学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ24P101
理由で解く 柔道整復師
受傷から5か月たっても疼痛と浮腫が続く点から、2の反射性交感神経性ジストロフィーが考えられる。
反射性交感神経性ジストロフィー(RSD、現在は複合性局所疼痛症候群〈CRPS〉type Iとも呼ばれる)は、外傷の程度に見合わない持続する疼痛に加え、腫脹・浮腫、皮膚の色調変化、発汗異常、皮膚温の左右差、関節拘縮を示し、進行すると単純エックス線で斑状の骨萎縮(ズデック骨萎縮)が現れる。骨折や捻挫のあとの長期固定・不動、疼痛への恐怖が悪循環をつくることが背景にある。後療法は疼痛の出ない範囲での自動運動と段階的な荷重、温熱や交代浴、皮膚への感覚入力を組み合わせ、動かしながら痛みを減らす方針で進め、経過を記録して主治医と共有する。
| 時期 | 踵骨骨折で問題となるもの |
|---|---|
| 急性期(数時間〜数日) | 足部コンパートメント症候群、腫脹・水疱 |
| 治癒過程 | ベーラー角の減少、踵の扁平化・幅の増大 |
| 遷延期(数か月) | RSD(CRPS type I)、距骨下関節の可動域制限、疼痛性跛行 |
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