学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ34P106
理由で解く 柔道整復師
膝蓋骨は正面を向いたまま足部だけが外旋している——回旋のずれが膝より遠位で起きており、しかも下腿の支柱が完全に失われた状態です。脛・腓両骨骨幹部骨折を考えます。
背臥位で下肢の向きを見るとき、膝蓋骨と足部の向きを別々に確認すると骨折部位を絞り込めます。大腿骨骨幹部で折れていれば、遠位骨片から下の下肢全体が外旋するため膝蓋骨も外を向きます。膝蓋骨が正面を向いているということは、大腿骨には回旋転位がなく、ずれは膝より遠位で起きていることを意味します。次に下腿を考えると、脛骨と腓骨のどちらか一方が連続していれば、その骨が支柱となって著明な回旋転位は起こりません。足部だけが明らかに外旋しているのは、2本とも折れて下腿の連続性が断たれた状態です。「膝蓋骨の向きで高さを決め、転位の大きさで本数を決める」と手順化すると、同型の問題に応用できます。
| 骨折 | 膝蓋骨の向き | 足部の向き | その他の特徴 |
|---|---|---|---|
| 大腿骨骨幹部骨折 | 外を向く | 外旋 | 患肢短縮、大腿の変形・腫脹 |
| 脛骨骨幹部骨折(単独) | 正面 | 転位はわずか | 腓骨が支柱として残る |
| 脛・腓両骨骨幹部骨折 | 正面 | 明らかに外旋 | 下腿の連続性が断たれる、開放骨折になりやすい |
| 腓骨骨幹部骨折(単独) | 正面 | ほぼ変化なし | 脛骨が支柱として残り歩行可能なこともある |
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