学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §11 総論 初期の施術 / QJ27P081
理由で解く 柔道整復師
膝内側側副靱帯損傷には、大腿から下腿までを筒状に包んで膝の外反・回旋を制するシリンダーキャストが用いられる。
固定具は「どの関節をどこまで止める必要があるか」で選ぶ。シリンダーキャストは大腿中央部から足関節上までを膝軽度屈曲〜伸展位で包む筒状ギプスで、膝の外反と回旋を抑えて内側側副靱帯にストレスがかからないようにしつつ、足関節は自由に動かせるので足部の循環と筋ポンプが保たれる。ハンギングキャストは上腕骨骨幹部骨折に用い、ギプス自体の重みで持続牽引をかける方法。PTB(膝蓋腱支持)キャストは膝蓋腱に体重をあずけて下腿骨骨幹部骨折の免荷を図る装具。ショートアームキャストは肘を含まないため前腕の回旋を止められない。それぞれ「止めたい動き」と対応づけて覚えるとよい。
| 固定法 | 主な適応 | 止めたい動き |
|---|---|---|
| シリンダーキャスト | 膝内側側副靱帯損傷 | 膝の外反・回旋 |
| ハンギングキャスト | 上腕骨骨幹部骨折 | 短縮転位(自重で牽引) |
| ロングアームキャスト | 前腕骨骨折・ガレアジ骨折 | 前腕の回旋 |
| PTBキャスト | 下腿骨骨幹部骨折 | 骨折部への荷重 |
| 8字帯・デゾー包帯 | 鎖骨骨折 | 肩の前方転位・短縮 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。