学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §19 肘関節後方脱臼の診察および整復 / QJ28A016
理由で解く 柔道整復師
肘関節後方脱臼では尺骨が後上方へ転位するため、前腕が短く見える。正答は3。
肘関節後方脱臼は、肘を伸展位にして手をついた際に前腕が上腕に対して後方へずれるもので、肘関節脱臼の大多数を占める。肘頭が後方へ高く突出し、上腕骨遠位端は前方に触れる。前腕全体が近位へ移動するため、外見上は前腕が短く、上腕が相対的に長く見える。肘は30〜40度程度の軽度屈曲位で弾発性固定され、自動運動はできない。肘頭と内側・外側上顆でつくるヒューター三角も乱れるため、これが保たれる上腕骨顆上骨折との鑑別点になる。
| 所見 | 肘関節後方脱臼 | 上腕骨顆上骨折(伸展型) |
|---|---|---|
| ヒューター三角 | 乱れる | 保たれる |
| 固定肢位 | 30〜40度屈曲位で弾発性固定 | 弾発性固定はない |
| 前腕長 | 短縮して見える | 上腕長が短縮して見える |
| 軋轢音 | なし | あり |
| 好発年齢 | 青壮年に多い | 小児に多い |
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