学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §21 肘内障の診察および整復 / QJ28A017
理由で解く 柔道整復師
肘内障は橈骨頭が輪状靱帯から亜脱臼した状態で、前腕を回外させようとすると疼痛が強まる。正答は2。
肘内障は幼小児が手を急に引っ張られた際に生じる。橈骨頭が輪状靱帯を滑り抜け、靱帯の一部が腕橈関節に挟まった状態になるのが病態である。子どもは前腕回内・肘軽度屈曲位で上肢を下げたまま動かそうとしないが、腫脹や変形はほとんど認められず、圧痛は橈骨頭部に限局する。回外させる動きは挟まった輪状靱帯を緊張させるため疼痛が増強し、逆にこの回外操作が整復にも用いられる。腫脹や変形が明らかな場合、受傷機転が合わない場合は骨折を疑い、整復操作を急がずに医療機関へ紹介する。
| 所見 | 肘内障 | 肘周辺骨折 |
|---|---|---|
| 腫脹 | ほとんどない | 明らかに認める |
| 変形 | なし | あることが多い |
| 圧痛 | 橈骨頭部に限局 | 骨折部に限局し強い |
| 受傷機転 | 手を引っ張られた | 転倒・打撲など強い外力 |
| 対応 | 徒手整復が可能 | 固定のうえ医療機関へ紹介 |
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