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理由で解く 生理学

Q0730 神経

出典:あマ指 第22回(2014) 問題43
問題
反射中枢が脳幹にないのはどれか。
選択肢
1 緊張性迷路反射
2 引っかき反射
3 立ち直り反射
4 緊張性頚反射
解答
正解2(引っかき反射)
解説
✗ 1. 誤り
緊張性迷路反射
緊張性迷路反射は前庭系からの入力により、頭部の位置に応じて四肢の伸筋緊張を変化させる反射で、中枢は脳幹(延髄・橋)に存在する。
✓ 2. 正しい
引っかき反射
引っかき反射は脊髄反射であり、反射中枢は脊髄にある。脳幹を介さずに完結する反射である。他の選択肢はいずれも脳幹に反射中枢を持つ。緊張性迷路反射は前庭入力による脳幹反射(延髄・橋)、立ち直り反射は中脳に中枢を持つ姿勢反射、緊張性頸反射は頸部固有受容器からの入力による脳幹反射である。
✗ 3. 誤り
立ち直り反射
立ち直り反射は体を正常な姿勢に戻す反射であり、中枢は中脳(脳幹の一部)に存在する。
✗ 4. 誤り
緊張性頚反射
緊張性頸反射は頸部の回旋に応じて四肢の筋緊張パターンが変化する反射であり、中枢は脳幹に存在する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「引っかき=脊髄」と覚える。「ひっかき」の「き」→「脊」髄と連想する。脳幹の反射は「姿勢」に関連するものが多い(迷路反射・立ち直り反射・頸反射)。
  • 関連知識: 脳幹反射には対光反射(中脳)、角膜反射(橋)、嘔吐反射(延髄)なども含まれる。脳幹死の判定では脳幹反射の消失が重要な基準となる。
  • よくある間違い: 立ち直り反射の中枢を大脳皮質と誤解すること。中脳は脳幹の一部であることを忘れないこと。
  • 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
比較表
反射 反射中枢 求心路の入力源
緊張性迷路反射 脳幹(延髄・橋) 前庭器官
立ち直り反射 中脳 視覚・前庭・体性感覚
緊張性頸反射 脳幹 頸部固有受容器
引っかき反射 脊髄 皮膚受容器
伸張反射 脊髄 筋紡錘
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題43|反射中枢が脳幹にないのはどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題43|反射中枢が脳幹にないのはどれか。
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