学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §23 各論(軟部組織損傷) 下肢 / QJ30P102
理由で解く 柔道整復師
バニオン(母趾滑液包炎)ができるのは第1中足骨頭の内側である。第5中足骨頭外側にできる同様の膨隆はバニオネットと呼ばれ、内反小趾でみられる別の病態である。
外反母趾は、第1中足骨が内反し、母趾基節骨が外反する変形で、その結果として第1中足骨頭の内側が内方へ突出する。突出部が靴に繰り返し当たると滑液包に炎症が起こり、発赤・腫脹・疼痛を伴うバニオンとなる。多くは横アーチの低下した開張足を伴い、荷重が第2・3中足骨頭に集中するため、その底側に胼胝ができて前足部痛の原因となる。保存療法では、横アーチを支える足底板、幅と深さに余裕があり足趾を圧迫しない靴の選択、母趾外転筋を意識した足趾の運動、夜間装具などを組み合わせる。関節可動域制限が強い例や疼痛が生活を妨げる例では、手術も選択肢になるため医師と連携する。
| 項目 | 外反母趾 | 内反小趾 |
|---|---|---|
| 変形部位 | 第1MTP関節(母趾が外反) | 第5MTP関節(小趾が内反) |
| 突出部 | 第1中足骨頭 内側 | 第5中足骨頭 外側 |
| 滑液包炎の呼称 | バニオン | バニオネット(テーラーズバニオン) |
| 共通する背景 | 開張足(横アーチ低下)、足に合わない靴 | |
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