学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §35 包帯法 / QJ25A023
理由で解く 柔道整復師
亀甲帯です。関節部で8字を描いて巻くため、関節を曲げたまま被覆でき、屈伸してもずれにくいのが特徴です。
包帯法は、巻く部位の形と目的で使い分けます。太さがほぼ一定の部位は螺旋帯、末梢へ向かって太さが変わる円錐状の部位は折転帯、巻き始めと巻き終わりの固定は環行帯です。関節部は屈伸によって屈側と伸側で皮膚の伸び方が大きく異なるため、単純に螺旋で巻くと屈側がたるみ、伸側が食い込んでしまいます。亀甲帯は関節の中央をはさんで上下交互に8字を描くので、周長の小さい関節の屈側では包帯が交差して一点に収束し、周長の大きい伸側では扇状に広がって亀の甲羅のように重なります。これが「亀甲帯」という名の由来であり、この構造が、関節を屈曲位に保ったまま関節部を被覆・保持することを可能にしています。肘・膝・踵に用い、関節中央から上下へ広げる離開(遠心性)亀甲帯と、上下から中央へ集める集合(求心性)亀甲帯があります。
| 包帯法 | 巻き方 | 適する部位・目的 |
|---|---|---|
| 亀甲帯 | 関節中央をはさんで上下交互に8字を描く(屈側で交差・収束、伸側で扇状に広がる) | 肘・膝・踵。関節運動を保持しながら被覆・固定 |
| 螺旋帯 | 幅の1/2〜1/3を重ねて斜めに巻き上げる | 上腕・大腿など太さの変化が少ない部位 |
| 折転帯 | 包帯を折り返して余りを処理する | 前腕・下腿など末梢へ太さが変わる部位 |
| 環行帯 | 同一部位に重ねて巻く | 巻き始め・巻き終わりの固定、被覆の補強 |
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