学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §34 下腿骨骨幹部骨折の固定 / QJ34A038
理由で解く 柔道整復師
下腿骨骨幹部骨折で用いられるのはPTB(膝蓋腱支持)キャストで、膝蓋腱と脛骨顆部で体重を受けながら早期の荷重歩行を可能にする。
PTBはpatellar tendon bearing(膝蓋腱支持)の略で、もともとは下腿切断者の義足ソケットの荷重方式を骨折治療に応用したものである。膝蓋腱と脛骨顆部で体重の一部を受け止め、同時に下腿の軟部組織を全周から圧迫して筋を一種の内圧支持として使うことで、骨折部の短縮や回旋を抑える。この機能的装具療法(Sarmiento法)では、荷重による軸圧刺激が仮骨形成を促し、膝関節と足関節を動かせるので関節拘縮や筋萎縮も防げる。適応は骨癒合が進んで転位の危険が小さくなった時期で、転位が大きい例や不安定な骨折には用いない。他の3つは麻痺や変形による歩行障害に対して足関節・膝関節の動きを制御する装具で、骨折部の荷重支持を目的としたものではない。
| 器具 | 覆う範囲 | 主な目的・適応 |
|---|---|---|
| PTBキャスト | 膝蓋腱下〜足部 | 下腿骨骨幹部骨折の荷重支持と早期歩行 |
| 長下肢装具 | 大腿〜足部 | 下肢麻痺、膝の支持性低下 |
| 靴型金属支柱付短下肢装具 | 下腿〜靴 | 足関節の変形・麻痺による歩行障害 |
| プラスチック型短下肢装具 | 下腿〜足部 | 下垂足などの背屈補助 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。