学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §20 各論(脱臼) 下肢 / QJ24P093
理由で解く 柔道整復師
膝蓋骨外側脱臼はQ角の増大などを素因として起こり、膝を伸ばすと自然に整復されることが多い。整復後も内側の支持機構が緩んでいるためアプリヘンションサインが陽性となる。正しいのは4。
大腿四頭筋の牽引方向と膝蓋腱の走行がなす角(Q角=上前腸骨棘−膝蓋骨中心−脛骨粗面)が大きいほど、膝蓋骨には外側へ引かれる力が強く働く。Q角増大に加え、外反膝、大腿骨外側顆の低形成、膝蓋骨高位、全身関節弛緩性、内側広筋斜走線維の筋力低下などが発生素因となり、女性や10代に多い。多くは膝屈曲位でのひねり動作で外側へ脱臼するが、膝を伸展させると大腿四頭筋の作用線がまっすぐになり、そのまま自然整復されることが多い。このため来所時にはすでに整復済みで「膝がずれて戻った」という訴えだけのことも珍しくない。しかし内側膝蓋大腿靱帯の損傷や骨軟骨骨折、関節血症を残していることがあるため、経過が軽くみえても医師の画像評価につなぐ。
| 用語 | 意味 | 膝蓋骨での例 |
|---|---|---|
| 外傷性脱臼 | 明らかな外力による初回の脱臼 | 着地やひねりで外側へ脱臼 |
| 反復性脱臼 | 初回後、軽微な外力で繰り返す | スポーツ動作のたびに外れる |
| 習慣性脱臼 | 決まった肢位・動作をとると必ず脱臼する | 屈曲していく一定の角度で毎回外れる |
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