学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §20 各論(脱臼) 下肢 / QJ24P092
理由で解く 柔道整復師
大転子がローゼル・ネラトン線より高位となるのは1の腸骨脱臼。
ローゼル・ネラトン線は上前腸骨棘と坐骨結節を結んだ線で、正常では大転子の頂点がこの線上にある。骨頭が寛骨臼から後上方(腸骨翼の外面)へ移動する腸骨脱臼では大腿骨全体が上方へ引き上げられるため、大転子は線より上に触れ、下肢は短縮し、股関節は屈曲・内転・内旋位に弾発性固定される。前方脱臼では骨頭が前方へ移動して大転子はむしろ触れにくくなり、中心性脱臼では骨頭が骨盤内へ入り込む。
| 型 | 肢位 | 下肢長 | 大転子 |
|---|---|---|---|
| 腸骨脱臼 | 屈曲・内転・内旋 | 短縮 | 線より高位 |
| 坐骨脱臼 | 著明な屈曲・内転・内旋 | 短縮 | ほぼ線上 |
| 恥骨上脱臼 | 伸展・外転・外旋 | ほぼ不変 | 高位でない |
| 恥骨下脱臼 | 屈曲・外転・外旋 | 延長 | 高位でない |
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