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教科書ドリル 生理学 第13章

G. 平衡感覚

第13章 感覚 全6問

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平衡感覚の機能と受容の仕組みに関する記述として正しいのはどれか。

1平衡感覚は音の周波数を感知する感覚で、蝸牛のコルチ器で受容される。
2平衡感覚は重力に対する頭の向きや直線・回転運動の加速度を感知する感覚であり、内耳の前庭器官で受容される。静的平衡感覚は耳石器(卵形嚢・球形嚢)が頭の向きを検出して担い、動的平衡感覚は3つの半規管が回転を検出して担う。
3平衡感覚は皮膚の機械受容器で受容され、前庭器官は関与しない。
4平衡感覚は味覚と同じ化学感覚であり、前庭神経は関与しない。

解答2

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平衡感覚を受容する前庭器官の3構造と、それが感受する刺激(加速度の種類)の組み合わせとして正しいのはどれか。

1半規管:垂直方向の直線加速度/卵形嚢 ― 回転加速度/球形嚢 ― 水平方向の直線加速度
2半規管(前・後・外側の3対):回転加速度(角加速度)/卵形嚢 ― 水平方向(前後・左右)の直線加速度および重力/球形嚢 ― 垂直方向(上下)の直線加速度および重力
3半規管:音の高さ/卵形嚢 ― 音の強さ/球形嚢 ― 音色
4半規管:光刺激/卵形嚢 ― 振動刺激/球形嚢 ― 温度刺激

解答2

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半規管に関する記述として正しいのはどれか。

1半規管は1本のみで、水平方向の直線加速度のみを感受する。
2半規管は前半規管・後半規管・外側(水平)半規管の3つからなり互いにほぼ直交する。各管の膨大部の膨大部稜に有毛細胞が並び、その上を覆うクプラ(ゼラチン様物質)が内リンパの相対的流動によってたわむと有毛細胞が刺激され、回転加速度(角加速度)を検出する。
3半規管の有毛細胞は耳石(平衡砂)に覆われ、直線加速度を感受する。
4半規管は骨迷路内にあるが前庭神経の支配は受けず、蝸牛神経から直接線維を受ける。

解答2

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平衡感覚の伝導路に関する記述として正しいのはどれか。

1前庭神経→蝸牛神経核→内側膝状体→聴覚野
2前庭器官の有毛細胞の興奮は、**前庭神経**(前庭神経節に細胞体を持つ/内耳神経VIII前庭枝)で脳幹の**前庭神経核**に伝わり、そこから①外眼筋運動核(前庭動眼反射)・小脳・脊髄に連絡して眼球運動と姿勢調節の反射を起こす一方、②視床を介して大脳皮質感覚野(体性感覚野近傍)に投射して平衡感覚を生じる。
3前庭神経→下丘→外側膝状体→視覚野
4前庭神経は中枢には投射せず、内耳内で完結する反射系のみを形成する。

解答2

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耳石器(卵形嚢・球形嚢)の構造と機能の組み合わせとして正しいのはどれか。

1卵形嚢:垂直方向の直線加速度(上下)/球形嚢 ― 水平方向の直線加速度(前後・左右)
2卵形嚢:水平方向(前後・左右)の直線加速度および重力に対する頭の向き/球形嚢 ― 垂直方向(上下)の直線加速度および重力/共通 ― 平衡斑上に有毛細胞が並び、その上を平衡砂(耳石、炭酸カルシウム微細結晶)が覆う/刺激 ― 加速度により有毛細胞と耳石のずれで有毛細胞がたわむ
3卵形嚢・球形嚢:回転加速度のみを感受する/耳石 ― リン酸カルシウム結晶
4卵形嚢・球形嚢:音の高さを感知するコルチ器を含む/耳石 ― 内リンパそのもの

解答2

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前庭動眼反射(vestibulo-ocular reflex:VOR)の成立機序を、関与する構造名を挙げて簡潔に述べよ。

解答頭部が回転すると、3半規管の膨大部稜で有毛細胞が刺激され、その興奮が前庭神経(内耳神経VIII前庭枝)→前庭神経核に伝わる。前庭神経核から内側縦束を介して外眼筋の運動核(動眼神経核・滑車神経核・外転神経核)に連絡し、頭部の回転方向と反対向きに眼球を動かして視線を空間上の一点に固定する。これが前庭動眼反射であり、頭を動かしても像がぶれずに保てる仕組みの基盤である。

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