学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §23 各論(軟部組織損傷) 下肢 / QJ30P101
理由で解く 柔道整復師
有痛性外脛骨は足部内側にある過剰骨(副舟状骨)に由来する障害で、足背部の骨折が原因ではありません。誤りは2です。
外脛骨は、足の舟状骨の内側に生じる過剰骨(副舟状骨)で、日本人の15〜20%程度にみられる正常変異です。ここには後脛骨筋腱が付着するため、スポーツ活動が盛んな10代を中心に、後脛骨筋の牽引や靴による直接の圧迫、内側縦アーチの低下が重なると、線維性・軟骨性の結合部に炎症が生じて痛みを訴えます(有痛性外脛骨)。骨折によって新たにできる骨片ではなくもともとある骨である点、そして部位が足背ではなく足部内側である点が、本問の二重の引っかけです。対応は、まず運動量の調整とアイシング、後脛骨筋のストレッチ、足底挿板による内側縦アーチの支持といった保存療法から進め、痛みが持続する例では医師の診察につなぎます。
| 項目 | 有痛性外脛骨 | 有痛性三角骨 |
|---|---|---|
| 過剰骨の部位 | 舟状骨の内側(足部内側) | 距骨後方(足関節後方) |
| 関与する腱 | 後脛骨筋腱 | 長母趾屈筋腱 |
| 疼痛の誘発 | 足部内側の圧迫、後脛骨筋の収縮 | 足関節の底屈強制 |
| 好発 | 10代のスポーツ選手 | バレエ、サッカーなど底屈を繰り返す競技 |
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