学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ34P105
理由で解く 柔道整復師
膝から着地したという直達外力に、膝前面に触れる陥凹と著明な腫脹が加わっています。膝蓋骨骨折で骨片が離開した所見と考えられます。
膝を床に打ちつける動作は膝蓋骨に直接大きな力が加わる典型的な直達外力で、膝蓋骨は横骨折を起こしやすくなります。骨折すると大腿四頭筋の牽引によって上骨片が近位へ引き上げられ、骨片の間が離れます。この離開部が皮下に触れるのが「膝の前面の陥凹」です。膝蓋骨は関節内に位置するため、骨折は関節内骨折となり、関節血症で腫脹が著明になります。伸展機構が断たれるので膝の自動伸展が困難となり、歩行できずに来所するという経過も一致します。骨片間の離開があれば引き寄せ締結法などの観血療法が選択されるため、疑った時点で固定して医療機関へ紹介します。
| 疾患 | 受傷機転 | 陥凹の位置 | その他の所見 |
|---|---|---|---|
| 膝蓋骨骨折 | 膝前面への直達外力 | 膝蓋骨の高さ | 関節血症、自動伸展困難 |
| 膝蓋骨外側脱臼 | 膝屈曲+外反・下腿外旋 | 本来の膝蓋骨位置が空虚 | 外側に膝蓋骨を触知、弾発性固定 |
| 脛骨顆間隆起骨折 | 過伸展・回旋 | 触知しない | 関節血症、前方不安定性 |
| 脛骨粗面骨折 | 膝蓋腱の強い牽引 | 脛骨粗面部(膝蓋骨より遠位) | 膝蓋骨高位 |
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