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教科書ドリル 臨床医学総論 第1章

6. 記録の目的と内容

第1章 診察の概要 全9問

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診療で得られた所見や判断を、一定の様式に沿って書き留めたものを何と呼ぶか。代表的な同義語を2つ以上挙げて答えよ。

解答診療録(カルテ、病歴)。より広い概念として医療記録という表現も用いられる。

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診療録を作成・保存する主な意義を3つ以上挙げよ。

解答(1)症状・所見・治療効果の経時変化を的確に把握し、治療の指針とする(継続性・記憶補助)、(2)他の医療スタッフとの情報共有(チーム医療)、(3)診断・治療経過・インフォームドコンセント内容の記録として法的証拠となる、(4)診療報酬請求の根拠、(5)教育・研究への活用、など。

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診療録記載の原則として適切でないものはどれか。

1主観を交えず、客観的に評価して記録する。
2要領よく、正確に記録する。
3記載漏れを避けるため、一定の方式に沿って記録する。
4他の医療スタッフが読めないよう、暗号化した略語のみで記録する。

解答4

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診療録に記載すべき内容として適切でないものはどれか。

1診察で得られた所見
2診断
3治療内容・治療後の経過・IC(患者や家族への説明内容)
4担当医師個人の私的感想文

解答4

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問題指向型診療録で用いられるSOAP形式の4要素と内容の組み合わせで正しいのはどれか。

1S=Subjective ― 検査値や身体所見などの客観的情報
2O=Objective ― 患者の訴えや自覚症状などの主観的情報
3A=Assessment ― 診断や問題点の評価・アセスメント
4P=Plan ― 現病歴の経過記述

解答3

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次の記載内容をSOAPのどの要素に分類すべきか、最も適切な組み合わせはどれか。
ア「3日前から38.5℃の発熱と右下腹部痛があり、食欲不振を訴える」
イ「右下腹部に圧痛と反跳痛を認め、血液検査で白血球13,000/µL、CRP5.2mg/dL」
ウ「急性虫垂炎疑い、骨盤腹膜炎・尿路結石との鑑別が必要」
エ「腹部造影CTを追加、外科コンサルト、絶飲食で経過観察」

1ア=S、イ=O、ウ=A、エ=P
2ア=O、イ=S、ウ=P、エ=A
3ア=A、イ=P、ウ=S、エ=O
4ア=P、イ=A、ウ=O、エ=S

解答1

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次の空欄を埋めよ。
「SOAP形式は、( ア )(略称POS)の考え方に基づく記録方式である。POSでは患者が抱える医学的・心理的・社会的な課題を列挙した( イ )を作成し、それぞれの課題について個別にSOAPを展開する。」

解答ア=問題指向型診療録(問題指向型医療システム/Problem-Oriented System)、イ=問題リスト(プロブレムリスト)

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診療録の保存およびプライバシー保護に関する記述として誤っているものはどれか。

1診療録は患者の疾病に関する重要な記録として大切に保存する。
2医師法では診療録の保存期間を5年間と定めている。
3第三者に記載内容が漏れないよう十分な配慮が必要である。
4患者本人の同意なく家族や知人に病状を話してよい。

解答4

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電子カルテ(EMR/EHR)や遠隔診療における記録に関する記述として最も適切なのはどれか。

1電子カルテは紙カルテと異なり、法的証拠としての効力を持たない。
2電子カルテでは修正履歴が保存されるため、事後的な改ざんの有無を追跡できる。
3遠隔診療で得られた情報はSOAP形式で記録してはならない。
4電子カルテ上の情報は暗号化の必要がなく、自由に共有できる。

解答2

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