学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §11 総論 初期の施術 / QJ28P079
理由で解く 柔道整復師
RICEのCはCompression(圧迫)です。外から圧を加えて出血と滲出を抑え、腫脹・浮腫を最小限にとどめることが目的です。
RICEはRest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字で、急性期の目的は共通して「出血と腫脹を抑えること」にあります。そのうち圧迫は最も直接的な手段で、損傷部の外から圧を加えることで破れた血管からの出血と血管外への滲出を機械的に抑えます。腫脹が小さく済めば組織内圧の上昇による二次的な循環障害・疼痛・可動域制限が軽くなり、その後の回復が早まります。実施ではパッドで損傷部を局所的に圧迫しながら弾性包帯を末梢から中枢へ向けて巻き、冷却と併用します。巻いたあとは末梢の色調・冷感・しびれ・爪床の再充満時間を確認し、締めすぎのサインがあれば直ちに巻き直します。挙上を組み合わせて静脈還流を助けると、圧迫の効果がさらに高まります。
| 記号 | 処置 | 主な目的 |
|---|---|---|
| R | Rest(安静) | 損傷の拡大防止、出血と疼痛の軽減 |
| I | Icing(冷却) | 代謝低下による二次的低酸素障害の抑制、疼痛・出血の軽減 |
| C | Compression(圧迫) | 出血・滲出の抑制 → 腫脹(浮腫)の抑制 |
| E | Elevation(挙上) | 静脈還流の促進 → 腫脹の軽減 |
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