学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §10 上腕骨骨幹部三角筋付着部より遠位骨折の固定 / QJ28A007
理由で解く 柔道整復師
三角筋付着部より遠位の骨幹部骨折では、近位骨片が三角筋に引かれて外転するため、これに合わせて肩関節を外転位で固定する。正答は1。
上腕骨骨幹部骨折の転位は、骨折線が三角筋付着部の近位にあるか遠位にあるかで様相が変わる。付着部より遠位で折れた場合、近位骨片は三角筋に引かれて外転位をとり、遠位骨片は上腕三頭筋・上腕二頭筋の作用で上方(近位)へ引き上げられて短縮する。固定は「動かせない近位骨片に遠位骨片を合わせる」のが原則なので、肩関節を外転位に保つ必要がある。具体的には肩関節をおよそ70〜80度外転、水平屈曲30〜40度程度、肘関節を約90度屈曲、前腕は中間位とするのが標準的な肢位とされる。
| 骨折部位 | 近位骨片 | 遠位骨片 | 固定の考え方 |
|---|---|---|---|
| 三角筋付着部より近位 | 大胸筋等により内方へ | 三角筋により外上方へ | 肩は内転寄りの肢位で合わせる |
| 三角筋付着部より遠位 | 三角筋により外転 | 上腕三頭筋・二頭筋により上方転位・短縮 | 肩を外転位(約70〜80度)にして合わせる |
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