学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §6 栄養と代謝 / QJ25A067
理由で解く 柔道整復師
肝細胞は血中のグルコースを取り込み、グリコーゲンとして合成・貯蔵する。空腹になればこれを分解して血糖を保つため、肝は血糖の緩衝装置として働く。
食後、小腸で吸収されたグルコースは門脈を通ってまず肝臓に届く。肝細胞ではグルコキナーゼによってグルコース-6-リン酸となり、UDP-グルコースを経てグリコーゲンに組み上げられる(インスリンが促進)。肝のグリコーゲンは成人で約100g、筋には約250gあるが、骨格筋はグルコース-6-ホスファターゼをもたないため、グリコーゲンを分解してもグルコース-6-リン酸から先へ進めず、自分の収縮に使うだけで直接には血糖にならない。貯蔵したグリコーゲンをグルコースとして血中へ放出できるのは肝である(同酵素は肝のほかに腎の近位尿細管と小腸粘膜にもあり、絶食が長引けばこれらも糖新生でつくったグルコースを血中へ送る)。肝グリコーゲンは絶食12〜18時間ほどで底をつき、その後は糖新生が血糖維持の主役となる。
| 肝グリコーゲン | 筋グリコーゲン | |
|---|---|---|
| 量の目安 | 約100g | 約250g |
| グルコース-6-ホスファターゼ | あり | なし |
| 血糖への放出 | できる | できない |
| 使いみち | 全身の血糖維持 | その筋自身の収縮エネルギー |
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