学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ24P102
理由で解く 柔道整復師
ギプス除去後の後療法で最も注意すべきは3の骨化性筋炎。
上腕骨顆上骨折は小児に最も多い肘の骨折で伸展型が大部分を占める。受傷直後から48時間以内はフォルクマン拘縮(前腕のコンパートメント症候群)が最大の警戒事項だが、本例は受傷後3週でピンニングとギプス固定を終え、これから後療法に入る段階である。この時期に問題となるのは、肘関節周囲の血腫や損傷した軟部組織(特に上腕筋)に骨組織が形成される骨化性筋炎で、痛みを我慢させる強い他動運動やもみほぐすようなマッサージが誘因となる。後療法は疼痛のない範囲での自動運動を主体とし、日常生活動作を利用して可動域を少しずつ広げ、腫脹・熱感・可動域の悪化が出れば運動量を落として主治医に相談する。
| 時期 | 主な合併症 | 対応の要点 |
|---|---|---|
| 受傷〜48時間 | フォルクマン拘縮、神経・血管損傷 | 5Pの観察、直ちに医師へ |
| 固定期 | 変形治癒(内反肘) | 整復位の維持、定期的な確認 |
| 後療法期 | 骨化性筋炎 | 自動運動主体、強い他動運動を避ける |
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