学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ33P106
理由で解く 柔道整復師
スナッフボックスの腫脹・圧痛と第1・2中手骨の軸圧痛は舟状骨骨折を示す。固定が長期に及ぶため、固定範囲外の手指は積極的に動かしてもらうのが正しい。
舟状骨は遠位側から近位へ向かって血液が流れ込む構造のため、腰部や近位部で折れると近位骨片が阻血に陥り、遷延癒合・偽関節・近位骨片の壊死を起こしやすい。そのため固定期間が長く、その間の関節拘縮・筋萎縮・浮腫を防ぐ配慮が欠かせない。固定は母指を含めた手関節固定で、前腕近位1/3付近から手部まで及び、母指はMP関節を越えてIP関節手前までを含める。肢位は手関節軽度背屈・橈屈位とし、金属副子は前腕掌側にあてる。受傷直後のエックス線では骨折線が写らないことも多いので、所見がそろえば骨折として扱い、医療機関での再検査を勧める。
| 項目 | 正しい対応 | 誤りやすい対応 |
|---|---|---|
| 母指の固定範囲 | MP関節を越えIP関節手前まで | MP関節の手前まで |
| 副子の位置 | 前腕掌側 | 背側 |
| 手関節の肢位 | 軽度背屈・橈屈 | 軽度掌屈・橈屈 |
| 固定外の関節 | 積極的に自動運動 | 安静にして動かさない |
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