学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §20 各論(脱臼) 下肢 / QJ31P096
理由で解く 柔道整復師
膝蓋骨脱臼は圧倒的に外側脱臼で、膝を伸ばすと自然に整復されるものが多い。来所時にはすでに戻っていることが少なくない。
膝蓋骨は大腿四頭筋腱と膝蓋腱に挟まれ、Q角に沿って外方へ引かれる力を常に受けている。全身関節弛緩性、外反膝、膝蓋骨高位、大腿骨滑車の形成不全といった素因があると、膝屈曲+下腿外旋の動作で膝蓋骨が外側へ外れる。好発は思春期から若年の女性で、スポーツ中の非接触性の受傷が多い。転倒などで膝が伸びると大腿四頭筋の張力で滑車溝へ戻るため、本人は「膝が外れて戻った」と訴えることが多い。整復されていても内側膝蓋大腿靱帯の損傷による関節血症や内側部の圧痛が残るので、腫脹と圧痛を確認したうえで固定を行い、内側広筋を中心とした大腿四頭筋強化で再脱臼予防につなげる。
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