学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §11 総論 初期の施術 / QJ26P100
理由で解く 柔道整復師

踵の固定を目的とするテーピングはヒールロック(踵を内外から斜めに回し込んで踵骨を挟み込む巻き方)で、公表正答はcである。図の各テープの走行から制動部位を読み取る問題である。
本問は、図に示された各テーピングのテープの走行を見て、どの部位を制動しているかを読み取る問題である。判定基準は一つで、「踵の内側(または外側)から足底を通して反対側へ斜めに回り込み、踵骨を左右から挟み込む走行をとっているか」。この走行をとるものがヒールロックであり、踵骨そのものの動き(内がえし・外がえし)を止める。逆にこの走行をとらないテーピングは、たとえ足関節周囲に巻かれていても踵の固定を目的とするものではない。一般論として足関節周囲のテーピングは目的ごとに走行が決まっており、アンカーは下腿遠位と足部に輪状に巻いて他のテープを留める土台、スターアップは下腿内側から足底を通って外側へ縦に渡して内がえし・外がえしを制動、フィギュアエイトは足背と足関節を8の字に回して足関節全体を安定させる。いずれも踵骨を左右から直接挟み込む走行ではないため、踵の固定という目的には当たらない。テーピングは目的(どの動きを止めたいか)を明確にし、循環障害やしびれが出ないよう圧と巻き方を調整しながら行う。
| 手技 | テープの走行 | 主な目的 |
|---|---|---|
| アンカー | 下腿遠位と足部に輪状に巻く | 他のテープを留める土台 |
| スターアップ | 下腿内側→足底→下腿外側へ縦に渡す | 内がえし・外がえしの制動 |
| ヒールロック | 踵の内側/外側から足底を通し斜めに回し込む | 踵骨(踵部)の固定 |
| フィギュアエイト | 足背と足関節を8の字に回す | 足関節全体の安定 |
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