学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §23 肩腱板損傷の診察 / QJ30A024
理由で解く 柔道整復師
棘上筋(腱板)を調べるのはインピンジメントサイン・ペインフルアークサイン・ドロップアームサインです。リフトオフテストは肩甲下筋の検査なので、これが設問の答えになります。
腱板は棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つで構成され、それぞれに対応する徒手検査があります。棘上筋は肩峰と上腕骨大結節の間で挟まれやすく、外転の途中(およそ60〜120度)で痛む有痛弧、他動的に挙上した位置を保てず落ちてしまうドロップアーム、内旋位で他動挙上して大結節を肩峰下に衝突させるインピンジメントサインが陽性となります。一方リフトオフテストは背中に手の甲をつけ、そこから手を腰から離せるかをみる検査で、内旋作用をもつ肩甲下筋の機能を評価します。徒手検査は1つの陽性で断定せず、圧痛部位・自動運動・抵抗運動の所見を組み合わせて判断し、断裂が疑われる場合は画像評価のため医師につなげます。
| 検査法 | 主な標的 | 操作の要点 | 陽性所見 |
|---|---|---|---|
| インピンジメントサイン | 棘上筋腱・肩峰下滑液包 | 肩甲骨を押さえ、内旋位で他動的に挙上 | 挙上途中の疼痛 |
| ペインフルアークサイン | 棘上筋腱 | 自動外転させ、痛む角度を確認 | 外転60〜120度で疼痛(その前後は軽快) |
| ドロップアームサイン | 棘上筋(断裂) | 他動的に外転90度へ挙げ、保持を指示 | 保持できず落下する |
| リフトオフテスト | 肩甲下筋 | 背部に手の甲をつけ、腰から離させる | 離せない・力が入らない |
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