学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §23 肩腱板損傷の診察 / QJ30A025
理由で解く 柔道整復師
インピンジメントの確認は、肩関節を内旋位にしたまま他動的に挙上し、大結節を肩峰・烏口肩峰靱帯に衝突させて疼痛が出るかをみます。
肩を内旋させると大結節が前上方を向き、挙上の途中で肩峰下に潜り込む余地が小さくなります。この状態で他動的に挙げると棘上筋腱と肩峰下滑液包が肩峰下で挟まれ、疼痛が誘発されます(ニアテスト)。検者は患側の後方に立ち、一方の手で肩甲骨を上から押さえて肩甲骨の代償的な回旋を止め、もう一方の手で上肢を挙上します。自動運動にすると患者が痛みを避けて肩甲骨を早期に動かしてしまい、判定が不確かになるため他動で行います。陽性のときは無理に反復せず、疼痛の程度と可動域を記録し、必要に応じて医師の診察につなげます。
| 項目 | ニアテスト | ホーキンス・ケネディテスト |
|---|---|---|
| 検者の位置 | 患側の後方 | 患者の前方または側方 |
| 肢位 | 肩内旋位 | 肩屈曲90度・肘屈曲90度 |
| 操作 | 肩甲骨を押さえ、他動的に挙上 | その位置から他動的に内旋させる |
| ぶつかる場所 | 大結節と肩峰・烏口肩峰靱帯 | 大結節と烏口肩峰靱帯 |
| 陽性所見 | 挙上途中の疼痛 | 内旋時の疼痛 |
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