学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §7 体温とその調節 / QJ25A066
理由で解く 柔道整復師
熱の放散を増やすのは発汗である。汗が蒸発するときに奪う気化熱を利用しており、外気温が体温より高い状況でも働く唯一の放熱経路である。
体温調節中枢は視床下部(視索前野・前視床下部)にあり、熱の産生と放散のバランスを調節している。放散の経路は輻射・伝導・対流・蒸発の4つで、前の3つは体表と環境の温度差があってこそ成り立つ。暑いときはまず皮膚血管を拡張して皮膚血流を増やし、輻射や対流で熱を逃がす。それでも足りないとエクリン汗腺(交感神経コリン作動性線維の支配)から汗を出し、水1gあたり約0.58kcalの気化熱で体を冷やす。反対に寒いときは皮膚血管を収縮させて放散を抑え、ふるえや非ふるえ熱産生で熱を作る。設問が「産生」と「放散」のどちらを問うているかを読み分けるのがこの型の問題のコツである。
| 熱産生を増やす | 熱放散を増やす | |
|---|---|---|
| 主な反応 | ふるえ、非ふるえ熱産生(褐色脂肪)、食事誘発性熱産生 | 発汗、皮膚血管拡張 |
| 働く場面 | 寒冷時、食後 | 暑熱時、運動後 |
| 関わるホルモン等 | 甲状腺ホルモン、アドレナリン | 交感神経コリン作動性線維(エクリン汗腺) |
| 皮膚血管 | 収縮(放散を抑える) | 拡張(放散を促す) |
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