学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §35 包帯法 / QJ28A032

理由で解く 柔道整復師

QJ28A032 必修問題

出典:第28回柔道整復師国家試験(2020)午前 問32
問題
巻軸包帯を図に示す。矢印部の名称はどれか。
図
選択肢
1 帯頭
2 帯身
3 帯表
4 帯尾
解答
正解1(帯頭)
解説

巻軸包帯のうち、巻き重なって円柱状になっている部分を帯頭という。正答は1。

巻軸包帯は、巻いてある塊である帯頭、そこから伸びて実際に患部を覆う帯身、巻き始めの自由端である帯尾の3つに分けて呼ぶ。これに対して帯表・帯裏は、包帯という布の一方の面と他方の面に付けられた名称であり、部位を指す語ではない。名称を覚える意味は、包帯法の手順を言葉で正確に共有できるようにすることにある。実技では帯頭を手掌に握り、帯尾を患部に当てて母指で押さえ、帯頭を体表に接するように転がして巻き進める、という具合に、握る側と押さえる側を区別して説明できる。

✓ 1. 正しい
帯頭
図の矢印は、包帯が巻き重なって円柱状になっている部分を指している。ここが帯頭で、巻く際に手で握って転がしていく側にあたる。
✗ 2. 誤り
帯身
帯身は帯頭と帯尾の間の、伸ばして患部を覆う本体部分を指す名称であり、巻き重なった塊そのものではない。
✗ 3. 誤り
帯表
帯表は部位ではなく面の名称。巻軸帯の一方の面を帯表、他方を帯裏と呼び、いずれも包帯の部位を指す語ではないため、矢印部(部位)を問う設問の答えにはならない。
✗ 4. 誤り
帯 尾
帯尾は巻き始めの端、すなわち巻軸のいちばん外側にある自由端を指す。巻きはじめに患部へ当てて母指で押さえる部分であり、巻き重なった塊とは反対側になる。
ポイント
  • 帯頭=巻き重なって円柱状になった部分。手で握って転がす側。
  • 帯尾=巻き始めの自由端。最初に患部へ当てて押さえる側。
  • 帯身=帯頭と帯尾の間の、患部を覆う本体部分。
  • 帯表・帯裏は部位ではなく面の名称。部位を問う設問の答えにはならない。
  • 「握るのが帯頭、押さえるのが帯尾」と操作に結び付けると取り違えない。
比較表
名称指す部分実技での役割
帯頭巻き重なった円柱状の塊手掌に握り、体表に接するように転がす
帯身帯頭と帯尾の間の本体部分患部を覆い圧を加える
帯尾巻き始めの自由端巻きはじめに患部へ当て母指で押さえる
帯表/帯裏面の名称(部位ではない)面の名称のため、部位を問う設問の答えにならない
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