体的なデータが提供された情報源にないことは、精密な生体力学的モデリングが目標である場合、ヒトにおけるさらなる詳細な解剖学的調査の潜在的な領域を示しています。仮にヒトの上腕二頭筋の頭部がある程度の羽状構造を有している場合、それは腱への力伝達に影響を与えるでしょう。

2.3. 停止

遠位において、上腕二頭筋の合流した筋腹は、主に橈骨に停止する強力な腱と、内側に広がる重要な筋膜性の停止部である上腕二頭筋腱膜を生じます。

2.3.1. 橈骨粗面 (Radial Tuberosity)

上腕二頭筋の主腱は、橈骨粗面の後面に停止します 3。近年の研究 5 では、短頭と長頭が橈骨粗面上で個別の停止領域(フットプリント)を維持していることが強調されています。短頭は通常、長頭よりも遠位かつ前方に停止し(しばしば粗面の頂点を含む)、長頭はより近位かつやや後方に付着します。777は、短頭のフットプリント面積が一貫して大きいこと(例:短頭94 ± 44 mm² 対 長頭59 ± 15 mm²)を報告しています。この二つの頭の個別の遠位停止は、回外と屈曲におけるそれらの異なる役割を理解する上で極めて重要であり、生体力学的研究で探求されています。

2.3.2. 上腕二頭筋腱膜 (Bicipital Aponeurosis / Lacertus Fibrosus)

上腕二頭筋遠位腱の内側縁から、上腕二頭筋腱膜(lacertus fibrosus または semilunar fascia とも呼ばれる) という幅広く扁平な腱膜性の伸展が生じます 3。これは肘窩内で上腕動脈と正中神経の表層を斜めに横切り、前腕近位内側部の屈筋群を覆う前腕深筋膜 (deep antebrachial fascia) と癒合します 17。MRI研究 17 によると、その厚さの中央値は約0.7 mm、幅の中央値は約18.0 mm、長さの中央値は約32.0 mmです。22および23は、上腕二頭筋短頭からの線維が主にその近位部を形成し、長頭腱からの筋膜性のスリングが遠位部を形成することを示唆しています。

上腕二頭筋腱膜は単なる二次的な停止部ではなく、機能的に重要な構造です。その広範な筋膜への連結は、上腕二頭筋の収縮力を前腕全体に分散させ、それによって橈骨粗面への主腱停止部にかかるストレスを調節し、下にある神経血管構造を保護し、肘-前腕複合体の安定性と固有受容に寄与する可能性があります。複数の情報源 3 が前腕筋膜との広範な連結を詳述しています。17および17は、神経血管構造の保護、前腕深筋膜の補強、固有受容フィードバックといった機能を明示的に挙げています。22および23は、力の放散と屈曲/回外の二重作用への補助を指摘しています。上腕動脈と正中神経の上を斜めに走行すること 17 は、その保護的役割を強調しています。深筋膜との癒合は、特に強力な収縮時に橈骨粗面停止部へのピークストレスを軽減する力の分散メカニズムを示唆しています。これはまた、前腕筋膜を緊張させ、前腕筋の効率や安定性を高めることにも寄与する可能性があります。短頭と長頭からの線維の異なる寄与の可能性 22 は、この腱膜性伸展でさえ機能的に分化した領域を持つかもしれないことを示唆しています。

2.4. 神経支配

上腕二頭筋への運動および感覚供給は、上腕前面の主要な神経によって行われます。

2.4.1. 筋皮神経 (Musculocutaneous Nerve) (C5, C6, ときにC7)

上腕二頭筋は、主に脊髄神経根C5およびC6から起こる筋皮神経 (musculocutaneous nerve) によって神経支配されます 1。一部の情報源ではC7からの寄与も言及されています 4。筋皮神経は腕神経叢の外側神経束から起こり、特徴的に烏口腕筋を貫通した後、上腕二頭筋(表層)と上腕筋(深層)の間の筋膜面を下降し、これら3つの筋肉すべてに運動枝を供給します 10。上腕二頭筋への特定の運動枝の分岐点は、肩峰突起から遠位約13.0 cmの筋皮神経走行に沿って同定されています 21。上腕の筋枝を供給した後、神経は肘関節を越えて遠位に続き、外側前腕皮神経 (lateral cutaneous nerve of the forearm または lateral antebrachial cutaneous nerve) となり、前腕外側面の感覚を支配します 10

筋皮神経の一貫した解剖学的走行(烏口腕筋を貫通し、上腕二頭筋と上腕筋の間を走行する)は、これらの筋肉や上腕前面区画を含む外科的アプローチにおける医原性損傷、あるいはこれらの筋肉の肥大、炎症、外傷に続発する絞扼性神経障害に対して脆弱であることを意味します。烏口腕筋を貫通する神経は、筋収縮や肥大による絞扼の古典的な部位です。その後の大きな2つの筋肉(上腕二頭筋と上腕筋)の間という位置は、この区画への血腫、炎症(筋炎)、または直接的な外傷による圧迫や刺激のリスクにさらされます。この領域の外科的剥離では、神経を慎重に同定し保護する必要があります。外側前腕皮神経としての遠位への継続を理解することは、その領域の感覚異常を診断し、より近位の筋皮神経病変に遡って追跡するために不可欠です。

2.5. 血管供給

上腕二頭筋は、その強力な収縮に見合う十分な灌流を確保するために、主に上腕の主要動脈の枝から豊富な血管供給を受けます。

2.5.1. 動脈供給

上腕二頭筋への主要な動脈供給は、上腕動脈 (brachial artery) の筋枝から供給されます 3。上腕動脈は、大円筋の遠位で腋窩動脈の続きとして始まり、上腕の内側面を下降し、しばしば正中神経とともに内側上腕二頭筋溝内を走行します 3。Kenhub 3 は、動脈供給が非常に多様であり、上腕動脈から最大8本の個別の血管が上腕二頭筋に供給される可能性があると述べています。

2.5.2. 静脈還流

上腕二頭筋からの静脈還流は、主に筋動脈枝に並行して走行する伴行静脈 (venae comitantes) を介して行われ、最終的には内側皮静脈 (basilic vein) および外側皮静脈 (cephalic vein)、そしてより深層の上腕静脈 (brachial veins) に流入します。これらは次に腋窩静脈に合流します 21。外側皮静脈は上腕二頭筋の外側面を表層に走行し、遠位ではしばしば外側前腕皮神経と密接に関連しています 10

表1:上腕二頭筋の解剖学的概要

構造

起始

停止

神経支配(神経根)

主要動脈供給

主要機能(肘、前腕、肩)

長頭 (Long Head)

肩甲骨関節上結節、上方関節唇

橈骨粗面(近位後方)、上腕二頭筋腱膜(遠位線維)

筋皮神経 (C5, C6, C7)

上腕動脈の筋枝

肘関節屈曲、前腕回外、肩関節安定化(特に回旋筋腱板不全時)、肩関節屈曲補助、肩関節外転補助

短頭 (Short Head)

肩甲骨烏口突起先端

橈骨粗面(遠位前方、頂点)、上腕二頭筋腱膜(近位線維)

筋皮神経 (C5, C6, C7)

上腕動脈の筋枝

肘関節屈曲(主動)、前腕回外、肩関節屈曲補助、肩関節内転補助

共通遠位腱

長頭と短頭の筋腹が合流

橈骨粗面

筋皮神経 (C5, C6, C7)

上腕動脈の筋枝

肘関節屈曲、前腕回外

上腕二頭筋腱膜

上腕二頭筋遠位腱内側縁

前腕深筋膜(前腕屈筋群起始部を覆う)、尺骨後縁に一部付着の可能性

筋皮神経 (C5, C6, C7)

上腕動脈の筋枝

力伝達、神経血管保護、肘関節安定化補助、固有受容

3. 上腕二頭筋の精密触診ガイド

3.1. 触診の一般原則と患者体位

効果的な触診には、患者がリラックスし、筋肉の各部分にアクセスできるように適切に体位付けされていることが必要です。通常は座位または仰臥位が用いられます。検者は確実かつ鋭敏なタッチを用いるべきです。表層解剖学および深部構造の理解が最も重要です 16

3.2. 長頭腱の触診

  • 患者体位: 座位、腕を内転させ、肘を屈曲し、前腕を回外(手のひらを上に)して大腿上に置きます 16
  • ランドマークと手技: 上腕骨近位前面を触診し、大結節と小結節の間の**結節間溝(上腕二頭筋溝)**を見つけます。長頭腱はこの溝の中にあります 11。患者の前腕を受動的に内外旋させると、腱が触診指の下を移動するため、その位置確認に役立ちます 15。超音波検査は位置特定の確認に使用できます 1616および16では、烏口突起および内側上顆垂直線をランドマークとして使用し、上腕二頭筋溝の位置を特定するための具体的な距離が示されています。

3.3. 短頭起始部の触診

  • ランドマークと手技: 肩甲骨の烏口突起が主要なランドマークです。まず鎖骨を同定し、その外側端からわずかに下方かつ内側に移動すると触知できます。三角筋前部の深層に指先のような骨性の隆起として感じられます 4。短頭腱はこの点から起始するのを触診できます。31では、烏口腕筋(上腕二頭筋短頭と起始を共有)の触診方法として、患者を仰臥位、肩関節90°外転・軽度外旋位、肘関節最大屈曲位とし、三角筋前部線維の下方、上腕二頭筋短頭の内側を触知し、抵抗下での水平内転で収縮を確認する方法が記載されています。

3.4. 筋腹(長頭および短頭)の触診

  • 一般的触診: 合流した筋腹は、特に前腕回外位での抵抗下肘屈曲時に、上腕前面で容易に視認および触診可能です 4
  • 二頭の識別: 困難ではありますが、いくつかの情報源が方法を示唆しています。S21および47では、上腕二頭筋の筋腹を掴み、特に筋中央部で長頭(より外側)と短頭(より内側)の間の溝または分離を感じ取ろうと試みる方法が記載されていますが、未熟な者には難しいとされています。長頭は外側、短頭は内側に位置します 4。収縮時の形態 13 は視覚的な識別に役立ちます。
  • 収縮時および弛緩時の触診手技: 抵抗下での肘屈曲および回外時に筋を触診して完全な収縮を感じ、その後弛緩させて安静時の緊張と質感を評価します。

上腕二頭筋の長頭と短頭を触診によって明確に区別する能力は限定的であり、高度な技術と解剖学的理解を必要とします。筋腹全長にわたる明確な分離を直接触知するよりも、特定の抵抗運動中の視覚的検査の方が、個々の頭の活動を推測する上でより実用的かもしれません。近位では起始部が異なるため、また収縮時の輪郭の違いを観察することで、ある程度の識別は可能ですが、筋腹が合流する遠位部では区別が困難になります。特定の運動(一方の頭を他方より優位に働かせるように設計された運動)中の機能的触診(収縮の違いを感じ取る)が、より信頼性の高いアプローチとなる可能性があります。

3.5. 遠位上腕二頭筋腱および上腕二頭筋腱膜の触診

  • 遠位腱: 肘窩で、橈骨粗面への停止部に向かって走行する際に触診されます。抵抗下での肘屈曲と回外で顕著になります 11。患者の肘はわずかに屈曲させます。腱は肘窩の深部組織へと遠位に追跡できます。S11では、臨床所見として、橈骨粗面の上腕二頭筋遠位腱停止部および肘窩の腱上で近位2cmにわたる限局性圧痛が指摘されています。
  • 上腕二頭筋腱膜: この筋膜性の伸展は、遠位上腕二頭筋腱から内側および下方に広がり、肘窩を横切って前腕筋膜と融合するのを触診できます 5。抵抗下での肘屈曲と前腕回内(回内は腱膜を伸張するため)で緊張させることができます。

3.6. 触診時の神経血管に関する考慮事項と注意点

肘窩には、遠位上腕二頭筋腱および腱膜に近接していくつかの重要な神経血管構造が存在します。これらには、上腕動脈(通常は上腕二頭筋腱の内側)および正中神経(通常は上腕動脈の内側)が含まれます 3。この領域での深部または積極的な触診は、これらの構造の圧迫または刺激を防ぐために避けるべきです。96は、神経近傍での処置中の深い穿刺角度に対する警告を発しています。上腕二頭筋腱膜自体がこれらの構造を覆っています 17

上腕二頭筋腱膜は、それ自体が触診の対象であると同時に、保護的なランドマークとしても機能します。上腕動脈と正中神経は肘窩で上腕二頭筋主腱の内側に位置し、上腕二頭筋腱膜は腱から内側に広がりこれらの構造を覆っています 17。したがって、腱膜は物理的な障壁として機能します。遠位上腕二頭筋構造を触診する際、まずしっかりとした主腱を同定し、次に内側に移動してより薄く幅広の腱膜を触診することで、検者は移行部を認識し、神経血管束がこの腱膜性伸展の深層にあることを意識することができます。この認識が安全な触診の鍵となります。

表2:上腕二頭筋の触診ガイド

解剖学的部位

患者体位

主要ランドマーク

触診手技

確認動作/運動

重要事項/注意点(特に神経血管)

長頭腱

座位、腕内転、肘屈曲、前腕回外、大腿上

結節間溝、大結節、小結節、烏口突起、内側上顆垂直線

結節間溝内で腱を同定。肩峰から約44mm(0°外旋時)または62mm(45°外旋時)の位置で烏口突起を基準に、または内側上顆垂直線から9-22mm外側に位置する 16

受動的な前腕の内外旋で腱の動きを確認 15

溝内での腱の滑動を確認。圧痛は腱炎を示唆する可能性 29

短頭起始部

座位または仰臥位、肩外転・軽度外旋、肘最大屈曲

烏口突起

鎖骨外側端から下内方に烏口突起を触知。三角筋前縁の下方、上腕二頭筋短頭の内側で起始を確認 28

抵抗下での肩関節水平内転で烏口腕筋(共通起始)の収縮を確認 31

烏口突起は深部にあり、周囲の筋との識別が必要。

筋腹(長頭・短頭)

座位または立位、肘軽度屈曲

上腕前面

上腕前面の筋腹全体を把握。長頭(外側)と短頭(内側)の間の溝を筋中央部で触知しようと試みる(困難な場合あり)4

抵抗下での肘屈曲(回外位)で筋全体の収縮を確認。特定の肢位や運動で各頭の輪郭や収縮を視覚的に識別 13

長頭と短頭の明確な分離を全長にわたり触知するのは難しい 47。筋の緊張度、圧痛、硬結などを評価。

遠位腱

座位、肘軽度屈曲

肘窩

肘窩中央で太い腱を触知し、橈骨粗面に向かう走行を追う 11

抵抗下での肘屈曲および前腕回外で腱の緊張を確認。

圧痛は腱付着部炎や腱炎を示唆。

上腕二頭筋腱膜

座位、肘軽度屈曲

肘窩内側

遠位腱の内側縁から前腕内側へ扇状に広がる腱膜を確認 17

抵抗下での肘屈曲および前腕回内で腱膜の緊張を確認。

上腕動脈と正中神経はこの腱膜の深層を通過するため、深部への強い圧迫を避ける 17

4. 上腕二頭筋の機能解剖学と生体力学

4.1. 肘関節における主要な作用

上腕二頭筋は肘関節における主要な運動筋であり、二つの重要な運動を担います。

4.1.1. 肘関節屈曲

上腕二頭筋は、肘関節における前腕の主要な屈筋です 3。その屈曲効果は前腕が回外位にあるときに最大となります。前腕が回内位にあるときは、上腕筋と腕橈骨筋がより主要な屈筋となりますが、上腕二頭筋も依然として屈曲に寄与します 4777は、短頭がその遠位付着部により、90°屈曲位において肘関節屈曲により効率的であることを示しています。

4.1.2. 前腕回外

上腕二頭筋は前腕の強力な回外筋であり、特に肘関節が約90°屈曲しているときにその作用が顕著になります 3。この作用は、橈骨粗面への停止部により生じます。筋が収縮すると、回内位から回外位へと橈骨を「巻き戻す」ように作用します。47は簡単な触知によるデモンストレーションを提供しています。777は、前腕が既に回外位にある場合は長頭が回外により効率的であり、一方、前腕が中間位または回内位にある場合は、そのモーメントアームの利点から短頭がより効率的な回外筋であることを示しています。

4.2. 肩関節運動と安定性への寄与

上腕二頭筋は肩甲骨から起始する二関節筋であるため、特に長頭を介して肩関節の運動学と安定性にも影響を与えます。

4.2.1. 肩関節屈曲

両頭、特に烏口突起のより前方にある起始部のため短頭は、肩関節の屈曲を弱く補助します 3。しかし、その役割は三角筋前部線維や烏口腕筋のような主要な肩屈筋に対して二次的です。8および8(総説論文)は、上腕二頭筋長頭の肩関節挙上における役割は30°を超えると最小限であることを示唆しています。

4.2.2. 肩関節外転(補助的役割)

上腕二頭筋長頭は、特に上腕骨が外旋している場合に腕の外転を補助する可能性があります 3。その寄与は一般的に小さいと考えられています。

4.2.3. 肩甲上腕関節の安定化

上腕二頭筋長頭腱(LHBT)は、上腕骨頭上を通過する関節内走行のため、特に回旋筋腱板機能不全が存在する場合に、上腕骨頭を押し下げて上方偏位に抵抗することにより、肩甲上腕関節の安定化に重要な役割を果たします 3。EMG研究では、回旋筋腱板断裂時にLHBの活動亢進が示されており、代償的な役割が示唆されています 48。健常な肩における挙上時の安定性への役割は30°を超えると最小限であると考えられています 8

4.3. 長頭と短頭の機能分化

長頭と短頭の異なる起始、筋腹特性、停止パターンは、特に複合運動や様々な負荷条件下で顕著になる専門化された機能的役割につながります。

4.3.1. 特定の運動における生体力学的利点と役割

生体力学的分析 7 によると、短頭の遠位かつ前方の停止部は、肘関節90°屈曲位においてより効率的な肘屈筋となります。長頭は、前腕の回旋軸に対してより近位に停止するため、前腕が既に回外位にある場合に、より効率的な回外筋となります。逆に、短頭は、これらの肢位におけるモーメントアームの利点から、中間位または回内位の前腕においてより効率的な回外筋となります。異なるカールバリエーション(例:EZバー、ストレートバー、ダンベル)を比較したEMG研究 9 は、グリップや腕の位置が上腕二頭筋および腕橈骨筋の動員パターンに影響を与えることを示していますが、これらの一般的なカール比較では長頭と短頭のEMGの具体的な分化は必ずしも詳述されていません。しかし、8および8の総説では、肘が制御されていれば、独立した肩関節運動におけるBBLHの活動は低いが、安定化の役割や投球のような複雑な運動中には活動する可能性があることが示唆されています。484948494849は、回旋筋腱板機能不全におけるLHB活動の増加を強調しています。

上腕二頭筋の頭部の機能分化は、肘と前腕の両方の位置、および課題の特定の要求(例:純粋な屈曲対回外対複合運動、肩の安定化)に大きく依存します。これは、リハビリテーションおよびトレーニングプログラムが、特定の頭部または機能を効果的にターゲットにするために、これらのニュアンスを考慮する必要があることを意味します。777は、屈曲と回外のモーメントアームが前腕の回旋に基づいて各頭で変化することを明確に示しています。長頭の肩の安定化における役割(複数の情報源)は、短頭の主要な肘/前腕の作用とは異なります。異なるカールタイプに関するEMG研究 9 は、グリップや腕の位置の微妙な変化が筋の動員を変更することを示しています(個々の上腕二頭筋の頭を常に分離しているわけではありませんが)。したがって、単純な「上腕二頭筋カール」は、すべての条件下で両方の頭を同じように均一に働かせるわけではありません。特定の関節角度と外旋/回内/回外のバイアスは、一方の頭を他方より、または一方の機能を他方より強調するために必要です。これは、標的化された治療的エクササイズまたは筋力トレーニングルーチンの設計に直接的な影響を与えます。

4.4. 上腕二頭筋腱膜の力伝達と安定性における役割

上腕二頭筋腱膜は単なる受動的な構造ではなく、上腕二頭筋から尺骨および前腕筋膜への力伝達において積極的な役割を果たします 3。この連結は、屈曲および回外力を分散させ、これらの運動中に尺骨を安定させ、下にある上腕動脈および正中神経を保護するのに役立ちます 1722および23は、それが上腕二頭筋の回外筋および屈筋としての二重の作用を助け、付着部からの力を放散することを示唆しています。17および17はまた、固有受容機能を潜在的な機能として挙げています。

表3:上腕二頭筋の頭部の機能分化

頭部

肘関節屈曲における主要な役割(効率、条件)

前腕回外における主要な役割(効率、条件、前腕位置によるモーメントアームの変化)

肩関節における役割(特定の作用、安定性への寄与)

主要な生体力学的考慮事項

長頭 (Long Head)

肘屈曲に寄与。回外位でより効率的。

主要な回外筋。特に肘屈曲位および前腕回外位で効率が高い 7

肩関節の弱い屈曲および外転を補助。肩甲上腕関節の動的安定化(特に上方)、上腕骨頭の押し下げ 8

関節内走行により肩関節運動の影響を受ける。腱が長いため、弾性エネルギーの貯蔵と解放に寄与する可能性。回旋筋腱板不全時に代償的に活動亢進。

短頭 (Short Head)

主要な肘屈筋の一つ。特に肘90°屈曲位で効率が高い 7

回外に寄与。前腕中間位および回内位で長頭より効率的な回外筋となる 7

肩関節の弱い屈曲および内転を補助 3

筋腹が大きく、力発生に有利。肩関節への直接的な安定化作用は長頭ほど顕著ではない。

5. 簡単な臨床的相関

上腕二頭筋の解剖学と機能を徹底的に理解することは、一般的な上肢病変の診断と管理にとって最も重要です。その複雑な構造と二関節性の性質は、様々な損傷を受けやすくします。

5.1. 一般的な損傷部位と病態

  • 近位腱病変: 上腕二頭筋長頭腱炎/腱障害 29 は一般的であり、しばしば回旋筋腱板疾患(特に肩甲下筋断裂)や肩峰下インピンジメントと関連しています。LHBTはまた、上腕二頭筋溝から亜脱臼または脱臼することもあります。SLAP(Superior Labrum Anterior to Posterior)病変は、上方関節唇へのLHBTの付着部を含みます 56
  • 遠位腱断裂: 肘で発生し、しばしば屈曲した肘への偏心性負荷から生じます 62。筋腹が近位に収縮すると、「ポパイサイン」が生じることがあります 4

5.2. 臨床評価における解剖学的知識の関連性

精密な解剖学的知識は、肘屈曲および回外の徒手筋力テスト(MMT)の実施と解釈に不可欠です 74。また、整形外科的特殊テスト(例:LHBTおよびSLAP病変に対するスピードテスト、ヤーガソンテスト、上腕二頭筋負荷テストなど)の実施と解釈にも同様に重要です 52。牽引の方向、モーメントアーム、および特定の付着部を理解することは、構造を分離し、テスト結果を正確に解釈するのに役立ちます。

多くの整形外科的特殊テストの診断精度は、単独で使用した場合しばしば限定的です。60585858605860(ヤーガソンテスト/スピードテスト/オブライエンテスト/上腕二頭筋負荷テストに関するPhysio-pedia)のような情報源は、感度と特異度について議論しており、しばしば限界やテストクラスターの価値を指摘しています。484948494849(スコーピングレビュー)もまた、LHBT病変に対する特殊整形外科テストの診断的有用性が限られていることを強調しています。上腕二頭筋の解剖学的複雑性(二関節性、機能分化した二頭、関節内腱、腱膜)は、痛みや機能障害が様々なメカニズムや部位から生じうることを意味します。したがって、臨床家は単一のテストを実行して決定的な診断を下すことはできません。むしろ、本報告書で詳述されているような解剖学的および生体力学的知識を用いて、なぜテストが陽性である可能性があり、それが患者の病歴や他の所見とどのように適合するかを理解する必要があります。例えば、肩の安定性におけるLHBTの役割を知ることは、スピードテストでの痛みを、単なる「上腕二頭筋腱炎」としてだけでなく、潜在的な関節唇や不安定性の問題の文脈で解釈するのに役立ちます。

6. 結論

上腕二頭筋は、上肢の非常に複雑で機能的に不可欠な筋肉です。その二つの頭からの起始、複雑な走行、肘関節での多様な停止部、そして前腕筋膜への連結は、強力な肘関節屈曲と前腕回外を実行することを可能にし、同時に肩関節の運動と安定性にも寄与します。正確な触診には、詳細な解剖学的知識と慎重な手技が必要です。その解剖学、触診法、および機能の包括的な理解は、効果的な臨床実践および生体力学的分析にとって不可欠です。本報告書で提示された詳細な情報は、この重要な筋肉に関するより深い洞察を提供し、臨床的推論と治療的介入の向上に貢献することを目的としています。

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