学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / リハビリテーション医学 ▸ §5 リハビリテーションの治療 / QJ28P020
理由で解く 柔道整復師
ハーネスで肩甲帯・上腕の動きを受け、ケーブルを介して手先具を開閉させる義手が体内力源義手(能動義手)である。
義手は目的と力源で分類する。装飾用義手は外観の回復が目的で、可動する機構をもたない。作業用義手は断端ソケットの先に作業具(フック、万力、皿型、工具ホルダーなど)を直接装着し、農作業や工具の保持といった力仕事に用いる。能動義手(体内力源義手)は、肩甲骨の外転・下制や上腕の屈曲といった装用者自身の身体運動をハーネス(背中や肩に回すベルト)で受け止め、コントロールケーブルを介して手先具(フックやハンド)の開閉、および肘継手の屈曲・ロックを操作する。力源が装用者自身の筋・関節運動であるため「体内力源」と呼ぶ。これに対し、バッテリーとモーターという身体の外にある力を用いるのが体外力源義手で、残存筋の表面筋電位を検出して制御する筋電義手が代表である。体内力源義手には、ケーブルの張力を通して把持力の手応えが伝わる(フィードバックが得られる)、比較的軽量で故障が少なく水濡れにも強い、という利点がある。
| 種類 | 力源 | 操作方法 | 主な目的 |
|---|---|---|---|
| 装飾用義手 | なし | 可動機構なし | 外観の回復、軽い支え |
| 作業用義手 | なし(体幹・上肢の力) | 作業具を直接装着 | 力仕事・特定作業 |
| 体内力源義手(能動義手) | 装用者自身の身体運動 | ハーネス+ケーブル | 把持・実用動作 |
| 体外力源義手(筋電義手など) | バッテリー+モーター | 筋電位などで制御 | 把持・巧緻動作 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。